炎の祭り | ねことアートと彩ある暮らし

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猫を愛で 好きなものに囲まれて
今日を愉しむ絵描きのブログ

特別な思いだったり、宗教的な意味もあったり、で、

 

思いもよらないような光景を目の当たりにすることがある世界各国のお祭り。

 

その『思いもよらない』激しさを誇るのが今回のお祭りです。

 

『世界○大なんとか』ってよく言うけれど、

 

今回のはスペイン3大お祭りの一つ。

 

まず一つは、4月の行われる、牛や豚の畜産見本市が起源の『セビリアの春祭り』

 

フラメンコ姿の女性と伝統的なジャケット姿の男性が、

 

飲んだり食べたり歌ったりというお祭り。

 

そしてもう一つは、7月に行われる『パンプローナの牛追い祭り』

 

牛を闘牛場まで追い込んだのが始まりとされていますが、

 

今ではその牛が街を走るというかなり過激なお祭りのようです。

 

そして最後の一つ、今回私が描いたのは、

 

『サンホセの火祭り』

 

スペインのバレンシアで3月に開催されるお祭りです。

 

3月19日はバレンシアの守護聖人で、

 

イエスの義父である大工のヨセフ(スペイン語でサン・ホセ)の日。

 

この日を祝うために、毎年3月15日~19日まで行われるお祭りなんですよ。

 

このお祭りも激しくて、

 

お祭りが始まる数週間前から、大小様々な張りぼて人形を作り、

 

人気投票が行われ、

 

1位以外の人形たちは、火祭りの日に焼かれてしまうという。

 

『焼かれないためには1位を取れ!』と。

 

そしてさらに驚いたのは、バレンシア市民、実は無類の爆竹好きだということ。

 

お祭り期間中はいたるところで爆竹がなっていて、

 

一晩中鳴り響く爆竹の音に耐えられず、逃げ出す地元っ子もいるほど。

 

なんでも子供用爆竹(←どういう基準なのか?)があり、

 

1歳くらいから爆竹を投げて遊ぶんだとか。

 

昔、『子供は私の作品です』という言葉を聞いたことがありますが、

 

良い悪いは別にして、育ちってスゴイですね。

 

そんな激しいお祭りですが、

 

「是非一緒に盛り上がりたいわ」って方、

 

この時期に町のあちこちで売りに出される『紺×白』のバンダナ、

 

これを巻いて盛り上がっちゃってくださいね。

 

 

さて、私の作った張りぼて君たち、

 

大小爆竹が見守る中、

 

コンテストで1位を取れるのか、

 

はたまた、炎に包まれるのか?

 

 

のんびり昼寝なんかしている場合ではないですよ!

 

 

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