きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber) -4ページ目

きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

VOCALOIDで曲を作って、ニコ動に投稿している、
QTbomberこと、きゅーてぃのブログです。
世で言われております、ボカロPのおひとりさまの、文章群です。

http://www.nicovideo.jp/mylist/53345328

てなわけで。
ニコニコ動画のバージョンが新しくなりました。
ニコニコGINZA!

原宿バージョンのヘビーユーザーだったんですが、
このサービスももう終わるそうなんで、
慣れ始めることにいたしました。

QT、なに言ってるか、わかんないって方!
こちらを、どーぞ↓
ニコニコ新バージョン「GINZA」リリース‐ニコニコインフォ
 http://blog.nicovideo.jp/niconews/ni042091.html



でですね。
10/8(火)の夜に、
ニコニコGINZAで、生放送やってみました。

使いづらいかなーって
最初は思ったんですが、
なんとか慣れられそーなカンジがしました。

今まで使ってた、
Flash Media Live Encoderとか
ニコ生コメントビューワーとか、
そっくりそのまま使えました!

でね。
岡村靖幸、ピアノの弾き語りで
歌ってみましたwww

タイムシフトを残しましたんで、
たぶん、10/14(月)ぐらいまで聴けるはずです。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv155322552

どーぞ、笑ってやってください。

んじゃ、きょうはこのへんで!

QTでした。べいべー<了>
きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)
岡村ちゃんのライブのDVDが今日発売された。
今年2013年の春のライブ映像。

ちょうど今見終わって、
興奮冷めやらぬ状態です。

べいべえええええええええええええええええええええ

もー、なんていうんでしょーか。

かっこいい。
エロい。
かわいい。
すごい。
だいすき。

言葉にすると全部ホントじゃないみたい。

たてつづけのライブ。
たてつづけのDVD。

もうそのことだけでもシアワセなのに、
期待をはるかに超えたノリノリの映像と音楽。

岡村ちゃん、誰それ?
はい。岡村靖幸ちゃんのことです。

岡村靖幸公式ホームページ
http://okamurayasuyuki.info/info/

なんか今月末には、握手会もあるみたいで・・・・
靖幸ちゃんの手、握りてー。
どーしよっかなー。
東京行こっかなー。

てか。
も1回、見よー。そーしよー、べいべ。

2013ライブ「むこうみずでいじらしくて」 [DVD]/岡村靖幸

¥4,980
Amazon.co.jp


2013ライブ「むこうみずでいじらしくて」 [Blu-ray]/岡村靖幸

¥5,980
Amazon.co.jp


んじゃ、また!

べいべー。<了>


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てなわけで。

明日。
10月2日。

岡村ちゃんのシングルが発売される。
べいべええええええええええええええ!
べいべええええええええええええええ!

You Tubeに、2分間だけ公開されてたんで、
リンク貼っときます。
靖幸ちゃんがアニメになってました。

岡村靖幸「ビバナミダ:2 minutes version」


んで、一応、ツイートもスキャンしてみました。
アタクシのふぁぼも記念に残しとこうかと(笑)
$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)


さあ!

ぐっすり眠って、明日をむかえるぜべいべー(←寝るんか)

<了>

$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

てなわけで。

新しいノートを使いはじめた。
気になったときに書きとめておこー。
そう思って、
朝、カバンに入れた。持ち歩いた。

そんなときに限って。

帰りは雨。

コート脱いで
リュック背負って、
その上からまたコート着なおして・・・

なもんで。
ノート濡らさずにすんだ。
手帳も。財布も。その他も。

しかし。
雨に濡れたノートは、
見てるだけで心が折れる

雨。
冷たい雨。
月曜の雨。
夜の雨。

どーなってるんだろ、今。
部屋だから分わかんない。

明日、晴れるといいな。(了)
今朝の朝刊をめくっておりましたら・・・
ライフオブパイの映画広告やらが、
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バーンと目に入ってきたかと思ってたら・・・


なんしか、
結構なページを割いて、
載ってました。

センター試験の問題と解答。

うひ。

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話のネタに解いてみようかと思ってみたものの、
ものの2分で、断念。

