企業が利益を上げることになんの異論もないが、食品の値上げが続く中、最高益を上げるメーカーがあることに違和感を覚えるのは私だけではないはずである。
原材料費や包装資材、輸送費に人件費を賄うために商品価格を値上げする。
それで利益が増えるわけではないので、消費者も理解を示して値上げや内容量の減少を受け入れる。
それなのに通常の年より多くの利益を稼ぎ出し、中には「過去最高益」を記録した菓子・食品メーカーも多い。
👤私のように結果だけを見て、その裏にある努力を評価せず、他人の成功をやっかむ人間はあまり健全とは言えない…。
☝️今日本ではかつてないほど「米価格」が高騰している。
アメリカで売られている「銘柄米」の価格が、円安なのに日本より安いとか、旅行ついでに「韓国産コシヒカリ」を買って帰るなど、状況は想像を超えるまでになった。
政府の必殺技のはずだった「備蓄米」を放出しても値段は下がらず「焼け石に水」…。
ついに我が家も「カリフォルニア米」とやらを買うようになってしまった。
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👥みんなが苦しい時には文句は出ない。
なぜならそれぞれが痛みを分担しているからである。
「有事」の際にはみんなで乗り越えようと力を合わせるものだ。
その中で「誰かだけ」がズルいことをしていれば非難が集中するのは当然である。
☝️この記事は、米の卸売業者が「過去最高益」を上げたというニュースである。
その理由は、米不足で「特売」することもなく、しっかり定価で売れたためかもしれない。
また新規に売り先を開拓しなくて良かったせいなのかもしれない。
しかしこの利益が生産者(農家)にもたらされているかは疑問である。
「卸売業者」とは、生産者(メーカー等)と末端の販売者(スーパー等)の中に入って、商品を流していく中間業者である。
✅【農家〜卸売業者(問屋)〜スーパー〜消費者】
この中で卸売業者だけが「最高益」とは、なんともバランスが悪くはないだろうか?
税金を使って「備蓄米」を投入した結果、一部の中間業者に利益が貯まっていくなら、「米騒動」は収まるはずもない。