ヒトの眼の見え方 | CLAYの日記

CLAYの日記

老後の為の忘備録

テーマ:電気・電子・光学
2012/05/09 00:08
 カメラの話題で引っ張ろうと思ったんだけど、こういうのはネットにも沢山あるので自分が書く意義が見つけられない。。。
画素数の話にしても既に答えは出てるんだけど、良いものと売れるものが同じでないのは世の習いですね。
でも折角なので辛気臭くならない程度にもうちょっと引っ張ろう(笑)
 
 でまあ昔から不思議に思うのは「自分で見ている様に他の人も見ているんだろうか?」と言う事。
私は赤緑色弱なので、小さい頃から絵を書くと先生や親が「え?なんでこの色なの?」となる訳。
でも小学生の時に色盲の同級生が居て、彼が色覚異常検査表を見るとこれがまた私とも違う見え方してるみたいだった。
そんなのもあって色にはあまり関心が無くて、幾つかの原色以外は色の名前と実際が一致しませんね。
実際には日本人は5%が赤緑色弱と言われていて、更に種々の問題(つまり社会的な差別)もあって小学校での色覚異常検査も既に廃止されましたね。
 
 と言う事で人間ですら個体差でどう見えているか判らない眼の機能、他の動物や昆虫だったらどう見えているかなんて想像も付かない。
犬は色盲と言うけど、チエリーの世界はどうなのかなんて人間の誰にも判らない…想像は付くかも知れないけど。
じゃあカメラで撮る画像ってなんなの?カメラは人間の眼と同じように見えているの?…そんな筈ない(笑)
実は人が「こう見えている」という絵を作っているんですね。
最近はデジタル処理なので、「こうあって欲しい」という絵を作ってくれる場合が多いですが。
下は10年前に近所にやってきた仮面ライダー…子供にせがまれて連れて行った。
少なくとも近眼で色弱の私にはこんな鮮明には映っていませんでしたね(笑)
でも「思い出は美しく残したい」という要望にはちゃんと応えてくれてますね。(撮影:OLYMPUS C-3040ZOOM)
 
 また昆虫の場合は人間よりも紫外線側に感度のピークが有る為に、見え方も人間とはかなり違う筈。
よくテレビなどで「昆虫の眼には世界はこう映っている!」なんてやってるのありますが、それだって実際にはどうだか。。。
人間の見る世界…まあ多少の個人差はあっても見てる世界はあまり違わない筈。
 
昆虫の見る世界…慣れればこれも良いかも(笑)というか、こう見ている人間もいるかも知れないし、昆虫にはこう見えていないかも知れない。
 
 
 細かいことを言うと、人間の眼は映っているものを見ているのではなく、見たいものを見ていると言うのが正しいとか。
例えば亡父などは木材関係にも造詣が深く、木目を見ただけで「これは楢だ、クヌギだ、樫だ」と何でも見分けておりました。
弟は繊維問屋に勤めておりましたので、糸はよぉ見えているみたい。
 
 私は部品の購買を10数年やっておりましたので、プラスチックは見ただけで一般的な材質は大体判りますね。
鉄はその色と、少しグラインダーで削って火花を見ればこれも大体の組成が”見える”んですね。
火花試験という初歩の初歩ですが。。。
 
 でも精油を見ても何がなんやらだし、ゴマ油見てもそれで種の種類見分けることもようしませんわ。
ブロガーさんの中には女性のスカートの中まで見える強者もいらっしゃるようですが、そんな神業はとてもとても(笑)
また同じ人間であっても年季で見え方が違う…つまり自分の見たい物を見ているのが人間なんだと…不思議ですね。
 
 なんて書いてると長くなったので続く…続くんか?
本当は「楽しく遊べるデジカメの裏ワザ」にしようと思ったんだけど(笑)