「ばけばけ」は、いよいよ佳境を迎えました。ヘブン先生やトキたちは、松江を離れて熊本に転居いたしました。


高石あかり扮するトキは、らしゃめん、すなわち異人の妾と呼ばれることが嫌で、熊本に向かったのですが、これ、しゃーないです。


だって、本人だけでなく、トキの両親、本家の雨清水家、さらには小日向文世扮する勘右衛門までの生活費の面倒を見てもらっているのです。


岡部たかし扮する父親の司之介に至っては、仕事は辞めるは、ついにはまた、怪しげな投資話に大金を突っ込んでしまいました。よくて失敗、ヘタをすると詐欺です。なんたって、夙川アトムです。怪しいこと、この上ありません。


これ、なんだかんだいっても、普通に考えればダメ一家です。ヘブン先生に、一族郎党みんなパラサイトしているのですから。借金まで返してもらったのです。


しかも、トキはともかく、家族の誰もか恥じてすらいない。もとは武家でしょう?誇りなどかけらもない。


司之介は、それが嫌で投資にのめり込んだのかも知れませんが、だったらきちんと働けということです。


「ばけばけ」は、ドラマとしては大変面白いのですが、松野一家には、全く感情移入きません。

例えば、です。


今、放送されている、「ドリームステージ」の主演は、中村倫也も池田エライザです。このふたりなら、普通なら私は必ず見ます。ストライクゾーンのどまんなかです。


しかし、残念ですが、私は見る気すら起きませんでした。なぜか?理由は単純です。何を今更、というテーマだからてす。


かつての天才音楽プロデューサーが、落ちこぼれマネージャーと組んで、韓流のスターを育て上げる。似たようなストーリーを、今まで何回やったでしょう?


かつての、ジャニーズのタレントのファンのように、ドラマに出ているだけで良いと思うなら、どんなストーリーでも付き合うでしょうが、私らはそうはいかないのです。


「精神科医ヨワイ」の中村倫也と、「舟を編む」の池田エライザですよ。他に何かあるでしょうに。


例えば、ふたりがバディを組む、ヒリヒリするような刑事ものなら、少なくとも初回だけは見ます。刑事ものだって似たようなストーリーはあると仰るでしょうが、こちらは切り口が色々あります。


特殊詐欺や、マル暴など、やりようによっては面白くなるのです。


逆に、「俺たちバッドバーバーズ」など、中島歩と草川拓弥だけで、普通なら私は見ません。けれど、「ベイビーわるきゅーれ」のスタッフが作るとなると、やはり見ずにはいられません。そんなものです。


役者だけ揃えても、良いドラマになるとは限りません。何より中身です。


※かつて、フジテレビで「ONE DAY」というドラマがありました。二宮和也、大沢たかお、中谷美紀、他にも佐藤浩市やら江口洋介やら、凄いキャスティングでしたが、私は途中で脱落しました。とても見ていられなかったのです。


見ていて、イライラするドラマというのは、なかなかありません。





視聴率的にも好調で、世間一般の評判も悪くないのが、「豊臣兄弟!」と「リブート」です。


確かに、どちらも面白いのですが、どちらも何か引っかかっります。


まず、「豊臣兄弟!」ですが、まだ何者でもない、仲野太賀扮する秀長が、いくらなんでも前に出て来すぎです。松尾諭扮する、大沢次郎左衛門調略の当事者とはいえ、重臣の居並ぶところで、あそこまで進言するのは無茶があります。


勿論、フィクションですから、何でもありなのですが、かつて「江」の時の、何でもかんでも江のおかげみたいな描写に近い危うさを感じます。


「リブート」は、最近は、どれもこれも整形に見えてまいりました。恐らく、戸田恵梨香扮する一華は、山口紗弥加扮する夏美でしょうが、他にもまだまだいそうな感じがするのです。


そんなに、あっちもこっちも整形となると、こちらも元々ファンタジーなのはわかりますが、あまりに荒唐無稽になってしまいます。


来週はどうやら、儀堂対儀堂という、これまたややこしいことになりそうです。