【レジ袋を減らしたんだから、トレーも減らしたら?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



 

 

👤これは元スーパーの社長として常々思っていること…

レジ袋を有料にしてまで減らしたんだから、次は「食品トレー」や「包装資材」を減らすべきでしょ?なにもう落ち着いちゃってるの!

というわけで京都の環境団体が、スーパーの青果売り場で、環境負荷削減に寄与する「はだか(バラ)売り」の比率を調査した。

その結果は、東日本より西日本の方が「パック入り」の野菜・果物が多いとのこと。個人的にはちょっと意外な結果でもある。

※ 地域別では北海道(18%)や東海・関東(ともに13%)に対し、近畿(12%)や四国(11%)はプラ包装の割合が比較的高い。

環境負荷を考えたら、レジ袋よりトレーや過剰包装を減らした方がよほど良いに決まってる。政府はレジ袋をいわば「悪者」に仕立て、使う人には「罰金」の如く有料にした。



 👥食べ物を「はだか」で売るなんて衛生的によくない

👤いえいえ、どうせすぐ捨てるんだからトレーなんか要らないでしょ?

👥全部「はだか売り」すれば、トレーの経費分値段が安くなるの?→(正解は「安くなる」そしてクレームが来るw)


✅店側の「バラ売り」のメリットは、

・陳列する時に絶対的に楽!誰でもできる
・パック詰めの人件費を削減できる
・(その分)少しだけ安く値付けできる


✅デメリットは、

・商品にいたずらされる危険性
・「はだか売り」を嫌う客が一定数いる


青果部なら「バラ売り」を広げることも可能だが、試験的に始まっている「精肉」のトレー廃止にはまだ理解を得るには時間がかかる(スーパーサミット等では一部導入済み)

店は「パックしなければ売れない」という幻想に縛られている。そしてこれは急には変わらない。なぜならお客さんも長年それが当たり前だと刷り込まれてしまっているからだ。

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☝️見たことはありませんか?

・白いトレーにパック詰めされた「きゅうり」

・既にネットに入っているのにトレーにパックされた「オクラ」や「にんにく」

・長くて白いトレー皿にパックされた「ニラ」「アスパラ」「もろこし」「ふき」など『長いモノ』


まあ何でもかんでも″はだか″で売れというわけではないが、(経験上)青果部全体の3割程度は「はだか(バラ)売り」しても違和感はないはずです。

せっかくレジ袋を「有料」にしてまで減らしたんだから、食品トレーの削減に本腰を入れましょうよ!

☝️トレーは食べられないんだからw

 

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