折り畳み椅子の修理 | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

 昔は中学校で技術家庭科と言うのがあったんだよ。
1962年から1990年までの期間のようです。
男子は将来社会や家庭で使えるようにと技術科で、女子は良妻賢母を目指して家庭科でした。
だからと言って男子厨房に入るべからずではなく、小学校ではミシンで雑巾縫ったり味噌汁やドレッシング作ったりしました。
ドレッシングは新鮮でした、生の葉野菜を食べると言うのが(笑)
私は田舎の農村の育ちなので、人糞肥料の葉野菜は寄生虫が多いから生はご法度。
必ず火を通すのが基本でした…1970年頃の話です。
閑話休題、基礎は押さえて年頃になったら其々男らしく女らしく役目を全うしろという、今のジェンダーフリーの時代では考えられない、でもそれはそれで理にかなっている教育でした。
私の時は板金加工とリベット締めと半田付けで塵取り作り、木工は切断とほぞ切りやボール盤等で折り畳み椅子作り。
両方ともまだ家にあります…多分私のではなくて弟作の。
椅子は今は百均のを手直しして使ってるんだけど、流石安物過ぎて小さ過ぎる。
しかも当時これにミシンを掛けられる自信が無かったので、革細工です。

 



 なので家にあった折り畳み椅子を修理しようと思い付きました。
足の擦り減り具合からしても、かなり生地が伸びてる。

 



 取り敢えず裁縫屋さんとホームセンター周って部品を購入。
8号生成帆布40cm、684円
ソフトタッチテープ幅25mm長さ1m、108円
椅子鋲20本入り、105円
合計897円。

 



 布張り外して本体を洗う。
加工精度が悪くて十分に折りたためませんが、面倒臭いので修正はしない。

 



 帆布を裁断して部品作り。
2枚取りできるので失敗しても大丈夫。

 



 縁は当時はどうだっけか…もう忘れてるけど、ミシンは掛けなかった。
昨年ミシンスキルレベル1を獲得しました。

 


 でも1年経ったら忘れてました(笑)
なので再度妻にご教授願い、またレベル1を獲得。

 



 縁は折って更にソフトタッチテープを糊付け。
オリジナルはPVCのテープだったので、同等の性能が出せるかは不明。

 



 鋲打ちです。
オリジナルを抜いたら曲がったのばかりで、こちらは今の方が確実に上手く打ててます。
でも悲しいかな老眼でまともに見えないので、かなり蛇行してる。

 



 なので反対側は眼鏡式の拡大鏡のお世話になりました。
また作業手順も改善したので、これならまあまあかな。

 



と言う事で完成。

 



 座ってみた所良い感じ。
今は危ないからこういう事もさせないみたい。
そりゃぁ日本の物造りも衰退するよなぁ。。。