誠に悲しい出来事です…。
24時間営業のコンビニエンスストアは、常に人手不足の状態で、特に深夜・早朝の時間帯は、オーナー家族や店長など責任の重いスタッフがカバーして店を開けている。
なぜならそれがフランチャイズ本部との「契約条件」だからである。売り上げから見れば店を閉めた方が効率が良いのに、『コンビニエンスストア』であるための「枷(かせ)」である。
より高い人件費を払うことで従業員(アルバイト)を確保できればいいが、田舎ではそうもいかない。そして、ことコンビニのフランチャイズ店舗の営業利益は思いの外低いものである。
本部への手数料(上納金と揶揄するオーナーも多い)を払った上で、利益を確保しようとすれば、オーナー経営者がなるべく「人件費」を削減するのは当然のこと。だから無理をせざるを得ない。
👥それを承知で契約したんだろ?
👤オーナーは返す言葉もない…。
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今回の不幸な出来事は、コンビニ本部が経営する「直営店」ではなく、オーナー経営者が運営「フランチャイズ店舗」でのことである。
その店長が半年間休みもなく、精神的にも追い込まれた末の顛末…。人がいれば(人手不足でなかったら)防げたのか?それとも鼻から人など入れる余裕もなかったのか?
☝️法的にはフランチャイズ店舗は「独立した法人」なので、コンビニ本社には何の責任もない(との解釈)。
セブンイレブン本社のコメントは以下の通り、
👤『フランチャイズの個店に関わる内容で、本部として答える立場にない』
フランチャイズ店舗の「労働時間データ」はセブン本部に送られていたらしいが、それで何かの指導をする訳ではないようだ。
オーナー経営者は、それ(労働時間)以外の要因もあったと言うが、真相は闇の中…。
しかし全国津々浦々、コンビニ従業員の努力があってこそ、外資に狙われるまでに成長した「セブンイレブンの繁栄」があることは事実である。
👤昨日一気にこのニュースが広がってすぐ、セブンイレブン本社は、「お悔やみ」と「再発防止に向けた対応に尽力する」とのコメントを追加した。
「店子(たなこ)の問題まで責任は負いきれない」などと言わずに、まずは本社に届いているフランチャイズ店舗の「勤務時間データ」を一度精査してみてはどうですか?今回だって「SOS」が届いていたはずなんですから。