彼女がウソをついた | きゅーてぃのぶろぐ(執筆:QTbomber)

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VOCALOIDで曲を作って、ニコ動に投稿している、
QTbomberこと、きゅーてぃのブログです。
世で言われております、ボカロPのおひとりさまの、文章群です。

http://www.nicovideo.jp/mylist/53345328

前回までのおはなし
  「コースターのアドレス」
  「初めてメールを送った。」
  「ひとりで行きます」
  「彼女と再会した。」
  「レスは返ってこなかった。」

「それマジかー!」
  「マジ」
「(笑)」(一同)
  「そんな笑わんとってや」
「(笑)(笑)(笑)」(一同)


「で、クロちゃんからは何か連絡あったん?」
  「いや、なんも」
  「てか、クロちゃんになってんの(笑)」
「なんか名前で言うよりおもろいやん」


いつしか、ネタの提供者に昇格していたようだ。
それも悪くない。
そんなことより・・・

その日。
クロちゃんからの連絡は、結局なかった。

そして、その翌日。

シゴトもお休みだったんで、
例によって昼ぐらいまで寝てしまい。
起きたら起きたで、
調子の悪いパソコンを、
あーでもない、こーでもないしてるうちに
あっという間に夜になってた。

と、その時。

メールが来た。
もう、メールに期待することを
辞めかけてた、その時。

クロちゃんからメールが来た。


「ごめん遅くなったー。覚えてるよ。どしたん?なんかあった?」

  「あった。実は・・・」差支えない程度に、ありのままを伝えた。

「マジ!大変やん。で、彼女には、それ言ったん?」

  「言うてない。言えるわけない。」

「だよね。てか、教えてくれてありがとう
てか、連絡ないなー、無視されたーって思ってた。」

  「ごめんごめん」

「ちなみに、そのこ、なんてこ?」

  「○○ちゃん」

「知ってるこや」

  「マジ!」

「ウソウソ。全然知らんこ。」

  「・・・・」

こうして、
その日は、夜中までメールが延々続いた。

よくよく聞いたら、
その日、クロちゃんは、ずっとお店らしく、
そんな忙しくもなく、
だからずっとメールできるてる、ということだった。

で、結局。
近々お店に来てよ行くわ、という話になって、
シロちゃんに、このことを伝えるかどうかが
その夜の一番の議論になりかけた。
が、
伝えることもないかないよね、ってことになり、
見つかったら見つかったで、
なんとかなるだろー、という結論に達した。



それから、そんなにアイダをおかず、
クロちゃんに会いに行った。

なぜか、その日は、
「クロちゃんに会いに行くツアー」
というツアーが
知らない間に組まれていたようで・・・

結局。
総勢10人くらいで、
ミナミに繰り出すことになった。

「歴史的再会に立ち会いたいんです」
とか口々に言うてた。てか、言われてた。


席にクロちゃんがやってきたときは、
全員が総立ちで、クロちゃんの名前を叫んで出迎え、
アホみたいに写メを撮りまくっておられました。


***********************

まだ、ツイッターや、スカイプを、
みんなが使ってなかった、
ちょっと前のお話でした。

実は、
成人の日が近づくと、必ず、
この話をこっそり思い出してます。


今にして思うのは・・・

もしかしたら、こーいうドタバタがなかったら
クロちゃんやシロちゃんのことを
思い出すこともなかったのかもなーって。

どーしてんでしょーね!!
ふたりとも。




てなわけで。

全6回にわたる、実話ぶろぐ。

いかがでございましたでしょうか?


でわでわ。
明日からは、
また通常モードに切り替えます!!

以上。QTでした!ジャンジャン(了)
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