国が決めた「レジ袋有料化」の方針には素直に従うのが、国民(事業者)の務めである。
私も現役時代、「山梨県のレジ袋を有料化せよ!」との指令の元、(反対だったが足並みをそ揃えろと言われて)矢面に立って実施まで力尽くでこぎつけたことがある。
しかし、マイバックを利用しないお客さんに“罰金“のようにレジ袋を買わせるのは、商人として許せなかったため、各レジに『1円玉』をたくさん用意して、それでお客さんに(2円で)買ってもらった。
👤「ざま◯みろ!これでウチの“レジ袋有料化“は『無料』だぜい!」
もちろん他のローカルスーパーからは、私が一番年下だったこともあり、やんやの抗議や嫌がらせが集中した。(その時はお客さんが守ってくれました)
☝️そんなもん知るか!言われた通りレジ袋を有料化したのだから、文句を言われる筋合いはない。「好きにしていい」と言ったのは、山梨県のお役人の方である。
国の「レジ袋有料化」より10年以上前の話である。全くもって私の「早過ぎたSDGs」の代表例である(笑)
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これを「逆転の発想」というかはともかく、鹿児島線の屋久島・種子島にあるホームセンターが、指定ゴミ袋をバラして、レジ袋として売り始めて“一石二鳥“というニュースを見つけた。
まあ、はっきり言って他にもやってるスーパーはあるし、特段スペシャルな発想でもない。
しかし私はこのように、上からの(ある種理不尽と思える)命令に、“盾をつく“スーパーが大好きである。
✅消費税に反対して、税込み価格を「小数点第2位」まで表示して、お客さんの損を少しでも減らそうとしたスーパーの『オーケー』
✅「プラスチック原料じゃなければいいんだろ?」
とレジ袋の原料を変えて「無料」にしたスーパー『ベルク』
いずれもお客さんに人気のスーパーである。
この規模なら、何をしたって私のように、大手からイジメられることはない。
☝️店を選ぶ基準も、値段や品質と同じように、その店の「スピリット」に目を向けてみてはいかがでしょうか?
【小林久ホームページ】