菅生の瀧のブログは長くなってしまいます。

それだけ 発見が多いのでしょう。

瀧の規模も違うし

人の手による整備も少なくて

より自然に近い環境だからでしょう。

また 私達の導師が千日行をされた所

と言うのも 他の所とは違うのかも

しれません。

菅生の瀧での行を立派に出来る様に

なりたいと思います。


瀧に行き始めて何か変わった?


よく聞かれる質問ですが 答えは

「よくわからない。」です。

ただ、気の入り方は 半端無く勢いがあります。

どーん と入って来ます。

そして、導師から神様の事や

瀧の作法を習う事で

神様をより近く感じたり

見えないものの存在を知ります。


そう言えば、私の傍にいるであろう

龍くんですが ちっとも音沙汰なしです。


気功の師匠の故 小野謙一先生は

「龍が邪気を噛み殺す。」と言ってました。

多分、龍くんは そのために私の傍に

来てくれたのでしょうが

どうやって育てたら良いものか。

食べ物は?一体何を食べるの?

コミニュケーションは?

意思疎通って 出来るの?

龍くんは何を考えているんでしょうね。

まだまだ 瀧行を始めて1年もならないから

仕方ない事かもしれませんが。

これからの課題です。
水量の増した 菅生の瀧。

柏手
浄三業
九字切り
四摂真言

般若心経 を唱えて いざ 瀧へ…

手前の大きな縞々岩に よいしょと

登っては みたものの

(多分 この時 蛙 のような格好)

さて どこに足を置いたら良いのかな?

どこから入ろう…

白い水のカーテンで

瀧壺の中がよく見えません。

うーんあせる

水の勢いが強くて

壁側についたはずの左手は

下に流されます。

仕方なく 水が当たっていない奥に

左手をつき ゆっくり前に進みました。

あっ!足が滑り…



滝壺の中にストンと入りました。

あー、良かったぁ。下に落ちなくて…


瀧壺の下は更に3m程の落差がある瀧

になっています。


ふー、危なかった。

と 思ったのもつかの間

それ以上 奥へ行けません。

そのまま 壁に沿って立ち上がり

祝詞を唱え始めました。


菅生の瀧は

いつも 柔らかくて 優しい水です。

瀧の中に入ると包まれる様に感じます。

でも 落差のある瀧の水ですから

当然 勢いは 強く 油断をすると…

下に落ちるでしょう。


水の音しか聞こえない瀧の中で

自分の声は かき消されている様です。

目を開けると 目の前は

水のカーテンで真っ白です。

その向こうから お日様がさしてきます。

きれい! あー、有難い。


瀧の中からお日様を見て

幸せな気持ちになりながら

足を踏ん張っている今の自分の現実に

戻りました。

先達の様に 「楽しみながら」

とは いきません。

気持ち良い、嬉しい、有難い…

それで 精一杯です。

でも それだけでも 価値があると思うのです。


いつもの祝詞を唱え終えると

待っているのは

瀧壺から外へ出る事です。

瀧壺の外に目をやると いつもいるはずの

先達が見えません。

先に下まで降りちゃったんだ。

うぅ…岩場から落ちたらどうしよう…

ん?!違う!

