「あんぱん」が終わりました。
某雑誌のネットニュースでは、毎日のように、愚にもつかない批判を繰り返しておりましたが、あのような記事は、読まないことが一番、精神衛生上よろしいようです。
私は、そこまで優れたドラマとは思っておりませんが、何もかもがダメという訳ではありません。いかにも中園ミホらしい、はったりの効いた無茶な設定も色々ありましたが、私は楽しく最後まで見られました。
そのなかで、気になった事をいくつか。
三姉妹のバランスが圧倒的
今田美桜、河合優実、原菜乃華という並びは、ここ最近の朝ドラのなかでは、ベストの組み合わせだと思います。へたをすると、三姉妹全員、朝ドラのヒロインを演じるかもしれません。
大河ドラマの主演経験者が三人。
元々、大変豪華なキャスティングでしたが、妻夫木聡、阿部サダヲ、松嶋菜々子と、三人も大河ドラマの主役級が出ておりました。他にも二宮和也、竹野内豊、吉田鋼太郎、加瀬亮、江口のりこなど、力が相当入っておりました。ミセスグリーンアップルの大森元貴というのも、なかなかでした。
中園ミホらしい、すっ飛ばしかた
例えば、河合優実扮する次女の蘭子は、明らかに向田邦子のテイストが入っておりました。その蘭子が、最終週で、妻夫木聡扮する、こちらはサンリオの創始者である、辻信太郎がモデルの八木から、プロポーズされます。
蘭子は答えを出しませんが、海外に取材に行くと八木に告げます。向田邦子は、海外に行く途中、飛行機事故で亡くなります。蘭子がどうなったかは、あえて描かれませんが、嫌でも向田邦子のことを想起してしまいます。中園ミホらしい、かなり大胆な構成でした。
見たかったところ
ドラマなのですから、アンパンマン誕生に至るまで、ヒロインののぶの貢献を大きく扱うのは、仕方ありません。何でもかんでも、のぶの手柄という批判も見ましたが、まあ許容範囲だと思います。
ただ、最終週に改めて登場した、瀧内公美扮する、軍国主義の塊のような教師、黒井と、志田彩良扮する幼馴染のうさこは、日本が戦争に負けた時、のぶのような葛藤はなかったのでしょうか?そこは、きちんと描いてほしかった。
改めて「ばけばけ」に期待いたします。