11月21日 東京 レトルト・ホットパック・アセプティックのバリデーション | 広田鉄磨のブログ

広田鉄磨のブログ

ほぼ毎日更新中

テックデザイン主催のセミナーです。申し込もうと思う方は

teddyhirota@yahoo.co.jp に相談いただけたら ディスカウント交渉いたします

 

広田

 

レトルト・ホットパック・アセプティックのバリデーション実務入門 [講習会詳細] | テックデザイン (tech-d.jp)

 

 

バリデーションとは、【製造設備や分析機器が適切な環境のもと正しく動作し、仕様に沿った品質に保たれているかを検証する】ということですが、日本のㇾトルト・ホットパックラインではバリデーションという概念が不在のままに運転することが当然のようになっているのが現状です。しかしながら、HACCPにもあるように殺菌の有効性の根拠となるエビデンスの入手は絶対に必要であることは言うまでもなく、本セミナーでは、そのバリデーション実務について経験豊富な講師が解説していきます。

レトルト・ホットパック・アセプティックの
バリデーション実務入門

 

【日 程】

2023年11月21日(火) 10:30~16:30

【会 場】

関西大学 東京センター(東京駅直結)

【受講料】

36,300円(会場受講)
熱殺菌工学(入門編・初級編)追加:+18,700円
熱殺菌工学(入門編~上級編)追加:+40,700円
別途こちらのフォームから申し込みお願いします。

※既に熱殺菌工学を受講済みの方は11/21の受講料を割引しますのでお問い合わせください。

【備 考】

テキスト
会場受講:印刷・製本したものを配布
予習・復習用動画付き(レトルト・ホットパックのバリデーション紹介動画)

■備  考:オンデマンド講座で熱殺菌工学入門編、初級編程度の基礎知識を習得してから臨むことがふさわしい。オンデマンド講座のレトルト・ホットパックのバリデーション紹介動画を見てからであればさらに理解が促進される。(予習用にセット受講もあります。)
熱殺菌工学講座の紹介:https://tech-d.jp/column/tdo2021062900/

こちらの講習会は無料の予習コンテンツを受講することができます。
予習コンテンツの申し込みはこちら
※11/21講習会に申し込み済みの方は申請の必要はありません。受講方法はメールします。

講師: 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ 代表理事 広田鉄磨 氏

経歴: ネスレのグローバル組織で海外勤務を 13 年経験、地方や国によって大きく食品安全の概念や座標が異なることを体感。帰国後は その経験をもとに 厚労省の HACCP 教育ツール開発グループメンバー、農⽔省主導の JFSM 創設準備委員会メンバー、JFS-A,B 監査員研修のテキスト編集。関⻄大学特任教授として食品安全を教えるかたわら 自ら創設した 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズの代表理事となって現在に至る。

1.食品安全危害要因のいろいろ
●発現しうる危害要因の重篤度に応じてバリデーションの水準が変わってくる
●レトルトとホットパックで発現しかねない危害要因の差異
●アセプティックの場合 すべての危害要因が対象となりかねない。そのため通常最高レベルのバリデーションが実施される
2.バリデーションの詳細
●レトルトのバリデーション詳細と 基準文書となるもの
●ホットパックのバリデーション詳細と 基準文書の不在
●アセプティックのバリデーション詳細と 基準文書となるもの
3.バリデーションの結果をオーバーライトしうるもの
●微生物の耐熱性の分化
●バイオフィルム
●好酸性芽胞菌による汚染事例
4.バリデーションの結果を その後どう生かしていくか
●PDCAプロセスに乗せる
●再度のバリデーションが必要となる事態の例

/images/noimage.png

<セミナーコンセプト>
 いまだにバリデーションといえばなんのこと?と首をかしげる人が多いと感じています。日本のレトルト・ホットパックラインではバリデーションという概念が不在のまま戦前からずっと運営されてしまっているのでバリデーションしないまま運転することが当然のようになってしまいました。
日本からの輸出品には実はバリデーションが求められているのですが日本側におけるバリデーション知識の不足と暖簾に腕押しのような日本側の対応の悪さで国際取引において日本産品に対してバリデーションの有無を問いかけることはすでになくなってしまっています。
しかしHACCPで言えばCCPである熱殺菌工程の有効性の確認のためにはその根拠となるエビデンスの入手は絶対に必要であることは言うまでもなく、それが本講座でいうところの熱分布・熱浸透検証です。非常に強い耐熱性をもつ芽胞菌をも殺滅の対象としているのに中程度の耐熱性しかないボツリヌス芽胞の殺滅のための120℃4分を全知全能のように引っ張り出してきたり、対象菌は何なのかもあいまいな65℃10分や85℃30分を引っ張り出してきて酸性飲料の殺菌に充てこれをクリアさえすれば変敗など全く生じないといった誤った解釈が跋扈しているのが現在の状況といえましょう。
本講座では対象菌の明確化、その菌を十分に殺滅するのに必要な条件はどのようなものなのかを明確にしていきます。