「コースターのアドレス」
「初めてメールを送った。」
「ひとりで行きます」
「彼女と再会した。」
「レスは返ってこなかった。」
「それマジかー!」
「マジ」
「(笑)」(一同)
「そんな笑わんとってや」
「(笑)(笑)(笑)」(一同)
「で、クロちゃんからは何か連絡あったん?」
「いや、なんも」
「てか、クロちゃんになってんの(笑)」
「なんか名前で言うよりおもろいやん」
いつしか、ネタの提供者に昇格していたようだ。
それも悪くない。
そんなことより・・・
その日。
クロちゃんからの連絡は、結局なかった。
そして、その翌日。
シゴトもお休みだったんで、
例によって昼ぐらいまで寝てしまい。
起きたら起きたで、
調子の悪いパソコンを、
あーでもない、こーでもないしてるうちに
あっという間に夜になってた。
と、その時。
メールが来た。
もう、メールに期待することを
辞めかけてた、その時。
クロちゃんからメールが来た。
「ごめん遅くなったー。覚えてるよ。どしたん?なんかあった?」
「あった。実は・・・」差支えない程度に、ありのままを伝えた。
「マジ!大変やん。で、彼女には、それ言ったん?」
「言うてない。言えるわけない。」
「だよね。てか、教えてくれてありがとう
てか、連絡ないなー、無視されたーって思ってた。」
「ごめんごめん」
「ちなみに、そのこ、なんてこ?」
「○○ちゃん」
「知ってるこや」
「マジ!」
「ウソウソ。全然知らんこ。」
「・・・・」
こうして、
その日は、夜中までメールが延々続いた。
よくよく聞いたら、
その日、クロちゃんは、ずっとお店らしく、
そんな忙しくもなく、
だからずっとメールできるてる、ということだった。
で、結局。
近々お店に来てよ行くわ、という話になって、
シロちゃんに、このことを伝えるかどうかが
その夜の一番の議論になりかけた。
が、
伝えることもないかないよね、ってことになり、
見つかったら見つかったで、
なんとかなるだろー、という結論に達した。
それから、そんなにアイダをおかず、
クロちゃんに会いに行った。
なぜか、その日は、
「クロちゃんに会いに行くツアー」
というツアーが
知らない間に組まれていたようで・・・
結局。
総勢10人くらいで、
ミナミに繰り出すことになった。
「歴史的再会に立ち会いたいんです」
とか口々に言うてた。てか、言われてた。
席にクロちゃんがやってきたときは、
全員が総立ちで、クロちゃんの名前を叫んで出迎え、
アホみたいに写メを撮りまくっておられました。
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まだ、ツイッターや、スカイプを、
みんなが使ってなかった、
ちょっと前のお話でした。
実は、
成人の日が近づくと、必ず、
この話をこっそり思い出してます。
今にして思うのは・・・
もしかしたら、こーいうドタバタがなかったら
クロちゃんやシロちゃんのことを
思い出すこともなかったのかもなーって。
どーしてんでしょーね!!
ふたりとも。
てなわけで。
全6回にわたる、実話ぶろぐ。
いかがでございましたでしょうか?
でわでわ。
明日からは、
また通常モードに切り替えます!!
以上。QTでした!ジャンジャン(了)
