滝壺に飛び込んだ先輩は、まず、頭と背中を滝の向かって右奥の所で清め

滝の中央に位置を取りました。

それからは、安定した様子で祝詞をあげ始められました。

「岩場を降りる体力を残しておく様に」と言われた事を思い出し、

私は、岩にへばり付く様にゆっくり降りていきました。

先輩のご指導と言い、お不動様や神様が護って下さり

無事に導師が待っていらっしゃる所に戻れました。

いつものように、導師に手を合わせました。

導師は、私の背中を清めて下さいました。

更衣したあと、導師からふたつ 注意されました。

・先達が切って下さった九字の後に、自分が九字を切ってはいけない。

→先達の九字を信用していないことになる。

・前日の件(滝の中で複数の方と入る時)は 声を少し抑えなさい。

真摯に導師の言葉を頂きました。

先輩の声が響いていた滝場は、既に静けさがもどっていました。

滝には いつまでも虹がかかっています。

導師が

「(私が)千日行をした時でも

 こんなに 綺麗な虹がかかった事は そうなかった 」

と話されました。

「菅生の神さんに 気に入られたようやな。」

怒らせなかっただけでも 良かったな と ほっとしていると

「また 来なさい て言われてる。」と

導師は 私に向って ニヤリとされました。

先輩は、今年一年間 菅生の滝に 毎月一度来る約束をして

本日 それを果たす事が 出来たのです。

「ご褒美ですね。うれしいな。」と 写メっていました。

私は その前の言葉に 固まっていました。

写メ 何て 余裕は 無く…
昨日(12/4)は、初めて菅生の滝に伺いました。

途中で、先輩に同乗して頂き 道案内をお願いしました。

本堂の薬師如来様にご挨拶をして、

その先のお地蔵様や役行者様・お不動様にご挨拶して、

奥の院の 観世音菩薩様に 更にご挨拶。

その上の鳥居の所で(須佐之男命がいらっしゃるのかな?)

禊大祓の祝詞をあげました。

さて、その先に見えてきた菅生の滝にびっくり!!

見上げんばかりの高さで、しかも、その上から1/3の辺りで

滝行をする…

「ね、きれいでしょ。」と、導師がニッコリされました。

「…はい、綺麗です…」言葉を失った私でした。

ちょうど、お日様が正面から差し込み 虹がかかっていました。

さて 更衣室にいらした神様は 波切不動明王様でした。

「え?どうしてここに波切不動明王様がいらっしゃるのですか?」

「菅生の滝に入る時は、このお不動様が護って下さる。」

と、導師がロウソクに火を点けながら教えて下さいました。

波切不動明王様には、先日 他の所で お会いしたばかりでした。

私が今日ここに来るのを まるで知っていたかのように…

ここでもご挨拶をして、滝着に着替えました。

「足元が滑るから気を付けて。」と先輩が先達をして下さいました。

九字を切って「六根清浄」を唱えながら水をかかります。

先輩は、それから先の数々のお不動様や神様方に

ロウソクを灯し線香をあげて下さいました。

私は手を合わせる事しかできませんでした。

「この足場を覚えて下さい。帰り道になります。」

滝に向かって左側の岩を 印のある所を頼りによじ登りました。

手足が かじかんで きます。

先輩が滝に九字を切って下さいました。

「滝の手前でも奥でもどちらに入っても良いですよ。」と

先輩は、丁寧に滝に入る場所を教えて下さいました。

とても 奥には入れません。

「手前の岩の所でさせて下さい。」と根性なしの私は言いました。

入ろうとして、「あ、九字を切らなくちゃ。」と

さっき先輩が九字を切って下さったのに

もう一度九字を切ってしまいました。(ここで既に緊張しきっています。)

