もともとは”知名度の低いイスキア島を日本に少しでも広めたい”と始めたこのブログ。
それなのにビックリマーク気付けば最近、マイナーな道の紹介や、しょうもない思い出話ばかり、、、ガーン
逆にイスキアのイメージダウンになっているのでは!?
という不安に襲われたので、春を探しに近所を(やっぱり近所ネタですがあせる)散歩してきましたウサギ


$イスキア島から吹く風
今の時期、野原にはこの2種類の花が咲き乱れています。
青いほうの花は、たしかボリジという名前だと思います。日本にいた時、少しだけハーブをやっていたことがあって、ボリジがすごく欲しかったのを覚えています。でも一鉢500円位したので、さんざん迷った挙句買わなかったという何ともリッチなエピソードのあるハーブです指輪

星の形をした花は、とてもきれいな砂糖漬けにできることで知られています。
イタリアに来たら、雑草のように生えているのでびっくりしました。

あれ!?黄色いほうの花はもしかして西洋タンポポはてなマーク撮りたかったのはこれじゃなかったんだけど、、今気付きましたあせる
でもタンポポだって立派な花です。あの黄色無くして春はやってきませんよ、うん黄色い花


$イスキア島から吹く風
近所の丘から。3月は毎日のように天気が変わりますが、全体的に春の雰囲気が漂ってきました。

$イスキア島から吹く風
猫もやさしい日差しに包まれて眠そう晴れ
$イスキア島から吹く風
海の色も冬のグレーから、深い青に変わってきました。
写真はScogli degli innamorati 恋人たちの岩。
日本だったら夫婦岩か兄弟岩といったところでしょうか。しめ縄とか巻いてあったりして。同じような岩でも名前でイメージ変わりますよねハチ

$イスキア島から吹く風
遠くから見たところ

$イスキア島から吹く風

こちらは”鷲のクチバシ”と呼ばれている岩。車道のど真ん中にあります。自然の造形ってすごいですよね。

$イスキア島から吹く風
桜の花もほころんできました。日本のように花数は多くありません。日本の桜は人々の愛情と手入れの賜物桜

$イスキア島から吹く風
レモンもだんだんと大きくなってきました。これから7月頃まで絶えることなく実が生り続けます。猛暑の8月は一気に少なくなり、またそれから徐々に増えていきます。

とりとめもなく書いてしまいましたが、少しは春の息吹を感じていただけたでしょうかはてなマーク皆さんの住んでいるところはどんな感じですか。イタリアも日本と同じく四季の変化が豊かな国ですが、季節に対する感性という点に関しては、やはり日本ののほうが繊細な気がします。
ともすると、忙しい日常に流されて細かい自然の変化や情緒に気付かずにいてしまいますが、そんな時こそ立ち止まってあたりを見渡し、自分を取り戻したいところです。
でも、その最中にはなかなか難しいんですよね、、、あせる
最後までお読み頂きありがとうございましたヒヨコ

以前、ナポリに用事で行かなければならなかったが、ナポリ行きの船がストで出ない、という事があったむかっ
まあよくある事なので、仕方なくポッツォーリという近くの町まで行き、そこからクマーナ線というローカル電車に乗って向かうことにした電車
今思えば、ある意味ラッキーだったのかも知れない。何故なら僕はその車中で珍しい体験をしたからである。

イタリアのバスや鉄道というのは面白人間の宝庫であるが、その時の彼は群を抜いていた。

駅はポッツォーリの港から少し歩いたところにあった。
ひなびた駅に似つかわしい、落書きだらけの古い車両が到着する。
乗客もまばらで、のどかだが何てことない景色の中を電車は通って行く。
幾つめかの駅で彼、いや彼女と言ったほうが良いのかもしれない、は乗車してきた。

すッピンだったのだが、明らかに周りとは違う空気をまとっていたし、動作にもどこが芝居じみたところがあったのですぐに目をひいた。かお
そしてすぐに彼女のショーが開幕したクラッカー
$イスキア島から吹く風
席に着くや否や、大きめのかばんから次々と化粧道具を取り出す彼女。
つやを抑えた金髪セミロングのかつらまで飛び出した。
まあ日本でも電車内で化粧をする女性はいるので良しとしよう、ナポリだし。

