この春はもう何度目の春か
毎年この時期に
この風が吹くと感じる
懐かしさとさみしさの
ああ、このにおい
昔から同じ
風が連れてくる
私の生きた時間を
この春はあと何度来るのか
流れていく景色が
だんだんと灰色になっていく
昨日は忘れ去られ遠くにいってしまけど
時は永遠とさらに続くのだろう
一人、そしてまた一人
そこにおいて
どんどんと道を伸ばしていく
窓を開ければそこに見える
流れていく時間が
だんだんと早くなっている
本当はほしかった暮らしがそこにあり
ほしかったあの人がそこにいるか
ひとつ、そしてまたひとつ
そこに消えて
果てしなく時は先を急いでいく