【モンドセレクション金賞の謎】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々



⭐️『モンドセレクション金賞受賞』⭐️

お菓子のパッケージなどでたまに見るヤツ…。
地方のメーカーがこれを受賞すれば、田舎のメディアは(お約束で)大々的に報道する。「世界が認めた一流品」としてさぞかし売り上げも伸びることだろう。おめでとうございます!

と、詳しい方は「それってお金で買える賞でしょ?」とか「エントリーすればほぼ受賞?」、「10年連続っておかしくね?」など、業界の噂やあるある話を思い出す。かく言う私もそんな穿(うが)った見方をするタイプw

テレビでこの『モンドセレクション』について深掘りしている番組を見た。いい機会なのでこの際キチンと調べて誤解を解こう。

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☝️モンドセレクションは1961年にベルギー政府とEUが立ち上げた品質の優秀さを鑑定する国際評価機関。「世界食品オリンピック」とも呼ばれている。

☝️お金で賞は獲れない→8人の審査員が20項目を審査して決める。

☝️受賞するとどうなるのか?→受賞をアピールできる!それだけ。

☝️出品商品の内、約半数が日本の商品である。

☝️エントリー費用は一点約27万円。味を競うコンテストではないので「金賞・銀賞・銅賞」を含めて受賞率は90%。トップランクは『最高金賞』

☝️日本以外の認知度→ほぼ無し(^^;


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大企業から個人のメーカーまで、毎年たくさんの商品がエントリーしている。「受賞したから美味しい!」ということではなく、あくまでもISOやJASマークの様に「安心して召し上がれますよ!」というお墨付き程度に考えればいいのかも知れない(その証拠に「水道水」まで受賞している)

👤でも授賞式まで自腹で行って(2024年はウィーン)、タキシードで写真撮ってくる価値はない様な気がするな…(我が友許せ🙏🏻)

#モンドセレクションと言えばギンビスのアスパラガス