リアルタイムで見て以来の、「深夜にようこそ」の再放送が始まりました。実に39年ぶりです。
山田太一さんの作品のなかでも、出演者が千葉真一、松本伊代、松田洋治、名取裕子と、かなり異色です。全四話で、まだ初回だけですが、これがとにかく面白い。
24時間営業のコンビニのお話で、まだポスレジではなく、名札をラベリングしている時代です。松田洋治扮する大学生のアルバイト、省一が深夜のバイトをしている時に、千葉真一扮する村田が現れ、今日からバイトに入ると聞かされます。
戸惑いながらも、省一は村田に色々とマニュアルを教えますが、そこにヤンキーの団体が来ます。村田は、万引きを見つけ、あっと言う間に力でねじ伏せます。
深夜のコンビニですから、様々な客が来店しますが、週に何度か来る、正体不明の美人がおり、松本伊代扮する、幼なじみの由子にふられた省一は、あてつけにこの美人を征服しようと考えておりました。それが名取裕子で、この頃の彼女は、本当に綺麗です。
そし、何より千葉真一です。アクションスターとして名を成した千葉さんですが、かつて向田邦子もドラマの主役に起用したように、アクションなしでも、素晴らしい役者なのです。
まだ、正体は明らかになっておりませんが、実にいいのです。敬愛する高倉健さんを意識したような、ポロシャツにバラクータを着た千葉さんは、物静かでありながら、いざという時には、凄みを見せるという、千葉真一に当て書きしたようなキャラクターを、見事に演じております。
千葉真一は、武道家と侍とヤクザだけでは、決してないのです。わずか四回しかないのが、本当に勿体ない。
コンビニが舞台だということ以外、ほとんど覚えておりませんでしたが、これは本当に見てほしい。山田太一と千葉真一という組み合わせが、化学反応を起こしております。
※映画が忙しかったせいもありますが、千葉さんは、大河ドラマに出たのは、「風林火山」一作のみてす。役は武田信玄の重臣、板垣信方でした。
一度でいいから、大河ドラマで、千葉さんに織田信長を演じてほしかった。それが私の夢でした。