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きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

VOCALOIDで曲を作って、ニコ動に投稿している、
QTbomberこと、きゅーてぃのブログです。
世で言われております、ボカロPのおひとりさまの、文章群です。

http://www.nicovideo.jp/mylist/53345328

前回までのおはなし
http://amba.to/UaO8bj 「コースターのアドレス」

結局、結構なお酒を飲んでたようで、
次の日は、起きたらもう昼過ぎ。
なんだかんだで日も暮れて。
で。
あーだこーだするうちに、大晦日を迎えてた。

部屋もちょっとは掃除せなって流れの中で、
カバンの中も整理してたら、ごそっと出てきた。
白くて丸いコースターやら、名刺が、ごそっと。

あ。キャバクラ行ったときにもらったやつだ。
メアド書いて渡されたやつだ。

しかしなー。別になー。
捨てちゃってだいじょぶやんな。な。大掃除中やし。

ん?

いやいや。ちょっと待て。

1枚、捨てられないのがあったあった。
なんか、あーいう場所にしては、
凄いふつーに話せて、めちゃ楽しかった女の子が
ひとりおったおった。

彼女にはメール送りたいなー。
せっかく教えてくれたんやし。

名前、なんつったっけなー。

あ、そーだ、そーだ。
「わたし、いろぐろやねん。
めちゃくろいくろい言われるねん。」
って言ってた。

このアドレスや、このアドレス。

で。
色黒系のコトバを含むアドレスが書かれた、
白くて丸いコースターだけカバンから取り出して、
テーブルに置いた。

しかし。
もう2~3日たってるし。
覚えてるわけないわなー。

いや。そんなことはどーでもいい。

夜中の1時ぐらいに、「あけおめー」とかっつって
メールしてみよー。
くだらんネタのボケ付きで・・・・。

そう決心したものの・・・。

紅白を見たり、
ジャニーズ見てるうちに
その決心も忘れかけ・・・。

カウントダウンTVにチャンネル変えたあたりで
ようやく思い出した。

あ、メール送らなきゃ。

で、5回くらいメールの文章見直して、
送った。
アケオメーって。

そしたら1分もしないうちに、
メールが返ってきた。

アケオメーって。
くだらんネタのツッコミつきで。

「あ。覚えてくれてたんや」

その日から。
文通のようなメールが始まった。

(さらに次回へ続く) http://amba.to/Ud57cR

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≪大阪ミナミ≫
コースター。

布地のやつ、紙のやつ。丸いの。四角いの。
いろいろある。
コップとかグラスの下に敷くアレ。

飲食店やなんかだと、ちょっと厚めの紙で、
まんまるのコースターが、よく使われてたりする。

白地の丸いコースター。
店の名前あたりが、
小奇麗にセンターに横書きで、
アルファベットなんかで入ってたりする。

隣に座った女性が席をちょっと離れたりする時に、
飲みかけのグラスに、ちょっとフタをしたりすることにも
使われたりする。

今回は、そんな
「白くて丸いコースター」
のおはなし。


年末のオシゴトも全て終わって、
明日からちょっと長めに休めるぞ、なんて夜のこと。

職場の連れと、軽く酒飲んで、
軽くメシ食って、軽くバカばなしして。

で、なんかちょっと物足りないな、
なんかちょっと行ってみるか、なんてことで、
夜のミナミに繰り出した。
そんな流れの時って、ほぼ100%、行先は飲み屋になる。

その日の夜は、
ミナミの、とあるキャバクラが、2軒目のお店となった。

結構広めのお店には、既に、
たくさんの客と、たくさんのお嬢さま。

そのせいかどうか、その日は、
入れ代わり立ち代わり、やってきた。
早くて5分、長くても15分。

で、立ち去り際に、
なんかあったらメールちょうだいなあ、とかっていって
メアドを教えてくれる。

白くて丸いコースターの裏に、その場で書くひともいれば、
名刺に既に書かれているひともいる。それはまちまち。

で、帰る頃には、名刺もコースターも、結構な枚数になってた。

(次回へ続く)http://amba.to/UaXOT4 「初めてメールを送った。」


絵がないとさみしいんで↓。
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ちなみにコチラは、≪布地の四角いコースター≫となります。