大丈夫だから

先達は 傍にいる必要がないんだ。

そう 気付きました。

導師が先達にそう言ったかどうかは

分かりませんが…


以前 苦労した この縞々岩越え。

今回は 無我夢中で よく覚えていません。

気づいたら瀧壺の外に出ていました。

あー、良かったぁ。無事に帰れる。

それが 本音でした。

瀧に振り向き手を合わせました。

締めをしなければ。

浄三業
九字切り(〆)
四摂真言(〆)
柏手
合掌

それから 塩を瀧と岩場に撒きました。

瀧を右手にしながら左手の上の方に

いらっしゃるお不動様にご挨拶をしました。


岩場を降り、途中にいらっしゃる

神様やお地蔵様に頭を下げてお礼をしつつ

更に下まで降りて行きました。

振り返ると、大きかった瀧が小さく

遠く みえました。体感していた

水飛沫も 水の轟音も 瀧で発生する風も

よく分かりません。

やっと 導師のもとに辿り着きました。


私を清めて下さった後

「スッキリしたやろ?」と 導師。

「いえ、最後までハラハラしてました。」と私。

導師は ふふん と笑いました。

先達は既に着替えてニコニコされていました。

更衣室の中の波切りお不動様にお礼をしました。

この日、お水を頂いて帰った事は

言うまでもありません。

photo:01

さて、水量の増した菅生の瀧。

「やめておきなさい。」と言われるのが嫌だったので

私は 導師にぴょこんと頭を下げて

瀧に向かいました。

今までは瀧に向かう岩場のロウソク・線香は

先達にお任せしっ放しでした。

それで 私でも 出来る事くらいは

させて頂こうと思ったのです。

下の小さな祠から一つ一つ火を灯していきました。

最後の大きなお不動様には 先達が

さっさと上がって行きました。

そこは 金属の鎖をつたって登らなければならないので

私は まだ 行った事がありません。

そして、いつもは後に残って

私の瀧行をサポートして下さる先達が

「じゃあ 私が瀧壺のどの辺りに入るか見て参考にして下さい。」

と 先に瀧壺に入って行きました。

瀧壺の奥で向きを変えた先達は

あろう事かニコニコしながら祝詞を

高らかに詠みあげ始めました。

上からは 飛び出した岩に当たった水の流れが

先達の左手をバンバン叩いています。

先達がちょっとふらついた瞬間

私は気で先達を抑えたのですが

あまり意味がなかったようです。

先達は 更に楽しそうにされていました。

脳内モルヒネとは よく言ったもので

その先達は まさにそんな感じでした。

その時 雲の合間から太陽が覗きました。

先達に日が当たり光っています。

先達の周りは うっすらと虹の様に

輝いています。キレ~イ!


「気持ち良いですよ。」と言いながら

先達は 満面の笑みで瀧壺から出てらっしゃいました。

しかも しっかり締めの作法もされました。

という事は 私がもう一度

開く作法と閉じる作法をしなければいけません。

当然ですが…

ーーー更に続くーーー
今日は、月に一度の菅生の瀧でした。

2~3日 梅雨らしい日が続いています。

普段から水量がある この瀧は

うひゃー という程の増水でした。

果たして 私が上の瀧まで 行く事を

導師が許してくれるでしょうか。

昨日の時点で

「水が多かったら上(瀧壺の中)に

(キャシーは)あがれんやろうなぁ…」

っと、導師が呟いていたからです。

ぇええ? 折角 菅生まで来て

禊ぎだけですかぁ!?


もっとも 禊ぎだけでも気が抜けない程

水の勢いは 強いのですが…


雨は激しく

ロウソクも線香も直ぐに消えてしまい

濡れた落ち葉で 足元もおぼつきません…

これが私達の祖先が歩んで来た

自然の厳しさなのでしょう。

わざわざ 雨に濡れ 裸足で崖を登り

雨の中で火を灯す…

なんてバカな事してるんだ!

と お思いでしょう。


過去に同じ様な修験道を歩んだ先祖が

私の後ろで合掌して下さっています。

いわゆる 守護霊のお一人でしょう。

彼は 遠い昔 四国の山の中で修業を

されていたそうです。

きっと彼は 今の私の様に

瀧や自然に学ぶ事が

好きだったのだと思います。

今 私と一緒に

楽しんでいるのでしょう。

彼の事は、修業の後の話がありません。

おそらく 修業の途中で命を失ったのでしょう。

勿論 彼は 後悔などしていないのは

よく分かります。


無茶はいけない。

でも ここぞで力を出す

度胸と慎重さを学べ。


だからこそ 彼は 私に 大切に生きよと

導師のもとへ導いたのでしょう。


とは ならず 昨日とは打って変って

曇なので 傘もささず どんどんと

ロウソク・線香を灯していきます。


他の方々が先にお参りをされていました。

上の瀧の方から声が聞こえて来ます。

導師の弟弟子(でし)のご一行でした。

導師がにこやかに会話されていました。

人数も多く若い男性が殆どでした。

何だか同志が増えた様な気がして

とても嬉しくなりました。

ーーー続くーーー
前日から梅雨前線が停滞し雨が続いています。

瀧場の気温は、12℃でした。

今日は お数珠の持ち方を習いました。

祈る時は 数珠を

右手の人差し指と左手の中指にかけて

手を合わせます。

その時 数珠を一捻りして指にかけるのです。

(あ、なぜ捻るのか訪ねませんでした。)


折からの雨で ほどよい水量でした。

もちろん、気持ちよく瀧行 させて頂きました。

でも、瀧着のポケットの底は

茶色の砂が入っていました。

見た目には それほど濁ってないと

思っていたので

瀧着を洗う時に初めて気付きました。


ようやく迷わずに

作法が出来る様になってきました。

早く 先輩方の様にサラサラと

流れる様に滑らかに動ける様になりたいです。

今日は、長崎から初めて体験される方が

いらっしゃいました。

堂々とした 入りっ振りでした。

いやぁ、凄い!!