問題を解く精神的体力が、すでに皆無なことが
すぐにわかりました。
皆無。
ゼロ。
ナッシング。

しかも、予期しなかった頭痛まで訪れる始末・・・

でも。
いまでもしみじみ思う。

世界地理、世界史、
そしてと日本史、特に幕末~昭和史

「もっとちゃんとやっときゃよかった」

って、マジで。

でも。そもそも。

教科書のつくりかたと
カリキュラムの組み方の問題だと、実は思う。

日本人の昭和史(含む明治以降)の無知は
かなり意図的に仕組まれた歴史教育の弊害じゃないか、とも思う。

いずれにせよ。
そーは言っても。

できることなら。
学生の頃にタイムスリップしてみたい。

中学1年くらいに(笑)

「小学校のときから、
ずーっと、好きって
言ってるよ、彼女」

と、彼女の女友達が
ある日、教室で
教えてくれたのが
その頃だったんで・・・

てなわけで。
今日もとりとめもなく、
QTでした!ジャンジャン!


追伸
昨日の晩、今年最初の生放送いたしました!
今年最初の放送でーす(1月の新ドラマについて語ってみよっと)・・・という枠(出演QTbomber)第108回
タイムシフト残しました!

(了)








誰かと会う約束が決まった
旨そうなラーメン屋を教わった
次までに3つ考えとかなきゃいけない・・・

これから起きるなにかと
なにかしら毎日遭遇する。

そんなナニかしらを、ボクは、
いまだに
何かに書きとめる派だ。

失敗したコピーの裏だったり
昨日受け取ったひとさまの名刺の裏だったり
ちゃんと手帳だったり
カレンダーにだったり

数多ある便利なアプリやソフトは
いまだに、どーも馴染めなくて、
必ず何かに書きとめてる。

ちなみに、今書いてるコレは
いきなりここに書いてますが(笑)

てなわけで。
新しいノートを買った。
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去年まで使ってたノート、
白紙のページ、
わりとあるけど。

今日からは、これに書く。

さ。何書こ!

(了)
前回までのおはなし
  「コースターのアドレス」
  「初めてメールを送った。」
  「ひとりで行きます」
  「彼女と再会した。」
  「レスは返ってこなかった。」

「それマジかー!」
  「マジ」
「(笑)」(一同)
  「そんな笑わんとってや」
「(笑)(笑)(笑)」(一同)


「で、クロちゃんからは何か連絡あったん?」
  「いや、なんも」
  「てか、クロちゃんになってんの(笑)」
「なんか名前で言うよりおもろいやん」


いつしか、ネタの提供者に昇格していたようだ。
それも悪くない。
そんなことより・・・

その日。
クロちゃんからの連絡は、結局なかった。

そして、その翌日。

シゴトもお休みだったんで、
例によって昼ぐらいまで寝てしまい。
起きたら起きたで、
調子の悪いパソコンを、
あーでもない、こーでもないしてるうちに
あっという間に夜になってた。

と、その時。

メールが来た。
もう、メールに期待することを
辞めかけてた、その時。

クロちゃんからメールが来た。


「ごめん遅くなったー。覚えてるよ。どしたん?なんかあった?」

  「あった。実は・・・」差支えない程度に、ありのままを伝えた。

「マジ!大変やん。で、彼女には、それ言ったん?」

  「言うてない。言えるわけない。」

「だよね。てか、教えてくれてありがとう
てか、連絡ないなー、無視されたーって思ってた。」

  「ごめんごめん」

「ちなみに、そのこ、なんてこ?」

  「○○ちゃん」

「知ってるこや」

  「マジ!」

「ウソウソ。全然知らんこ。」

  「・・・・」

こうして、
その日は、夜中までメールが延々続いた。

よくよく聞いたら、
その日、クロちゃんは、ずっとお店らしく、
そんな忙しくもなく、
だからずっとメールできるてる、ということだった。

で、結局。
近々お店に来てよ行くわ、という話になって、
シロちゃんに、このことを伝えるかどうかが
その夜の一番の議論になりかけた。
が、
伝えることもないかないよね、ってことになり、
見つかったら見つかったで、
なんとかなるだろー、という結論に達した。



それから、そんなにアイダをおかず、
クロちゃんに会いに行った。

なぜか、その日は、
「クロちゃんに会いに行くツアー」
というツアーが
知らない間に組まれていたようで・・・

結局。
総勢10人くらいで、
ミナミに繰り出すことになった。

「歴史的再会に立ち会いたいんです」
とか口々に言うてた。てか、言われてた。


席にクロちゃんがやってきたときは、
全員が総立ちで、クロちゃんの名前を叫んで出迎え、
アホみたいに写メを撮りまくっておられました。


***********************

まだ、ツイッターや、スカイプを、
みんなが使ってなかった、
ちょっと前のお話でした。

実は、
成人の日が近づくと、必ず、
この話をこっそり思い出してます。


今にして思うのは・・・

もしかしたら、こーいうドタバタがなかったら
クロちゃんやシロちゃんのことを
思い出すこともなかったのかもなーって。

どーしてんでしょーね!!
ふたりとも。




てなわけで。

全6回にわたる、実話ぶろぐ。

いかがでございましたでしょうか?


