【ご近所のスーパー、お米の値段は下がりましたか?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 


別に「米が高いぞ!なんとかしろ〜」と声を荒げる気はないが、頼みの『備蓄米』を市場に放出すれば、少なくとも5kgの米の値段は税込み3,000円代に下がるはずではなかったのかな?

しかし実際には4月に入っても下がるどころが値上がりが継続中…。

ブレンド米も高い、輸入米も高い、それより『備蓄米』の表示もされてない。

キャベツの値段は下がったが、米の値段はそのまんま。

「イオンの米が安い!」と聞いても、よく見たら「4kg」 もう何が何だか分からん状態である。

お国の大臣も「これから毎月備蓄米を放出します!」と庶民の不安を払拭するために懸命だ。

こんな時期に大臣になるなんて同情さえする。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

この『備蓄米』、入札で買取価格を決めたので、ほぼJAが全ての米を手に入れて、その流通経路に乗せることになった。

私は元スーパーの経営者だが、こんな時には
👤「ねえ、そもそも米がなくてお客さんが騒いでる。値段なんか二の次でいいからお米をウチに回してよ」と米問屋に懇願することだろう。

そして米問屋の担当者は、
👤『社長、分かってるけど、もう米の行き先は外食産業や大手のスーパーに決まってるんだよ、ゴメンね!』

その結果、地方のそれほど規模が大きくないスーパーには、備蓄米どころか普通の米さえも入ってこなくなる。

外食産業に優先的に回すって「利益供与にならないのか?」

そもそも放出するのに「入札」する?給付金より「給付米」で配ればいいのに…。

(小声で言うが…)
今のこの状態なら、少しくらい高くてもお客さんは米を買っていく。

それならギリギリ高い値段を付けても売り切れるよりいい

→私はそうは思わないが、こんなふうに考えるスーパーだってきっとある。

☝️だって米が市場に出ていないんだから

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

少し前に国民全員が躍起になって買い求めた「マスク」

高くても、海外製のものでも、列をなし、抽選までして手に入れようとした。転売も横行…。

ただの「マスク」なのに。米も同じであるはずがない。

今後の『備蓄米』の放出がどれだけ功を奏するか?

はたまた「焼け石に水」と消えるか。

☝️日本はお米の国、いわば「米国」だ(笑)
お米の値段で争いたくはない。

 

https://www.kobayashihisashi.com