ジャンジャン(了)
洗ってもらった。
ひさびさの美容院で、今夜。
髪を洗ってもらった。
アシスタントの女性の方に。

とても上手だった。
スグにそれを彼女に伝えた。
洗ってる最中に。

戻ってからスグに、そのことを伝えた。
数年来おつきあいのヘアデザイナーの彼にも。

「彼女、髪洗うのめちゃうまかった」

そしたら、彼は、
「相性がよかったんですね」
そう答えた。

少しいぶかしがった表情をするボクに、
こう続けた。

「どんなにこっちが、
うまくできた。上手にできた。って思っても、
それを、いい!よくなった!って感じてもらえなかったら、
その方にとっては、上手でもなんでもないんですよね。

気に入っていただけて初めて、
うまい。ってことになるわけなんで。
なんか、相性みたいなもんがある気がするんです。

ヘアデザインも、髪を洗うのも。」

深い。

彼女とふたりして、
同じ言葉をつぶやいてた。


で。コレを買って、店を後にした。
すごく高いけど、すごく元気になるすぐれもの。
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しかし。

髪を洗ってもらってると、セクシャルな気持ちになるのは
ボクだけなんだろうーか(笑)

相性とかって言われると・・・

悶々。(了)




「今夜の晩ごはんのおかず、カキフライよ」

そう聞かされる時。
オカンの顔は、必ずと言っていいほど、誇らしげだった。

こっちにしてみれば、
「うわ。今日ハズレの日やん」にも関わらず・・・。

子供の頃の話です。

しかし、何でなんでしょうね。

年を重ねてるうちに、いつの間にか、知らず知らず。

オトナになった頃には、
カキフライは、ダイスキなメニューに変わってた。

それどころか、
それこそ、鍋かなんかに、ちょちょっと牡蠣をくゆらせて、
ポン酢に少しひたして食す牡蠣。

なんてのが、
ちょっとした贅沢メニュー。って認識に、
すっかり様変わりしてたりする。

なんか、そーいうやつ他にもあったんじゃないか、と。
今日はふと考えてみたわけです。

たまたま今日のお昼、コチラを食べたからなんですが・・・。
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≪牡蠣のタルタルソース焼≫


では、ランキング形式で、いってみたいと思います。

第3位:オニオンスライス
スライスもそうですけど、トロケテないカタチのある玉ねぎ。
カレーライスの中で妙に歯ごたえのある玉ねぎを嫌悪したボクにとって
シャキシャキするオニオンスライスは、
ただの拷問でしかありませんでした。

第2位:大根おろし
今では、さんまに添えられてるやつとか、
天ぷらのつゆのなかを泳いでいるこいつは、
献身的にサイドを上がり下がりする、
ボクの食材界の長友なんですが、
子供のころは、
こいつの存在意義が全く理解できませんでした。

第1位:数の子
断トツの1位です。
といっても、
子供のときにアホみたいに食べたわけではないですが、
ちょっとカジった時の、
何ともいえないペーってカンジの印象が強烈だったんでしょう。

永らく、箸をつけることさえしませんでしたが、
勢いで食べてみたら、
何たる美味なものに変貌してました。

今じゃ、めちゃ好き、これがあったら
ごはん何杯でも食べちゃる。


番外編:ブラックコーヒー
そもそも砂糖とミルクを入れてるコーヒーも、
そんな美味しいと思わなかったのに、
ブラックコーヒーなんて、
何のために存在してるかわからないドリンクのナンバーワンでした。


てなわけで、
嫌いだったけど、好きになった食べ物について、
今日は考えてみました。


みなさんにもそんな今は好きなんだけどって
食べ物ございますか?

ちなみに、昔も今も、
大嫌いな食べ物は、きゅうりです。

それを噛んでるひとがいる部屋は、
入った瞬間に、開けたドアを
も1度閉めるくらいです。

てなわけで、QTでした。
ジャンジャン!(了)


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「喫茶店」

という言葉を聞いて、
何を思い浮かべますか?
何を思い出しますか?


