ヒトの眼と器械の眼 | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

テーマ:電気・電子・光学
2012/05/09 23:46
 なんだかんだ言っても、人間は情報量の80%以上を目から得るとか。
まあそれだけの値打ちがあるかどうかは別にして、音や静止画に比べて動画の情報量が重いのも事実。
でも人間には太陽から届く電磁波の全てが見えている訳ではなくて、ほんの一部だけを見ているに過ぎないんですね。
 
 
 概ね380~780nmの波長の電磁波を捉えているけど、これも実は個人差が大きい。
しかも全てに渡って同じ感度ではなくて、お決まりの正規分布のような曲線を描きますね。
きっと私みたいな赤緑色弱だと、緑から赤に掛けてがこんなに綺麗な曲線じゃないんだろうね。
夢のない事を書くと人間が緑に癒されるのは、単に緑が人間の目の一番感度の高い所にあって負担が少ないと言うだけの話。
 
 人間の場合は太陽の光を受けて地球上で進化したから、太陽の光の一番多い所に合わせて眼が進化してるんだけど、カメラのような人工物はそうではない筈。
まあそれを人間の目で見えるように作ってるんだけど、ピッタリ合わせるのは難しいんですね。
何がピッタリかってのすらあやふやだしね。
今は半導体全盛の時代だけど、これって実は赤外線の波長に合うんですね。
今でこそ白色LEDが出来て照明に使われてるけど、私が子供の頃は赤色しかなかった。
これを技術開発して現在は青色まで出るようになってきた訳。
 
 
 まあそれだけが理由ではないんだけど、今はテレビやエアコンのリモコンは赤外線使ってますね。
つまり人間の目には見えない…ど~覗き込んでも見れないものは見れない(笑)
でも半導体で発光しているなら、同じ半導体を使ったカメラ(受光素子)なら見れるんじゃないの?
と10年程前に裏ワザを思い付いてやってみたら見えた(笑)
 「10年経ってまだ同じ話題か?進歩ねぇなぁ」ってな所なんだけど(笑)、当時はロクなデジカメも無かったので写りも悪い。
もう一度撮るとこんな感じ。
勿論写真に撮らなくてもちゃんとモニターで確認できますよ。
消灯時
 
 
発光時
 
 
 ビデオに撮るとこんな感じ。
テレビのリモコンだけでなく、携帯電話だってちゃんと光ってる。
 
 私は真面目ですので(ほんまか?)、会社で女性社員から「エアコンのリモコンが効かない」とか言われると、携帯電話のカメラ機能でリモコン見てちゃんと光ってるかとかを確認してましたね。
実は本当はこれでも赤外線フィルターが入ってて、かなり減衰させてる。
高尚な趣味をお持ちの方は、天体写真を撮るためにこのフィルターを外してちょっとでも感度を上げようと涙ぐましい努力してますね。
私もやってみたいんだけど、際限なく金を食う泥沼にハマるのが目に見えているので、怖くてまだ手を出せない。。。
個人でもこんな写真が撮れる…かも。
 
 実はまあこれは昔のテープ式ビデオカメラの時代からよく知られてたことなんです。
きっと一部のブロガーさんの琴線に触れる、あのスケスケ写真が撮れるんですね(笑)
赤外線は目に見えないから、暗闇でも撮れる。
しかも人体は発熱してるので、赤外線を放射してる…となると何と無く期待して読んでる人も居るかも(笑)
なのでラジオラ○フ等では何度も改造記事が出ているようですね(読んだことないから知らない)
ああ…写真を載せようと思ったんだけど、品性に係わるのでとてもよぉ載せませんわ(笑)