【歯に衣(きぬ)着せぬ物言いをする人】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 
👤私は思慮深く、誰一人傷つけることのない物言いをしているので心配ないが (笑)、世の中には、歯に衣着せぬ物言いで「よくぞ言ってくれた!」と称賛される人がいる。
 
同時に「毒舌」と「言葉遣いが悪い」のを混同したり、都合よく「言論の自由」などを振りかざす人もいる。批判と文句の区別も曖昧で、賛同者が少ないのがこのタイプの特徴でもある。あまり議論はしたくない(^^ゞ

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🤞🏻「歯に衣着せぬ」とは「言いたい放題」ではない。舌鋒鋭く、人が言えないことをリスクを承知で発言することであり、不平不満や愚痴とは違う。そこには「思いやり」や「ユーモア」が不可欠で、その人の相対的評価が必要となる。相手をねじ伏せる「論破」の得意な人が愛されない原因もそこにあるのかも知れない。
 
その反対に「オブラートに包む」という言い方もある。日本人の美徳かも知れないが、こちらはあまり敵を作らない安全策でもある。「あの人は大人だ!」の評価も得られるが、物足りないのも事実である。
 
✔︎「歯に衣着せぬ」の類義語は「忌憚なく」「胸襟を開く」など。

日本の会社で「皆様の忌憚のないご意見をお聞きしたい」と言われても、その通り発言してはいけない(笑)、その時はオブラートに包んで回りくどく伝えるのが大人の対応である。
 
👤あなたはどんなタイプだろうか?
 
・ズバズバ自分の意見を主張する
・人の意見を聞いた後、自分の考えを被せていく
・最後まで黙っていて「鶴の一声」で結論に導く
・自分の後ろ盾に顧客や社会を持って来て主張する
・納得できる結論になるまで議論を続ける
・面倒くさいから無視 (笑)
 
欧米(日本でも)のミーティングで、一度も発言しない人はメンバーから外されるんじゃなかろうか?外国の議論でも「歯に衣着せぬ物言い」は嫌われるのかな?その後気まずくなるから忖度する?

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✅私は、物事には「3つの種類」があると思っている。

①言ってはいけないこと
②言わなければいけないこと
③言いたいけど言わないでおくこと(これが一番多い)

👤「物は言いよう」である。伝え方の上手い人は、この3つのさじ加減を熟知している。

🤞世の中は「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」で判断されることが多い。ことの真偽ではなく、賛同者が多い意見こそが「正解」となる時代。それも怖い話である。だからこそ、少数派の主張には「なるほど!」と多数派を唸らせる説得力が求められる。
 
社会人としての「礼儀」を保ちつつ、相手に対して正論を堂々と述べましょう!