【稲穂は頭(こうべ)を垂れるけど、政治家は…?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



 

 

私はこの方のことをよく知らないし、大臣まで務めたお方なら、根っから悪い人ではないと信じている。

でも個別の組織から沢山のお金を支援してもらい(違法ではない)、所管省庁の職員も退職後の勤め先として温かく迎えてくれるこの「仕組み」がある以上、「国民」のための政策が優先されるかは甚だ疑問である。

「誰か」や「何か」に寄りかかって幅を効かせる人は多いが、大体はそのポストは代わりが効くものである。ゆえに“従順に″支持母体の聞き分けのいい“端末“に成り下がる(失礼)

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今、日本ではこのような旧態依然とした「歴史や伝統」を鉾(ほこ)にして、とにかくシステムを変化させないように努める「守旧派」と、「何でも古いものは悪いからぶち壊せ!」という盾(たて)を持つ「改革派」がせめぎ合っている。

☝️米の問題では、農協が落札した「備蓄米」が市場に届かず、「値段を上げるためにわざと貯め込んでいる」と批判さた。そして新大臣により随意契約で市場に放たれて「それ見たことか!」と世間の喝采を浴びている(今ここ)。

味を占めたコメ大臣は、「もっと備蓄米を放出しまっせ!」とその人気にブーストをかけて夏の“イベント″に備えている最中。「元々5kgで85円、おまけにニワトリさんの食べ物だ!」こんな声には見向きもしない。

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☝️それでもである。

昨今の米の問題、とりわけ農協絡みの備蓄米の流れ

・落札のほとんどはJA、そしてスムーズに流れなかった

・備蓄米を保存する倉庫、その多くが農協の経営

・税金で集めた備蓄米を好き勝手に売買したのは「国」

・(実質的な)減反政策を止めて、もっと米を生産すべきだ!と言っている本人が減反推進派(^^;

・評論家ではなく、コメ農家から「農協批判」の声が出てこない不思議(直接取引の農家はバンバン発言するが)


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全ての問題の背景に、この“ズブズブ“の関係があることを忘れてはいけない。「誰が、誰のために、誰のことを思いやって」動いているのか?

👥コメ農家→この騒動でもメリットは特にない

👥農協→役割が不明、政治との癒着が更に露呈

👥米卸問屋→儲け過ぎと大臣に非難される(悪者?)

👥倉庫会社→備蓄米を出してしまうと経営難に…

👥小売業→独自に米を輸入して売るイ◯ン
中小スーパー→2,000円のコメなど一切入荷無し


👥農水族議員・農協関係者→輸入米を安易に入れるな!

☝️溢れる情報、その発言者の「背景」をよく考えて自分の判断材料にしましょう。

 

 

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