後は、必死で滝に入りました。

途中で一箇所どうしても言葉が出てこない所がありましたが

何とか祝詞を一通りあげる事が出来ました。

滝の奥に入らなかったためか

菅生の滝の良さは、充分には、わかりませんでした。

ただ、落ちない様に緊張するだけでした。

滝から出て手を合わせて、まず一段落です。

先輩が滝に入られました。

奥の方へ…滝壺の中に飛び込んで行きました。

明日につづく…
昨日('11'12,3)の畑観音の滝は、先週に比べて水は、温かい日となりました。

滝場の寒暖計は、5℃前後でした。

始めは雨もあがり、イチョウとカエデの紅葉と

落葉の絨毯にうっとりしていました。



が、しかし、次第に風が吹き上がってきます。

滝行に入る頃になると、大雨になりました。

導師から

「寒さは、気が上がって 頭で『寒い』と思ってしまう。

気をグッと丹田に下ろすと 作法は自然についてくるから。

腹の底から大きな声を出しなさい。」

と、アドバイス頂きました。

なるほど。と、納得し滝に向かいました。

お腹の底から声を出して…

右側に水量が多い滝と、左側の奥には、水量が少ない滝があります。

右側にあと3日で21日行を終える

大先輩が先に入ってらっしゃいました。

導師に教えられた通り、大きな声で滝行に臨んだのですが

祝詞が出て来ません。

間違って覚えていた所を覚え直した所が出て来ないのです。

寒さは感じませんでしたが、歯痒い思いをしました。

その後、他の先輩から

「他の人と同時に滝に入る時は少し声を抑えた方が良いよ。」

と、ご指摘頂きました。

他の人との兼ね合い…

でも、自分は集中していたら他の人の声は聞こえないけれどな…

なんて、一人前の様な心の声を感じたのでした。
キンッ と冷えた朝になりました。

空には 雲一つ無く、畑観音の滝に向かって

車を走らせている時の空は 幻想的でした。

濃い藍色に薄っすらとオレンジがかった点が

次第に横に広がって行く様は、見ていて勿体無いほど

美しい光景でした。

その美しさは 初めて冬を迎える私には

厳しい洗礼を与えて下さいました。

本日 初めて「滝行を止めようかな…」と、思いました。

それほど 今日は 寒かったのです。

前の方が滝に入ってらっしゃる間は、川の直ぐ近くで待つのですが

その間、手を握り合わせて固まってしまっていました。

すると、導師が

「寒くなーい!!」と、私に向かって大声で仰いました。

でも、私は 既に寒いを通り越して 痛い 状況になっていました。

清める時の水は、それほど冷たくなかったのですが

滝に入って直ぐは、祝詞が言葉にならないのです。

歯が合わないような 息が出来ないような…まるで 溺れてる様です。

前回の滝行の時は、始めの祝詞を終え 次の祝詞の時には

身体の芯から温かくなる感じや 滝の一部になった感じを

味わいましたが

今日は、最後まで 自分一人が ポツンと立ちすくんでいるようでした。

祝詞も途中で 出て来なくなったり、声も小さくなってしまいました。

滝から出る時は、フラフラで 今にも転びそうでした。

川からあがる時は、先輩方が手を差し伸べて下さった位です。

ショボンと更衣室に戻り 着替えていたのですが

何と 寒さで震えて 服が着替えられないのです。

袖に手が通らないし、ボタンがとめられません。

(その前の下着は もっと大変でしたが。笑)

でも、先輩方は そんな私に焚火で焼いたお芋を 用意して下さってました。

「はい、温かいよ。」

と、ホクホクした美味しいお芋を頂き 頬張りました。

熱っ!でも、美味しい!!

薪に埋れてしまった他のお芋を探しながら

「そんなに喜んでくれるんだ。畑のやり甲斐があるなぁ。」と

お芋を提供して下さる方が 満面の笑みで仰いました。

暫し 焚火にあたった後は、焚火に水をかけて消火し

麓の観音茶屋まで戻りました。

今日のご飯は ピカピカで、味噌汁も熱々で とっても美味しい!

いつも同じなのでしょうが 毎回 その日が一番美味しく感じてしまいます。

幸せだなぁ~

よし、滝行前後の寒さ対策を考えよう。

懲りない 「滝バカ」の出来上がりです。

(いえ、私は 「滝ガール」と呼んでいるのですが…)
今朝(11・23)は、篠栗の金剛の滝に行きました。

ここ数日 気温が急激に下がり、とても寒かったのですが

21日行を一週間過ぎたところという方や

本日から、21日行に入る方など、凄腕の方ばかり。

ろうそくや お線香をあげながら、神様方や お地蔵様に

皆 それぞれに ご挨拶をしていきます。

その後は、本堂の前で 皆揃って 般若心経と真言を あげていきます。

私は 用事があったので、2番めに入らせて頂きました。

畑観音と違って、岩の階段の下で、お不動様にご挨拶をいたします。

「船漕ぎ」の動きと掛け声をして、岩の階段を登ります。

東西南北天地滝に柏手を打って、お不動様の真言を唱えます。

もちろん、お不動様の剣をお借りして 九字を切るためです。

九字を切って 滝にいよいよ滝に入ります。

この後、本当は 滝に入る前に もう少し作法があるのですが

初心者の私は まだまだ教えて頂けません。

と言うより、そんな余裕が無いのが 本当の所です。

滝に入る瞬間の為に 身構えているようです。

六根清浄を唱えながら、右手・右足・左手・左足を

滝の水で清めていきます。

冷たい!!

始めの祝詞が終わる迄は、水の冷たい事と言ったら!

畑観音の柔らかさとは違って 澄み切った感じです。

でも、二つ目の祝詞から

水の冷たさを 心地良く受け止められました。

三つ目の祝詞が終わった後、般若心経を一巻あげて

滝からあがりました。

導師に 清めて頂いて、本日の滝行は 終わりです。

うーん、何だか 自分に不満です。

もっと、上手に出来ないものでしょうか。


今日も お水を頂いて 帰りました。

甘くて美味しい お水でした。