今日は春分の日。
ということは、お彼岸のど真ん中。
春の春分の日、秋の秋分の日はそれぞれその前後3日ずつを含めてお彼岸。
そしてそれはご先祖様や自然に対して感謝をささげる期間なのです。
彼岸とは、「悟りや涅槃の境地」を意味しているそうです。
そして、煩悩と迷いの世界である「此岸」から
悟りの世界である「彼岸」へ到達するための修行の期間でもあるそう。
お彼岸だからお墓参りして、おはぎ食べて、
なんて軽い感じのものじゃないんですね。
ちょうど今、『おはぎ』と言いましたが、
訂正、
春は『ぼたもち』でした。
よく言われるのでご存知方も多いと思いますが、
春のお彼岸→ぼたもち
秋のお彼岸→おはぎ
この違い、それぞれの季節に咲く花、牡丹(ぼたん)と萩(はぎ)に由来しています。
そしてそれらの花になぞらえて、
牡丹は大きくて丸い花→「ぼたもち」→大きめで丸い形
萩は小さくてやや細長い花→「おはぎ」→小ぶりで俵の形
で、味は違うの?というと、
あんこを作る小豆は秋に収穫するので、
秋は皮が硬くないから皮ごと使える→粒あんに
春は冬を越しているので皮が硬い→皮を取ってこしあんに
でも今はそういった違いで売っているところはあまりお目にかかりません。
だって、いつでも『おはぎ』といって売っているし、
『粒あん』『こしあん』『きなこ』『ごま』『青のり』『ずんだ』…
何でもありな感じです。
ちなみに私は、大きい(ぼたもち)つぶあん(おはぎ)のが好き!
そして、いつも買うのが『つぶ』『きなこ』『ごま』です。
これ、春も秋も、ついで(?)にお盆も同じ。
習わしから言うと、ダメダメですよね?
でも『気持ちが大事』っていつも和尚さんが言っているので(*^o^*)
今回のお彼岸にはご先祖様、そして自然に感謝の意を称して、
1つ作品をささげようと。
いつもの3種の『おはぎ』と蓮の花。
蓮の花って仏事ではよく使われますが何故なんだろう?と思ったら、
仏教では泥水の中から清浄な美しい花を咲かせる蓮の姿が
仏の智慧や慈悲の象徴とされていて、
よい行いをした者は死後に極楽浄土に往生して、
同じ蓮の花の上に身を託し生まれ変わるという思想もあるようです。
*花言葉ー由来より参照
なるほど、いわれって聞いてみると奥が深いですね。