新大臣が“随意契約“で中間業者をすっ飛ばし、バンバン世の中に流した(そしてそれができると証明した)『備蓄米』。
それまでの備蓄米は競争入札でほぼJAが落札したが、思いの外“蛇口“が開かず、世の中に出回るのに時間が掛かっていた。
👥JAから卸売業者を何ヶ所か巡り、トラックで店に運ばれる。新米と備蓄米(輸入米も)をブレンドしたり、専用の袋も必要になる。それより保管するには巨大な冷蔵倉庫もいるし、「精米」しなければ炊飯器で炊くことは出来ない。
☝️でもやればできちゃうことが証明されてしまった(^^;
「ルールを知らない」とおじいちゃん議員に怒られた新大臣。教科書に出てくるような「老害」のヤキモチは、返って人気に拍車をかけて逆効果となった(笑) 元農水族の“重鎮“
さて、“古古古古“とニワトリの鳴き声のような安い「進次郎米」が出回れば、それ以前の割高な「江藤米」は、当然在庫として積み上がっていく。
「安い備蓄米が売り切れたら、また高くても買うから、それまで出荷を控えろ!」なんて分かりやすいことは言わないまでも、今年の新米が出てくれば、なおさら「高値づかみの備蓄米」は在庫になってしまう。
👤まさかこんなことしないだろうな…?
そう思っていたが、やっぱり出てきた「備蓄米の買戻し」のニュースである。
「高値で在庫になっている当初の備蓄米を政府が買い取りますよ!」というお話。
国のものにした後、「随意契約」で安く市場に放出するということだろう。
まあ気持ちは分からなくもないが、これって自己責任で投資をしたのに、損失が出たから“補てん″するのと同じじゃないかと疑ってしまう。もし株式の損失補てんを証券会社がしたら重罪なのに。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
👤私は心が狭いので、自分で高値で入札したのだから、安く売って損切りするのも、他の米と混ぜてさばくのも、全て「自己責任」だと思っていたが、どうやら例外を認めるということらしい。(へそ曲がりでごめんなさい🙏🏻)
しかし新大臣(とその一派)が、これを“恩義“として敵を御す戦法なら、それも面白いと感じた次第です。
さて、私はこの「敗北を認める」国の買い戻し提案、JAはあえて“拒否“するのでは?と予想します。
【小林久ホームページ】