【嘘(ユーモア)と現実(リアル)の境界線】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

 

毎年恒例、エイプリルフールでの「やっちまった案件」のご紹介です。題して「笑えない嘘」

 

日本中が右往左往しているこの「米騒動」の状況下、「ほっかほっか亭」が取締役名で『本日よりライス販売停止』のお知らせをホームページに掲載して物議を醸している。

 

 

☝️もちろん、お約束の#(ハッシュタグ)を付けて「エイプリルフールの冗談ですよ!わかりますよね〜」と小さく表示はあったが、これを見た人たちが驚いて「シャレにならんぜ💢」とほっかほっかに熱くなってしまった。

 

時節がら(やるなら)他の話題でエイプリルフールの「粋なネタ」を仕込めばよかったものの、これでは返ってイメージダウンしかない。「黙ってりゃイイものを…」と社内外から冷たい視線を送られる結果となった。

 

水道局が「今日は水が止まります!」なんて嘘は絶対に言わない。

普通ならどこかで「やめとけ!」と却下されるが、「ほっかほっか亭」ではこのネタを止めるフィルターがなかったことを露呈した。(広告代理店経由ならなおさらのこと)

 

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☝️シャレとかユーモアというのは本当に難しいものだ。

 

皆さんの周りにもいませんか?

言葉使いが悪いことを「毒舌」と勘違いしたり、空気を読まず(読めず)に勘違いのギャグを飛ばす人…。全然面白くないのに、誰も止めないからそれが助長されてしまう(ー ー;)

 

相手がキレたら「冗談、冗談!」と逃亡する「学ばない人」。海援隊🎵じゃあるまいし

 

👤私も口数は多い方なので、本意が伝わらず、人によっては「不謹慎」「不真面目」と取られることがある。そこで自分では良いと思った笑い話も、中には鼻につく人がいることを覚えるわけだ。みんなそうしてギャグや笑いのセンスを身に付けていく。

 

☝️ここ一番のタイミングで絶妙なギャグをブチ込み、空気を一気に明るくできる「達人」もいる。海外ではユーモアのセンスは学問として学ぶほどだ。

 

今回の「ほっかほっか亭」は、TPOの配慮に欠けたセンスの無さを自ら露呈してしまった事例である。発案者だけが「イケる」と思っただけで、誰も楽しくない。

 

シャレやユーモアが滑ると痛い(><)

上手くハマれば武器にもなるが、外せば全てがぶち壊しになることもある。

まさに「諸刃の剣」。

 

👤いつもウケを狙っている私にとって、この事例はとても参考になりましたm(_ _)m

 

https://www.kobayashihisashi.com