【呪⭐︎敬老の日〜おまんじゅうの思い出〜】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



私、毎年『敬老の日』に、このエピソードを思い出します。

今はもう店も無くなり、私の居場所はありません。

最近、新しいお知り合いの方も増えましたので、一年ぶりにこの投稿を貼り付けます!

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👤私が経営していたスーパーは、高齢者のお客さん、とりわけ「お婆ちゃん達」に人気があった。

毎年『敬老の日』には、来店したお婆ちゃん全員に“おまんじゅう“を一つずつプレゼントして大変喜ばれていた。20年以上続いき、お客さんも楽しみしている年中行事である。

チラシに載せるでもなく、ポスターで宣伝する訳でもない。「年齢確認」など野暮なこともしない。会計の時、レジのパートさんが見て「婆ちゃんに見えたら黙ってまんじゅうを渡せ!」が唯一のルールだった。

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レジでお客さんとアルバイトの女の子が揉めている💦

「あんた!私が婆さんに見えるのか?客を年寄り扱いして、何がまんじゅうだ!私は婆さんじゃない💢」売り場が一瞬凍りつく。

どう見ても婆ちゃんが騒いでいるヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3

☝️そこへエースのレジパートさん登場!

「あ〜ら、こんなに若い方をお婆ちゃんと間違えるなんてもう、お詫びにおじいちゃんと一緒に召し上がってくださいな(╹◡╹)」とおまんじゅうを“もう一つ“プレゼント。

BBA 「あ〜ら、返って悪いじゃないの〜。なんて良い店なの!友達にも宣伝しとくわ!ごちそうさまねっ(^_−)−☆」(見事に2個ゲット)


その婆ちゃんに爺ちゃんがいるかどうかは知る由もない…。

パートさんの機転で事なきを得、それからも「敬老の日」のおまんじゅうプレゼントはルールを変更することなく続くのだった。(終)

長生きしろよ!◯◯ババア❤️

 

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