WEBマガジンにも寄稿しましたが、今日あたりスーパーの売り場にたくさん出てきそうなので『味付け肉』についてちょっと深掘りを!
皆さんがスーパーの精肉売り場に行くと、「これ売れ残りの肉をタレに漬け込んで売ってるんじゃないの?」と思われる『加工肉』を見かけると思います。たくさんありますよね(^^;
スーパーは「完売」を目指しますが、現実的には天候悪化やライバル店のチラシに負けて、相当量の「売れ残り」が発生します。
そうなれば1番損害の大きい「廃棄」を防ぐために、「値引き」または、「再加工」という作業が行われます。
消費期限が残っている商品(特に生鮮品)を、その期限内に再加工することは法律でも認められているし、「再加工品」などと表示義務もありません。(これも問題ですが…)
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☝️トンカツ用の豚ロース肉は、
①「値引きシール」を貼って値下げして売る
②パン粉を付けて「トンカツ用」として売る
(商品名は「手作りトンカツ」)
それでも売れなかったら?
A: ②を値引きシールを貼って売る
B : ②を揚げて「トンカツ」または「カツ丼」として売る
部門の数値管理が厳しいスーパーチェーンは、「再加工のために部門を跨(また)がない」というルールがあります。
従って、精肉の再加工は揚げる前のトンカツまで。惣菜部のトンカツやカツ丼は、1番新しい肉を使って調理しています。
青果部で“残った野菜“を天ぷらや煮物にもしません。残り物のエビやイカも揚げません。
👤但し、個人スーパーで評判の「煮魚」や、街の精肉店の「コロッケ」などは、再加工していると思います。
精肉店が経営する「焼肉屋」
鮮魚店が経営する「寿司屋」
青果店が経営する「漬物屋」「おかず屋」
ありますよね!
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再加工した商品が売れ残れば、あとは「捨てる」しかありません。
もし加工品に「値引きシール」が貼ってあれば、『お宝発見』です!
ぜひキョロキョロしながら宝探しをしてください(^_−)−☆
【小林久ホームページ】
https://www.kobayashihisashi.com