先日、WOWOWで、私好みの映画の三連発がありました。


「深夜食堂」、「続、深夜食堂」、そして「孤独のグルメ 劇場版」です。その全てに出演しているのが、松重豊とオダギリジョーです。


どちらも、元々深夜のテレビドラマだったのが、静かに人気が拡がり、シリーズとなり、ついには映画になりました。


私は、三本ともすでに見ておりますが、「孤独のグルメ」は、スマホで見たため、やはり画像の奥行きが違いました。


「深夜食堂」では、私が大好きな松重豊のヤクザ、新宿の竜ちゃんが見られます。昔の松重さんは、こんなキャラばかり演じておりました。出番は少ないですが、私はうっとり眺めておりました。


ゲストも多彩で、佐藤浩市、池松壮亮、河井青葉、キムラ緑子、多部未華子、高岡早紀、余貴美子、筒井道隆、渡辺美佐子、井川比佐志、田中裕子と、豪華絢爛で、ほんの一瞬、めしやにいたお客が向井理だったり、池松壮亮のばあちゃんが、結城美栄子だったりと、とにかく油断なりません。


料理も、鉄板ナポリタン、とろろ汁、カレーライス、焼肉定食、焼きうどん、とどめの定番、豚汁定食と、私の好きなものばかりで、ドラマ同様楽しめました。特に佐藤浩市の使い方は、実に巧かった。


「孤独のグルメ」は、「深夜食堂」とは異なり、明らかに普段のドラマと違うことをしております。何せ、脚本、監督も松重豊で、フランスや韓国ロケまであります。


こちらのゲストは、内田有紀、杏、塩見三省、オダギリジョー、磯村勇斗と、よそ行き感が凄いのですが、こっそり出てくる遠藤憲一には笑います。なんたって役名が、善福寺六郎です。ここで笑えるのは、東京の人間です。


松重さんは、あれだけのキャリアを重ねただけあり、映像への拘りが素晴らしい。アップを多用せず、映像の構図がしっかりしております。


音楽も、下北沢の中華屋で一緒にバイトしていた、甲本ヒロトが主題歌を唄っているのですが、エンディングの曲が、やたらとかっこいいと思っておりましたら、佐野完でした。最近、どこかで見た名前と思いましたが、「ミッドナイトタクシー」でした。


テレビドラマのスタイルを踏襲した映画と、あえてテレビドラマと違うテイストを狙った映画。実に対照的でした。


※それにしても、オダギリジョーです。


何かで松重さんが、「そんな些細なところに拘るのは、オダギリジョーくらいだ」と仰っておりましたが、「時効警察」、「オリバーな犬」など、お互いの信頼関係がよくわかりますし、どんなポジションでも、きちんと自分の仕事をこなしております。





カズシゲのコメントが炎上しております。


亡くなった、中村ゆりさんについてのもので、かつての彼女のことを話したのですが、あまりに不謹慎だデリカシーがない、非常識だと批判されております。


いやいや、そりゃそうなるでしょ。


だって、今まで散々、言いたいことをズバズバ言うだの、遠慮がないだのと持ち上げてきたのは、どこの誰ですか?あなたがたではないですか。


現に、彼の出ているバラエティは、視聴率が良いではないですか。今やトップクラスの数字です。だから、あちこちから声がかかるのです。


かつての、某野球監督の奥様もそう、某占い師もそうです。散々ほめそやし、神輿を高く担いで、思い切り叩き落とす。小気味いいが、突然図々しいに変わるのです。


彼の場合は、野球の世界では、決して一流といえる成績を残しておりません。肩書としては、スーパースターの息子、究極の二世です。それ以上でも以下でもありません。日本で言うタレントの典型です。


それが、面白い、面白い、もっと言え、もっと言えと言われれば、増長するなというほうが無理です。

その結果が、今回の発言です。


恐らく、またやるでしょう。





WOWOWで録画しておいた、「ナイトフラワー」をようやく見ることが出来ました。


森田望智は、昨年の助演女優賞を席巻しましたが、これは妥当です。アンダーグラウンドな場所における女格闘家、多摩恵ですが、それでは食べていけず、身体を売って日銭を稼いでおりました。


彼女は、発声から変えており、格闘シーンなど、相当訓練を重ねていたことがわかります。


また、北川景子も、いくつかの主演女優賞をとっておりました。ダブルワークでふたりの子供をささえるシングルマザー、夏希の役ですが、働いても働いても、まともな暮らしが出来ません。


特筆すべきは、Snow Manの佐久間大介と、SUPER BEAVERの渋谷龍太です。風俗の運転手と、ドラッグの元締めという、ある意味実にはまり役です。


旧ジャニーズならば、まずオファーを断っていたでしょう。何せ天下のSnow Manに、風俗の運転手です。渋谷龍太も、何かのインタビューで、このオファーは受けないわけにはいかないとありました。


彼の独特の風貌が、ドラッグの元締め、サトウの底しれない不気味さを際立たせており、これはキャスティングの勝利です。


夏希は、ドラッグの売人になり、多摩恵はその用心棒になります。どう転んでも、まともな未来など、待っているわけがないのですが、お客の女の子がひとり亡くなることで、事態は急変します。


で、あのラストです。あれをどう捉えるかです。


色々と賛否両論あったと思います。でもね、何せ「ミッドナイトスワン」の内田英治監督です。私は、思いっきりバッドエンドであると思います。しかも、これ以上ないレベルの冷徹な結末です。


しかし、それではあまりに救いがなさすぎる。だからこそ、あのようにしたのでしょう。