でわでわ。
明日からは、
また通常モードに切り替えます!!

以上。QTでした!ジャンジャン(了)
$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)
前回までのおはなし
http://amba.to/UaO8bj 「コースターのアドレス」
http://amba.to/UaXOT4 「初めてメールを送った。」
http://amba.to/Ud57cR 「ひとりで行きます」
http://amba.to/VCdAbQ 「彼女と再会した。」


「わー。ひさしぶりー。」
ひさしぶりー。たぶん

「ってカンジでもないかw」
うん。うん。

「ずっとメールしてたもんね」
してた。してた。

「なんかメールくれるとか思ってなかったから」
思ってなかった。してるって。

「すごい嬉しかったー」
申し訳ない。
拙者はらきります

「あ。見て見て。ココ」
目じゃなきゃどこでも見ます見ます

「中指切っちゃたあと。なおりかけ」
料理の時に失敗したんだよね。知ってる。

「あんま料理とかしないからさー」
知ってる。それも知ってる。メールで読んだ。

「高校ん時の友達マジ受けてた、バンドエイド見て」
しかし、どこで間違ったんだろー。

「てか、成人式たのしかったー」
あ。メアドだ。色黒系のアドレス。

「写真撮ってもらったやつ。見て見て」
いろぐろの彼女のアドレスは違うアドレスってことだ。

「だよね。言われたー。アップの髪も似合ってるでしょ」
いろぐろの彼女の本当のアドレスは何だったんだ・・・

「これ見て、弟、なんて言ったと思う?」
捨てちゃったかなー。ん?いやいや。

「生意気でしょー。なんかアタマにくる」
カバンの中に入ったまんまだ。





ボクのことをメッチャよく知ってる、
目の前のイロジロの彼女の話を聞きながら、
考え続けた。どこで間違ったか。


しかし。
上の空はよくない。

「くろいくろい言われるねん」な彼女の残像は
いったんミュートだ。ミュート。
店を出てから考えよう。そーしよう。







そんなこんなで、
ファミレスでコーヒーを注文したのは
それから3時間ほど後のことだった。


状況の整理だ。

いろぐろの彼女だと思って送ったメールは、
イロジロの彼女に届いてた。

色黒系のコトバを含むアドレスは
イロジロの彼女のアドレスだった。

単に「本人」と「名前&アドレス」を
間違って覚えたからだ。
いや。
ちゃんと覚えてなかっただけだ。そもそも。
5分間隔で次々来てたんだもん・・・

で。イロジロの彼女とは文通を続け、
さっき会った。
彼女はとても喜んでた。
ボクは何度もハラを切った。

じゃあ。「くろいくろい言われるねん」の彼女の
本当のアドレスは何だ。

カバンをまさぐった。

あった。でてきた。
年末のコースターコレクション。

時間をかけて、
1枚1枚丹念に見なおした。

なんか自信はなかったけど、
コレじゃないかなーって
アドレスをひとつまで絞り込んだ。

あ。そーだ、そーだ。
そー言えば!

年が明けてから、
いくつかの見慣れないアドレスから、
アケオメーってメールきてた。
全部スルーしてたけど、見なおそ。

もしかして、
送ってきてたのかな、彼女・・・。

絞り込んだひとつのアドレスから、
メールが届いてないか照合を始めた。

1月1日・・・・該当なし
1月2日・・・・該当なし
1月3日・・・・該当なし

12月31日・・・該当なし
12月30日・・・該当なし

やっぱきてない。

や。
なんか1月6日ぐらいにひとつあったなー。
えらいのんびりしたアケオメやなーってのが。
それかなー。

念のため。見とこ。

1月6日

えーと。
どれどれ・・・。

あ。

合致した。

これだ。

合致した。



時計を見たら既に25時をまわってた。
このアドレスあてにメールを書こう。
今、書こう。そうしよう。

もう間違えらんない。
慎重に書こう。そうしよう。




レスが遅くなったこと。
年末にお店に行ったときに印象的だったことを
できるだけ具体的に書いて、
覚えてるかどうか質問した。
覚えてなかったら正直にそう言ってほしいとも書いた。

