映画「エルヴィス」が封切りされた。
思い起こせば中2の時、「ラスベガス万歳」を観て以来
僕にとって彼は永遠の憧れになったのであります。
太りまくった時期もぜんぜん許せるのです。
天地真理のケースとは違うのであります。
数々の映画チケット半券も捨てられんのです。
それぞれにまつわる思い出がありますし・・。
42歳で亡くなった時は、わしの青春も死んだなと。
ここでいかに僕がプレスリーのとりこであるか
講釈垂れてもだれも聞く耳持たないと思いますんで、
黙っとります。
とにかくです。
なりたい男№1なのです。
なりたい声質№1なのです。
したい髪型№1なのであります。
毛髪ボリューム全然無いですけど。
観ねばならん、これはもう使命感みたいなものでして。
「昼一のチケット売り切れると困るから、はやく行こうよ~」
気もそぞろな僕は食器を洗う妻を急かします。
かみさんいわく、
「買えまくるわよ、行くのはジー様連中ぐらいよ」
「あほか、プレスリーだぞ。この世で知らんものはおらんぞ
多分チケット売り場行列だし」
人は亡くなると、もはや忘却の彼方ですなぁ・・・
満員どころか、ガラガラのガラ空きで・・いやはや・・
観客は僕ら夫婦以外、4人しか座ってないし。
プレスリーの映画だぞ。くっそぅ
みんな、興味無いんか~、
怒りがふつふつと芽生えちゃいます。
かみさん言います。
「怒ること自体、意味判らん、あんたがおかしい」
コロナ対策のための1個空け座席が空しくみえます。
世界史上もっとも売れたソロシンガーも45年経つと
もはやこういう状況になるわけね・・・切ない・・・
観終わって感想を一言いえば、
「エンドロールがくそ長すぎる。ちゅうか、長くてもいいけど
その間、流れ続ける曲がなんでプレスリーじゃないんだ。
プレスリー自身の名曲を流さんかい。」