それにしても何と化粧映えのしない顔、、、、。完全にお笑い系だ。
他の乗客達は目で合図し合い、車両内に妙な連帯感が生まれた。
そして彼女はみんなの視線を一心に集めていることを知っている。
そう、これは彼女のショーなのだカチンコ

クライマックスは電車がトンネル内に入った時にやってきた地下鉄
それまで彼女は丹念にマニキュアを塗っているところだったのだがネイルそれが終わるとおもむろに立ち上がり、トンネル内だというのに思い切って窓を全開にするではないか目

そして足を大きく開き背筋を伸ばすと、両腕を広げて窓の外へ突き出した!!顔は毅然と上を向いているアップ
余りの出来事に混乱した僕は一瞬“と、飛ぶ!?”
と思い、その行為がマニキュアを乾かすためだという事を理解するのに、少し時間を要したチューリップ赤

乗客は皆あぜんとし、トンネル内の悪い空気が入ってくるのに文句を言う人など誰もいなかった。その後の事は何だかボーっとしてしまい、よく覚えていない。
いずれにしても貴重な経験であったと言えるのではないだろうかはてなマーク
この手の話には”ナポリ、べサメムーチョ電車”というものもあるが、またの機会にしたいと思う。

$イスキア島から吹く風
こないだの日曜日、レストランに出入りしている漁師さんがやって来たうお座
たしか11時過ぎだったと思う。昼1時に5名で予約をしていったのはいいけれど、なんでも生パスタのパッパルデッレが食べたいという。パッパルデッレはきしめんをさらに幅広にしたようなパスタだ。
この時期のイスキアはシーズンオフでお客さんも少ないのだが、その日に限って予約がいくつか入っていたし、レストランの親戚の人たちも僕らと一緒にご飯を食べにくることになっていたので、決してのどかな日曜の朝という感じの厨房ではなかった。

軽いため息を一つつき、材料をそろえる。
薄力粉と硬質小麦粉、卵に水少々にオリーブオイル一筋に塩ひとつまみ。
$イスキア島から吹く風

僕は一般的な分量よりも卵を少し減らしてその分を水で調整する、という方法が好きだ。

良くこねてからラップで包み一休みさせる。本当は最低でも15分は置きたいところだが、とにかく急いでいたので5分で作業開始。


$イスキア島から吹く風

相棒のパスタマシーンニコニコ$イスキア島から吹く風

この頃には、さっきまでのいらつきは影をひそめ、代わりに”どうせなら最高のものを、愛情込めてラブラブ”という前向きな姿勢になっていた馬
早めに気分転換ができる、というのは数少ない僕の長所の一項目に加わりつつあるので、最近気を良くしているところだ晴れ

しかし!!気がかりが一つだけあった。日曜の午前はほぼ毎週あいさつに訪れる知り合いのシェフである。彼は長年スイスで働いた後、イスキアでレストランをしていたのだが数年前に体調の悪化もあり店をたたんだ。良い人なのだが、唯一”自分のやり方を無理やり人にも押し付ける”という厄介な点があった。
自分のやり方が一番でそれを伝授するのが義務とばかりに、あらゆる事に口を出してくるガーン

去年などは秘伝のセミフレッドのレシピを教えるといって、忙しい週末に卵40個分をミキサーなしで手動で泡立てるという荒業を披露していった。

というわけで、彼の襲来、、いや来訪をおそれつつ急いでパスタマシーンをまわすロケット
この時ほど僕が早くパスタマシーンを回したのは見た事がなかった、とは後のバイトの子の談である。


$イスキア島から吹く風
何度か生地を折りながら少しづつ薄く伸ばしていく。
ここまできたらあとは好みの形に裁断するだけ。よかった、、、何とか間に合ったあせる

$イスキア島から吹く風
こちらがパッパルデッレですナイフとフォーク
後は野となれ山となれ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい、という気分でいたら、本当にこの時期にしては珍しく店が満員になった、、、ので肝心の調理後のパスタの写真は撮られずじまいわんわん
皆さんご想像でお楽しみください晴れ
ポルチーニ茸のクリームパスタでした。それから、レストランに行ってメニュー外のものをオーダーするなら早めにしましょうねラブラブ