送った。

3分たった。


10分たった。



1時間たった。




レスは返ってこなかった。


(続く)http://amba.to/SDUvXF
$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)
≪イメージ写真≫
前回までのおはなし
http://amba.to/UaO8bj 「コースターのアドレス」
http://amba.to/UaXOT4 「初めてメールを送った。」
http://amba.to/Ud57cR 「ひとりで行きます」

メールを送った直後の数分間。
レス返ってこないかな、返信まだかな、と激しく思う。
それが甘酸っぱいメールの時は、特に激しく。

レスが返ってくるまでの時間が、長ければ長いほど、
ダメだ、終わった、脈ない、あ~あ。と、落胆する。

それを重ねてると、
今、テレビ見てて手元にケータイがないんだ、
今、遅めのごはん食べてる最中なんだ、
今、地下鉄に乗ってて電波が届かないんだ、
今、日帰りのソウル1泊2日の旅行中なんだ・・・

彼女の「今」をメーキングする天才プロデューサーが
またひとり誕生するだけだ。

ただ、楽天家に見えるひとほど、
世界一の妄想ペシミストかもしれない。とは思う。




2分が過ぎた。
いろぐろの彼女にメールを送ってから・・・

やっぱ、ひとりでお店に行きます、とか書いたから
引かれてるんちゃうやろか
送り直すべきなんやろか
いやいや・・・

そんなことを考えてた。秒刻みで。
別にたいして興味があるわけじゃないからと
テーブルに放り投げたケータイから
1㎜たりとも目線は外れることなく。

3分が過ぎた。

ブルブルっとケータイが鳴った。

受信した。
メールだ。

誰からやろ。
メルマガやろどーせ。

ケータイを開いた。
確認した。

彼女からだった。
いろぐろの彼女からだった。

ひとりでくることは
やなことなんかじゃない
逆になんかうれしい
それはいつごろになりそうなのか
はやくおしえてほしい
その日は予定を変えてでも
出るようにするから


そんなことを書いてた、確か。


あー。よかった。
ほっとした。
すぐさまスケジュール帳を開いてた。
この1~2日のあいだに調整するけど、
おそらく、この日になりそうだけど、
だいじょぶそうか、と、程なく返した。

たぶんだいじょぶだと思う。
そう返ってきた。


その日から、Xデーまでの数日間。
それまでのように、メールのやりとりが続いた。

料理で失敗して中指をちょっと切ってしまったこと
十日戎の日に商売繁盛の笹を買ったこと
実家の弟からの電話が生意気でムカついたこと
学校じゃ成人式に何着るかが話題になってること

もしかしたら、それまで以上だったかもしれない。


そして、その日がきた。

朝になり。
昼がきて。
夜になろうとしてた。


もう学校もとっくに終わって、
もうそろそろ店に入る頃

こっちはちょっとすることができて
たぶん21時過ぎぐらいになりそうなこと

今髪の毛イジってもらってるところ


そんなことをやりとりしてるうちに、
あっという間に21時になろうとしてた。

わき目も振らずミナミへ向かった。
今夜もこの街は賑わってた。
年末以来だというのに、
妙に懐かしい感じがした。

店のドアを開けると、
ビートの激しい音楽が聴こえてきた。
黒服の店員さんに聞かれる。
「ご指名はございますか」

いろぐろの彼女の名前を告げた。

店内は、まだ時間も浅いからか、
さほど混み合ってるわけでもなかった。
それでも、
案内された席で、しばらく待たされるのが、
こういうところのある種の作法。

待ってるのも悪くない。
すぐにひさびさの再会だ。
むしろもう少し待たせてくれてもいい。
その方が落ち着ける、今日は特に。

直前にもらったメールを
もう1回見たりしながら、
いろぐろの彼女が来るのを待った。

2分たち
3分過ぎ
5分くらいした頃

黒服の店員さんが、近づいてくる足もとが見えた。
自分のところで立ち止まった。
こちらに向かって声を発した。

「ご来店、誠に有難うございます。
大変お待たせいたしました。○○さんです。
ごゆっくりお過ごしください」

いよいよ。ひさびさ。ドキドキ。
黒服のうしろにいるの彼女かな。
あ。黒服どいた。

見上げた。
ようやく目を上げた。

彼女と目が合った。

笑ってる。
超笑顔。
満面の笑み。

ボクの名前を呼んでいる。

めちゃ喜んでる。
めちゃ笑ってる。







でも。























「だれだ、こいつ・・・」










「いろじろやし・・・」



次回へ続く。http://ameblo.jp/qtbomber/entry-11448677157.html
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≪イメージ写真≫
前回までのおはなし
http://amba.to/UaO8bj 「コースターのアドレス」
http://amba.to/UaXOT4 「初めてメールを送った。」