あの街の、あの喫茶店のマスターのこと。
喫茶店で読んだ小説の一場面。
寝過ごして待ち合わせに大遅刻したこと。
オールあけに食べたゆでたまごの黄身がのどにつまったこと・・・

それぞれが、それぞれの記憶をたどることでしょう。

ボクは、というと・・・。

お昼に入った喫茶店で、
喫茶店でバイトしてたころのことを
今日なぜか、ふと思い出してました。

コーヒーや紅茶だけでなく、
結構、いろんな種類のパフェを出してるお店。

「この店のお客さんは、きっと女の子たちばかりだ」

それだけの理由で、その店で働くことにしました。
その想像は、寸分の狂いもなく・・・。

でも。
想像していなかったのは、ボクが働きはじめて間もなく、
めちゃくちゃタイプの女の子が、バイトで働き始めたことでした。

微妙にシフトが違ってたんで、
じわりじわり調整して
見事に必ず同じ日に出れるようにしてみたり、
彼女と話をするチャンスを伺ってみたり、
しかし一体なんて声をかけたらいいのか悩んでみたり・・・

で。めちゃ早い段階で、
先輩たちには気づかれてて。

「おまえ、すきやろ。あのこんこと」
「はよ、いったほうがええんちゃうん」
「かわりに、いうたろか」
と、さんざん煽られたものです。

結局、
なかなか切り出せないボクを見るに見かねて、
あるとき、仕事が終わったあとに
先輩たちが飲み会と称して、みんなを招集してくれて・・・

で、かなり皆酔ったころに、
「こいつが、おまえに話があるそーやから聞いたってくれ」
みたいなきっかけ始まりで、公開打ち明けコーナーに。

で、なんのことはない、あっさりその場で断られた。

そのあとは、
先輩たちが、飲むぞ今日は!なんつって、
朝までいっしょに飲み明かしてくれました。

なぜか。
今日。

今日入った喫茶店で、そのことを突然思い出しました。

その喫茶店の彼女のことを。

どーしてるんでしょーね。彼女。今頃。

てなわけで、
とりとめもないお話でした。ジャンジャン(了)




てなわけで、
冬インテ、こと「COMIC CITY 大阪92」に、
http://www.akaboo.jp/event/0106osaka92.html
行ってまいりました!!

コスモスクエア駅を下車。
で、この渡り廊下みたいなところを抜けて
地上に降りてから、
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およそ10分ほど歩くとインテックス大阪。
今日のイベント会場です。

で、建物が見えてきただけで、
なにやらテンションがあがってまいります。
「おー。あそこか!!!」
$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

でも、
正面に着く頃には、
すでに息がゼエゼエしてるという・・・。
興奮のせいか、運動不足のせいか・・・。
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で。着いたー!のあとは、
いつものように、
長蛇の列の最後尾におさまり、
20分ほどしたら、
いよいよ入場のはこびとなりました。

で。何を買ったかといいますとですね・・・。

◆ジャジャーン!
「リンゴ売りの泡沫少女」
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ボクの放送に、宣伝などでも遊びにこられたこともある
真菜さん(まーななな)のオススメを今年もゲットいたしました!
http://inazumabokaro.blog65.fc2.com/

ボカロ作品にインスパイアされたアクセサリーの数々は
ぜんぶ手作り!ステキです!

◆それから。
ジャジャン!
「アイドル設定 鏡音小説アンソロジー」
$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)
たくさんの方の小説と挿絵で彩られた1冊。
主催•編集は、つのさんこと、つつのさんです。
昨年の「鏡音ねいろ!」の時に出品された作品をようやくゲットいたしました!
じわじわ読まねば!
じわじわ観らねば!
http://www.pixiv.net/member.php?id=1841071


◆続きまして
ジャカジャン!
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つのさんの小説本の表紙も描いてらっしゃるhiyoさんの作品です!
http://www.pixiv.net/member.php?id=327000
年末のRINLENMANIAのエンディングイラストも描いてらして!
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32416808
実はhiyoさんは、2011年の冬に、
「観覧車」(詞曲ボク 絵あさりとこさん)のスピンオフのショートPVを(涼さんのCMPV企画)
作ってくださったことが縁で
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16533616
去年の冬インテで初めてお会いして、1年ぶりの再会でした。

いつか作品を御一緒できれば!!

