斎場御嶽 | 草の縁

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草の糸をつくったり。草の糸で織ったり。草木で染めたり。
そんな“ものづくり”と“しぜん”をキーワードに
つらつらと書いていきますので、末長くよろしくお願いします。

琉球民族の祖霊神
アマミキヨが天から降りて
最初につくったという「神の島」
久高島へ行くため南城市へ…。

フェリー乗り場へ向かう前に
斎場御嶽に寄りました。

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斎場御嶽は、首里城跡などとともに
世界遺産に登録されている史跡。
斎場(せーふぁ)は「最高位」
斎場御嶽は「最高位の御嶽」
つまり、琉球の信仰において
最も神聖な聖地として
多くの人々から崇拝されています。

相方が以前一人で訪れたときは
ゲートもなく
自由に入れたらしいけど、
現在は入場料200円を払って
決められた聖域のみ
参拝できるようになっていました。

大庫理(ウフグーイ)
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御門口から石畳の道を進むと
最初にある拝所。
前面は祈りの場(ウナー)。

寄満(ユインチ)
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王府用語で「台所」の意だとか。
世界中から交易品の集まる
「豊穣の満ち満ちた所」と
解釈されているそうです。

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上にそびえる木々も迫力満点!

三庫理(サングーイ)
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貴婦人様御休み所(左)と
シキヨダユルアマガヌビー、
アマダユルアシカヌビーの拝所(右)。
2本の鍾乳石の下には
鍾乳石からしたたる水滴を
集める壷が置いてあり、
天から流れてくる霊水として
儀式に使われたり、
その年の豊凶を占ったそうです。

斎場御嶽のシンボル、三庫理。
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右側に最も格の高い拝所
チョウノハナがあり、
クバの木を伝ってアマミキヨが
降臨するといわれています。

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三角形の洞門をくぐると

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東に向かって海の彼方に
久高島を望むことができました音譜