あれほど騒いだキャベツの価格高騰。1玉1,000円を超えることもあり、4分の1カットを198円以上では売れないスーパーの裏話もご紹介したのはまだつい2ヶ月前のこと。
今ではキャベツの価格も下がり、1玉198円(税別)という生産者・スーパー・消費者にとって「三方良し」の価格に落ち着いてきた。
☝️上がったものは下がる。
関税ショックの株価とは違うが、青果物は天候が落ち着けば野菜の価格は安定してくる。
落ち着き過ぎてまた豊作になり出荷調整をすれば、「捨てるくらいなら安く売れ!」と消費者が騒ぐ。備蓄米のように保存は効かないが、国産野菜を冷凍野菜にしないのは不思議である。ほぼ外国産の野菜が冷凍され、「農薬」が基準を超えて回収騒ぎになることも多い。
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私はなまじっか食品小売を生業にしてきたので、知ったかぶって「野菜が高い時は食べなきゃいい、そうすれば値段が下がるから!」と無責任なことを言う。いわゆる「嫌なヤツ」だ。
☝️うなぎもサンマもお米も玉子も鶏肉も、時期になると恒例のように値段が上がるものがある。
みんなが食べなきゃ値段が下がる!→これは需要と供給のバランスなので「正論」である。(そして生産者のことを考えてない偏った意見でもある)
👥キャベツが1,000円した時の話をする人はもういない。
将来お米の価格が落ち着いたなら、5㎏で5,000円もしたことを話す人もいなくなる。
☝️上がったものは下がる。それが世の常だと思えば、無理して「異常に」値上がりしたものを食べる必要はない!
👤何度も同じ光景を見てきた私は、そう思うわけです。