キンッ と冷えた朝になりました。

空には 雲一つ無く、畑観音の滝に向かって

車を走らせている時の空は 幻想的でした。

濃い藍色に薄っすらとオレンジがかった点が

次第に横に広がって行く様は、見ていて勿体無いほど

美しい光景でした。

その美しさは 初めて冬を迎える私には

厳しい洗礼を与えて下さいました。

本日 初めて「滝行を止めようかな…」と、思いました。

それほど 今日は 寒かったのです。

前の方が滝に入ってらっしゃる間は、川の直ぐ近くで待つのですが

その間、手を握り合わせて固まってしまっていました。

すると、導師が

「寒くなーい!!」と、私に向かって大声で仰いました。

でも、私は 既に寒いを通り越して 痛い 状況になっていました。

清める時の水は、それほど冷たくなかったのですが

滝に入って直ぐは、祝詞が言葉にならないのです。

歯が合わないような 息が出来ないような…まるで 溺れてる様です。

前回の滝行の時は、始めの祝詞を終え 次の祝詞の時には

身体の芯から温かくなる感じや 滝の一部になった感じを

味わいましたが

今日は、最後まで 自分一人が ポツンと立ちすくんでいるようでした。

祝詞も途中で 出て来なくなったり、声も小さくなってしまいました。

滝から出る時は、フラフラで 今にも転びそうでした。

川からあがる時は、先輩方が手を差し伸べて下さった位です。

ショボンと更衣室に戻り 着替えていたのですが

何と 寒さで震えて 服が着替えられないのです。

袖に手が通らないし、ボタンがとめられません。

(その前の下着は もっと大変でしたが。笑)

でも、先輩方は そんな私に焚火で焼いたお芋を 用意して下さってました。

「はい、温かいよ。」

と、ホクホクした美味しいお芋を頂き 頬張りました。

熱っ!でも、美味しい!!

薪に埋れてしまった他のお芋を探しながら

「そんなに喜んでくれるんだ。畑のやり甲斐があるなぁ。」と

お芋を提供して下さる方が 満面の笑みで仰いました。

暫し 焚火にあたった後は、焚火に水をかけて消火し

麓の観音茶屋まで戻りました。

今日のご飯は ピカピカで、味噌汁も熱々で とっても美味しい!

いつも同じなのでしょうが 毎回 その日が一番美味しく感じてしまいます。

幸せだなぁ~

よし、滝行前後の寒さ対策を考えよう。

懲りない 「滝バカ」の出来上がりです。

(いえ、私は 「滝ガール」と呼んでいるのですが…)