◆そしてそして!
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缶バッジやマグカップや時計。
これはですね、
ボクが歌ってみた初投稿のときにミックスくださったミスターことえり先生
http://www.nicovideo.jp/mylist/12918159
http://www.nicovideo.jp/user/8221827
が主催されるサークル「P.B.R(Permanent Beat Rock)」のお品です。

写真のお品のイラストは、ばにゃちゃんが描いております。
(QTイラストを描いてくださったばにゃちゃん!)
http://www.nicovideo.jp/mylist/23054426 

ばにゃちゃんが、ボクの書いたbabyfaceを歌ってくださる、というときに、
ミスターことえり先生を、ばにゃちゃんにご紹介したことが縁で、
先生とばにゃちゃんの親交が深まりまして!!!!

先生には、初めてお会いできて、たくさんお話もできて嬉しゅうございました。

◆そして最後は!
ジャジャーン!
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犬飼さんです!
7:24さんこと、犬飼さんです!
http://www.nicovideo.jp/mylist/18822026
http://www.nicovideo.jp/mylist/26905171
http://www.pixiv.net/member.php?id=264650

昨年は、
ハロウィンマジカルシアター、恋愛ガールズビートで
作品を御一緒くださった犬飼さん!
年始のごあいさつも兼ねて、お伺いしてまいりました!

といっても、お会いするのは、
去年の冬インテ以来の2回目なんですが(笑)

また今年も作品を御一緒しましょう!と
御挨拶してまいりました!!!!



てなわけで、
楽しい冬インテな1日でございました。

以上、QTでした!ジャンジャン(了)
明日は、COMIC CITY 大阪92!
http://www.akaboo.jp/event/0106osaka92.html
インテックス大阪で10:30開場します。(~15:00)

鏡音を始め、たくさんのジャンルの出展がある、
冬インテなんて呼ばれ方もされてるイベント。

てなわけで、毎年恒例のQT名刺を作成いたしました。
なんでかって!?
明日ボクもフラっと行くからなんです(一般参加ってやつです)

ジャジャーン↓
きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

で。これは作ってる途中↓
きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)


QTのイラストは、ばにゃさんが描いてくださいました!
◆ばにゃさんの絵はコチラから→ http://www.pixiv.net/member.php?id=1668619

ニコニコ動画で、歌ってみたの投稿をされてらして、
そんでイラストもダイスキな、ばにゃさん。
◆ばにゃさんのトークはコチラから→ ほら、バナナ食べて元気だそうよ( ´・∀・`)
◆ばにゃさんの歌作品はコチラから→ バナナの実

ばにゃちゃんが去年の2月に描いてくださったボクのイラスト。
QT本人の10,000倍カッコいいこともあって、
とても気に入っております。

ツイッターのアイコンだったり、ニコニコ生放送の壁紙に
使っておりまして、
2013年の名刺にも登場いたしました。

しかし。
明日・・・。

何枚の名刺をお渡しする勇気が振り絞れるのか、
はなはだ自信がございませんが、
冬インテ、楽しんでまいりたいと思います。

てなわけで。
QTでした!ジャンジャン(了)
007カジノ・ロワイヤル
きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

新作007スカイフォールに行く前にちゃんと
観ておかねばと思い立ち、
ダニエルクレイグの007を、
初体験いたしました。

甘くてダンディでニヤケ顔も様になる。
っていうボクのジェームズボンドイメージも
いとも簡単に破壊したクレイグボンド。

(以下、若干ネタバレ↓)
拷問シーンで痛めつけられて悲鳴をあげるボンドも、
初々しく恋するボンドも、
毒を盛られて死にかけるボンドも・・・

それは見たことのないボンドでした。
が、それもまた、
まぎれもなくジェームズボンド=007でした。

確かに。

ボクの007イメージは、
ショーンコネリーのゴールドフィンガーや
ロジャームーアのユアアイズオンリーではありましたが、
硬派なダニエルクレイグも
スパイシーで、ありだと思いました。

ところで。

時に、何故か、
彼がスティーブマックィーンに見えたのは、
ボクだけでしょうか(笑)

微笑よりも
寡黙が似合ってる。

しかし。

もう1本。「慰めの報酬」も観なければ・・・
スカイフォールへの道は、まだ遠い!

