【「100gいくら」より「1パックいくら」の方が絶対わかりやすい】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



私が気にし過ぎるのかもしれませんが、スーパーでよく目にするこの価格表示。

 『100gあたり◯◯円』

☝️これ『1パック ◯◯円』に統一した方がわかりやすいと思いませんか?


写真を見れば「シャインマスカット」が1房398円だと勘違いするのは私だけ?

👤「これ安くね?」

👥「な〜んだ100g単価じゃん、全然安いと思わないよ)


こんな会話が日本中で交わされていますw

もちろん私も、元スーパーの社長ですから、原価に一定の利益を乗せて、不公平感なく商品価格をつけることに異議はありません。

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「マグロの刺身」や「お惣菜」の“量り売り“なら『100gいくら』もいいでしょう。

でも“ぶどう“を量り売りするのはどんなもんでしょうか?

おそらく売価は1円単位までキッチリ出ます。
しかし“量り売り“した結果、個別に多少の違いはあれど値段が大きく変わることはありません。せいぜい100円程度の違いでしょう。

それなら「ぶどう1房 980円」でよくないかと…。

バナナなんか重さも違うのに「1房いくら」で売ってるんだから。

・特売の豚ロース肉(とんかつ用とか)も、大きさはほぼ一緒なので、「1枚◯◯円」でよくないか?(何枚買うかはお客さん次第)

・キャベツやジャガイモ・ニンジンも“量り売り“する店は結構多いですよね?

・サンマやいわしも1本いくらだったり、100グラムいくらだったり。


☝️広告で「100g ◯◯円」と言われても安いのか高いのか分かりません。

お客さんにしてみれば、“結局いくら払うの?”しか興味はないはずです。

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☝️でも、国の方針は「100g当たりいくら」という“単位価格表示(ユニットプライス)“を推奨しています。

理由は、その方が消費者が異なる内容量や同種の商品を“比較しやすくする“のに役立つからとの理由です。ですから私の思いはこれに反するものです(笑)

売る側と買う側のギャップはこんなところにもあります。スーパーの価格表示には、まだまだ改善の余地があると思うわけです。

ただの言いがかりでしたm(_ _)m

写真はXからお借りしました

 

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