予約がなかなか取れない荒木町の人気居酒屋「純ちゃん」にお邪魔しました。
この日も25種類の美酒を堪能しましたが、そのうちの2本をご紹介します。
2本目はこれです。
山形市の男山酒造さんが醸しているお酒です。
山川光男は最近はテーマが食になっています。
これも裏書きをそのままご紹介します。
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漬けもの文化に富んだ山形。
中でも珍しいのは、大石田町の「ぺそら(ぺちょら)漬け」。
色抜きした茄子を酸っぱ辛く漬け込んだその独特な味わいに、酒も進みます。
光男さんはこれを刻んでタルタルソースに混ぜ、色々な料理にかけて楽しみます。
みなさんも是非お試しあれ!
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50%精米の純米大吟醸規格です。
上立ち香からして、濃醇な甘い香りが鼻腔を撫でます。
口に含むと中程度の大きさの旨味の塊が、平滑になった表面に厚めのとろみ層を乗せて、重厚な雰囲気で忍び入ってきます。
受け止めて舌の上で転がすと、促されるままに素直に膨らみ、拡散しながら、適度な大きさのウエットな粒々を次々と射掛けてきます。
粒から現出してくるのは甘味8割、旨味2割。
甘味は水飴系のどろりとしたタイプ、旨味は複数のコクが重層化した印象で、両者は足取りをやや重くして、濃厚な世界を描くのです。
流れてくる含み香も濃い水飴のよう。
後から酸味と渋味が少量現れるものの、甘旨味のヘビーさに負けて、遠巻きに眺めるのみ。甘旨味の徘徊は淡々と続き、最後に飲み下した後の余韻も太く伸びるのでした。
ぺそら漬けとの相性はよいのか。
食べたことがないので、残念ながら不明です。
お酒の情報(23年305銘柄目)
銘柄名「山川光男(やまかわみつお)2023 ふゆ 2022BY」
酒蔵「男山酒造(山形市)」
分類「純米大吟醸酒」
原料米「不明」
使用酵母「不明」
精米歩合「58%」
アルコール度数「15度」
日本酒度「不明」
酸度「不明」
情報公開度(瓶表示)「△」
標準小売価格(税込)「1800ml=3200円」
評価「★★★★(96.5点)」