メールというやつは、
しかもケータイのメールというやつは、
とかく色んな気をつかう。送るときは特に。

短すぎやしないか、長すぎやしないか。
定型っぽくないか、そうでないか。
まじめすぎないか、くだけすぎてないか。

そんなことをまわりに話すと、
「考えすぎちゃうんw オレなんか読んだらすぐ消すで」とか
「いや。所詮メールっすよ。よくあるパターンが一番っすよ」とか
「それめっちゃわかる」とか・・・
結局、ひとそれぞれで・・・



「いま学校も休みなんで、年末から実家に戻ってきてる。
四国なんだ実家。なんかいまだに大阪慣れなくて。
メールありがとー。めっちゃ嬉しかったよ。」


アケオメに続いて彼女から届いた。
3分と空かず。
実際は、いろぐろの彼女の絵文字、デコ付きで。


「あ。九州なんだ。どうりで関西弁じゃなかったんだ。
てか、関西のひとって、みんなおもしろい。
店にくるひとも、学校のこも。」

「ちがうちがう。そんなことないよ。
でも妙にテンション高かったから、めっちゃ笑った。
あしたは親と成人式の着物みにいくとこ。あさってだったっけ。」

「おはよう。寝てたー。
テレビ見ながらそのまま寝ちゃってた。
いまから初詣に行ってくる。寒そー」

「今日は高校の時のともだちと
カラオケ行ってた。
このメールのやりとりのこと話したら、
お客さんにそんなプライベートなこと
話してだいじょぶって心配された。」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
結局、仕事始めの日が過ぎても、延々と、
こんなやりとりが続いた。
結構おびただしく。
ごくごく
あたりまえの日常と化していた。



「これって、定型ですって。よくあるレスですよ。」
「いやいや、なこたない。この間隔みてみ。
ほれ。で、次がこれ。な。せやろ。」
「たしかに、オレは2日あととかザラやもんな。」
「それ、金もってない思われてるだけちゃいますのん」
「そんなはなし、どーでもええわ」
「てか、送信側も、見せろや。なんで受信だけなん。」
「ほんまや。オマエの文章も見せろや(笑)」
「で。どーしたいんすか。」
「そやそや。なにをききたいんや(笑)」


ふだんあまりケータイでメールしてることがなかったボクの
年明けからの異変に気付いたまわりの連中が、問い詰めてきた。
で。
すったもんだの末、行きがかり上の流れで、
そのメールをみんなで見て、分析しようということになった。


「で、どーするんすか」
  「どーしたらいいと思う?」
「会いたい思うてるんちゃうん?」
  「うん、まぁ」
「そんな時間空けん方がええで、こういうときは」
  「でもまだ実家におるって書いてたろ」
「大阪いつ戻ってくるか聞けばええやん」
  「ま。そやなー」
「店、いついきますのん?」
「あ。それついてこかな」
  「店か。やっぱそーだわな」
「あたりまえやん。」
  「いっしょに行ってくれる?」
「あ。行きます行きます」
「あほ。ひとりで行くんやないか、こういう時は」
  「え?」
「ひとりで行くんや。」
「で。さっと帰ってくる」

「おー」(一同)

  「そっか。ひとりでか・・・」

ひとりで行かなアカンのか・・・。
なんかえらい気合い入ったひとみたいやん。
なんか恥ずかしいなあ。
でもなー。
なんか会ったら、
めちゃ楽しいやろーなー。
いろんなこと話そう。
そうしよう。
でもなー。ひとりかー・・・


メールのやりとりは、その後も続き・・・。
明日、大阪に戻ってくる、ってことがわかった、
その日の夜。

その日の夜に、送ることにした。
メールを送ることにした。
どーだろう。
10回くらい書きなおしたと思う。


近いうちに、
お店に行こうと思うこと。
ひとりで行こうと思ってること。
それってやじゃないかってこと。

そんなことを書いて送った。

そしたら、
程なく、
返信があった。

(次回へ続く)http://amba.to/VCdAbQ

$きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)
≪職場の近くの道端より≫