こんにちは!
クエーサー出版の金井です![]()
私は一般的な編集者とはちょっと違う道を歩いてきました!
アパレルで洋服に囲まれて、Webの仕事に飛び込んで、
ナチュラルワインに触れて、畑を手伝って…
そして何より、音楽が大好きです!いつも音楽のことを考えています。
音楽だけで生計を立てていた時期も一瞬ありましたが、
今は仕事とは別に、大切なライフワークとして続けています![]()
この記事では、そんな私がどのように今に至ったのか振り返ってみようと思います!
アパレル → Webサイト制作 → 書籍デザインへ
洋服が好きで通っていたショップのオーナーから、
ある日突然こんなことを言われました。
「音楽制作してるなら、PC使えるよね?
うちのWeb部門で働いてよ」
ほぼ「ヴァイブス採用」でした。
ちなみに、音楽制作と、Webサイトデザインに使うソフトは、まったくの別物です。
犬と猫くらい違います(笑)
そこからは、本当に必死でした。
バナーや商品ページを作りながら、試行錯誤の毎日。
その中で、ひとつ大きな気づきがありました。
「全部入れたいけど、全部入れたら伝わらない」
削ることで、逆にメッセージがクリアになる。
読む人の心に、ちゃんと届く。
この感覚は、今の本づくりにも活きています![]()
そうして働く中で、
「形に残るものを作りたい」
そう思うようになり、
自分の人生を支えてくれた「紙の本」のデザイナーになりました![]()
デザイナーから編集者へ
本のデザインをしていた頃、 ひとつだけ引っかかっていたことがありました。
著者さんと話す機会が、あまりにも少ない。
もっと、その人が何を考えていて、
何を伝えたいのか知ってから一緒に本を作りたい。
そう思うようになり、編集の道へ進みました。
編集者になって、最初に担当したのはセラピストの方でした。
「これまでのセッション事例をまとめたテキストを作りたい」というご相談です。
でも、話を聞いているうちに、少し引っかかりました。
この人、本当は事例集やテキストを書きたいわけじゃないのでは?
さらにお話を聞くと、
ある一人のクライアントとの、三年間のやり取りが語られました。
少しずつ変わっていく姿を、ずっと見守ってきたお話です。
その話をしているとき、
著者さんの表情が、はっきり変わりました。
「その人のこと、書きましょうよ!」
そう伝えると、パッと目が輝いたんです ![]()
結果的に、事例集はやめて、
一人のクライアントとの対話を軸にした企画になりました。
著者さんの本音に寄り添って、
一緒に「本当に伝えたい形」を見つける。
これが見つかったときは、この仕事をしていて良かった!と思える瞬間です!
編集者として私がやっていること
著者さんと本を作る中で、私が大切にしているのは主にこの3つです。
1. 著者さんが本当に書きたいことを一緒に見つける(企画の整理)
「何を書けばいいか分からない」
「伝えたいことはあるけど、まとまらない」
そんな段階から、対話を重ねながら、本当に書きたいテーマを一緒に見つけていきます。
2. 伝わる構成と流れを設計する(章立て・テンポの調整)
内容は素敵なのに、読んでいて息が切れる原稿があります。
理由は、文の長さやテンポがずっと同じだから。
音楽で言うと、ずっと同じテンションが続いていて、盛り上がりが平らになってしまう感じです。
大事なところは短い文でハッとさせ、ゆったり伝えたいところは長めの文で深める。
そうすることで、最後まで一気に読める流れが生まれます。
パンクでもメタルでもクラシックでも、
良い曲には“流れ”があります。文章も同じです。
3. 読者目線で言葉を整える(削る、言い換える、補う)
著者さんにとっては当たり前のことでも、読者には伝わらない言葉があります。
逆に、著者さんが軽く書いた一文が、
実は本全体で一番大事なメッセージだった、ということもあります。
読者目線で言葉を整えることで、
「この本、私のために書かれたみたい」と思ってもらえる一冊になります。
全部つながっていた
一年ほど、週末だけ友だちの無農薬野菜の畑を手伝っていた時期もあります。
(畑終わりの野菜と、ちょっとした晩酌が最高でした!)
畑では、
育たないものを、無理に育てない
ということを学びました。
原稿にする言葉も、同じだなと感じています。
Webデザインでは、削ることで伝わることを知りました。
ワインのサービスでは、言葉にされない本音を読み取る感覚を覚えました。
音楽では、リズムの大切さを体で理解しました。
今、編集の仕事でやっていることは、すべてこれです。
著者さんの本音を察して、
削って、整える。
無理に盛らないけれど、雑にも扱わない。
洋服、Web、ワイン、畑、音楽。
一見バラバラに見えた経験が、今はすべて編集の仕事につながっています![]()
このブログでは、 本づくりの途中で考えたこと、
読んでいる本のメモ、
音楽や日常の断片を書いていきます。
役に立つ日もあれば、
完全にどうでもいい話の日もあると思います。
もし出版についてご質問があれば、いつでもお気軽にご連絡ください![]()
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また覗いてもらえたら嬉しいです![]()
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