昨日の、「ばけばけ」について書いたブログは、本当にたくさんの方々からコメント、メッセージを頂戴いたしました。ありがとうございました。


このブログを読んで頂いている方々は、皆さんからのコメントを読むのも楽しみという方々が、かなりいらっしゃいます。私も、是非読んでほしいと思います。


さて、いよいよおトキとヘブン先生は、夫婦となるのですが、ここでふと気付きました。


初めてふたりが出会ってから、いったい何年経ったのでしょう?


と、いうのも、ドラマはすでに折り返しです。当たり前ですが、残りは半分もありません。


最近の朝ドラは、女性の半生を描くような作品が増えておりますから、ともすれば子役から始まり、ヒロインは晩年まで演じることが多くなっております。「あんぱん」、「虎に翼」、「ブギウギ」、「おちょやん」、「カムカムエヴリバディ」、みんなそうです。ヒロインが全く老けませんでしたが、「おむすび」もそうでした。


しかし、「ばけばけ」においては、いいところ2、3年、ヘタをすると1年程度です。逆にいえば、それだけじっくり描けるのです。


だからこそ、慌ただしくなることなく、腰を据えておトキたちの心情などを、きちんと描いております。これは、ありそうでほとんどなかったことです。


そうなのです。別にみんながみんな、女性の一代記である必要はないのです。ここから何歳まで描かれるかはわかりませんが、端折る時代はあるにせよ、これまで同様、丹念に描いてほしいものです。


※おトキは、女中だとはいえ、ほとんど同じ着物ばかり着ております。極貧なのですから、取っ替え引っ替え着物を変えているほうがおかしいのです。





先日、WOWOWで「パッチギ!」が放送されました。正月早々ではありますが、最後に見たのは十年以上前です。録画して、改めて見直しました。


見直して、真っ先に感じたのは、その後やらかした方の実に多いことで、沢尻エリカを筆頭に、塩谷瞬、小出恵介、高岡蒼佑と、まあいるはいるは。木下ほうかまで出ておりました。


また、もう二十年以上前の映画ですから、ケンドーコバヤシや桐谷健太が、不良高校生で出ているのですが、まあ若いのなんの。他にも尾上寛之や波岡一喜、江口のりこも出ておりました。


オープニングでオックスのボーカルに扮したのが、加瀬亮ですし、真木よう子のスケバンぶりは完璧です。カーリーにマスクで出て来た時には、未だに爆笑いたしました。酒屋の、フォークおたくの坂崎君に扮するオダギリジョーも絶妙です。


この映画では、フォーク・クルセダーズの、「イムジン河」が象徴的に使われておりますが、音楽全体も、加藤和彦さんが担当していたのですね。


井筒和幸監督も、これから何本も映画を撮っておりますが、私が見たなかでは、やはりこの作品が飛び抜けております。


そして、ヒロインのキョンジャを演じた、沢尻エリカは、本当に可愛い。その後の彼女のことを思えば、なんともいえない気持ちになります。


今見ても面白く、今見ても切ない、そんな映画です。


※小市慢太郎扮する、楽器屋のおっちゃんの、「エレキは横山ホットブラザースや」という台詞は、若い方には何だかわからないでしょうね。


また、キムラ緑子は、在日コリアンのオモニを演じさせたら、絶品です。この頃は私など、誰だか知らなかったはずです。

昨日は、時間がなかったため、書けませんでしたが、「ばけばけ」、ご覧になりました?


高石あかり扮するおトキと、トニーバストウ扮するヘブン先生が夫婦となり、ヘブン先生の提案でパーティーを開きます。


そこで、おトキの身内が紹介されるのですが、日本式の建前だらけで、ヘブン先生は怒り出します。松野家に借金があることも、板垣李光人扮する雨清水家の三之丞が社長でないことも、ヘブン先生は知っておりました。なぜ、家族となった自分に、本当のことを話さないのかと怒ったのです。


ヘブン先生に泣きながら反論する、高石あかりがいい。おトキのふたりの母である、池脇千鶴と北川景子がいい。そして、全てを受け入れる、トニーバストウがいい。


高石あかりは、本当に号泣していたと思います。そして、その時の背景の美しさは何でしょう。部屋の暗さとのコントラストが抜群です。


みんなで、「だらくそが」と叫ぶシーンまで、見ている私も、泣いたり笑ったり、あっと言う間でした。


「ばけばけ」、まごうことなき傑作です。


※そもそも、どこへ行っても主役を張れる、吉沢亮と北川景子を、脇で使うというのも凄いのですが、脇で出るふたりも凄い。


何という贅沢でしょう。


しかも、ドラマ直後の「あさイチ」のゲストは、トニーバストウでした。彼の、「朝ドラのクレイジースケジュールのせいで老けました」には、大笑いしましたが、トークの最中に、高石あかり本人が、「今、あさイチ見ています」とメールを送るなど、ドラマのチームの一体感が伝わってまいりました。