(了)




セカンド・ラブ (文春文庫) 乾くるみ

$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)


イニシエーションラブに続いて2冊目の乾くるみ体験。

しかし、このひとの小説を読んだ時だけです。
読んですぐに、
ネットで、検索して調べてみようって思うひと。

一体、みんなはどう思ったんだろう。
一体、この理解で間違ってなかったんだろうか。

分類としては、ミステリ小説なのか恋愛小説なのかなんなのか
ってあたりや、妙に読み進めやすい文体や、それらも含めて、
批評・批判・絶賛・落胆が書かれるひとを
ボクは他に知りません。

ちなみに、
「乾くるみ セカンドラブ」
「乾くるみ イニシエーションラブ」
で、検索してみてください。

でてくる、でてくるネタバレ感想ブログ記事の数々。

で。

この本を読みながら思い出したこと。

「ああ。こんなカンジのひと
いたいた。こわいこわい。」

ですかね。

(了)







映画「レ・ミゼラブル」公式サイト
http://www.lesmiserables-movie.jp/

$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

てなわけで。
大ヒット公開中の「レ・ミゼラブル」を、
元旦に観てまいりました。

映画評をブログに書こうと思ったことがなかったボクが
書いてみようと思った。そんな映画。

レミゼは舞台を観たことがあったので、
さあ、映画はどんなもんだろな、ぐらいの
なんとも斜に構えた入り方をしたボクでしたが、
1日たった今でも、
たくさんのシーンが思い出される、
印象深い映画の1本になりました。

映画は、
なんのためらいもなく、歌から始まる。
すでにファーストシーンから、
これはミュージカルですよ、と
有無をも言わせず伝えてくる。

余計なものは一切見せない、語らない。

どんな舞台のミュージカルよりも
ミュージカルな始まり方でした。

実は、ボクの好きなミュージカルは、
映画だと、
ジーンケリーの「雨に唄えば」だったり、
「巴里のアメリカ人」だったり、
舞台だと、
「劇団四季クレイジーフォーユー」だったり、
ダンスとタップと洒落たダイアログのあるものなので・・・

違う言い方をすると、
「オペラ座の怪人」は、うーむなるほどね、
こーいうのもミュージカルになるんですねうむうむ
という派なので、
ミュージカルとしての映画レミゼには、
たいして期待していなかったわけです。

ところが。ところが。

これは違った。

で。なんでだろう、と、
整理してみてわかりました。

それは、
ほぼセリフ全篇が歌、というこの映画の
その歌が、
役者陣の同時録音で撮影された生歌だった。

そのことに尽きる。

監督トムフーパーのこだわりに心を動かされた。
ということだと思う。

舞台のミュージカルは、もちろん生歌です。
でも、
それこそ、ジャニーズのドーム公演やら、
永ちゃんの武道館みたいに、
どでかいモニター画面に、
歌ってるアップ絵が映し出されてるわけではない。

言わば、そのアップ絵を、
ムービーにしてみました、
セットやらシチュエーションを
映画ならではのしつらえで。

ってのが、
このトムフーパー版「映画レ・ミゼラブル」なんじゃないかと
思います。

ライブなカンジと
ザ映画なカンジ。

映画館で観てよかったなー。と
久しぶりに感じた1本でした。

新しい舞台版「レ・ミゼラブル」も今年上演されるみたいで。

今年の楽しみのひとつになりそうです。

てなわけで。
きゅーてぃでした。ジャンジャン(了)