ガス纏う五色ヶ原。
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展望が良いのはこっちとかあればまだしも、こうもだだっ広いだけだとたしかに決めづらいわな。どこに張ってもロケーションはほぼ一緒なので、一応平らで水はけが悪くなさそうな場所にしておきました。
【五色ヶ原テント場】
〇幕営料:1,500円/人(予約不要)
〇50張
※だだっ広い、どこもだいたい平らなかんじ
※テント跡があちこちにあり、石も多数
〇スマホ電波:docomo〇
【水場】
出発時は枯れてるかもと恐れていた水場。
ワタシがいるホースのところはこんなかんじで出ていたのですが、反対側にある蛇口からは水が出ずでした。
【トイレmemo】
〇男女共用×6
〇洋式(ボットン?)
〇トレペあり
〇手洗い水(トイレ付近にはなし、水場へ)
※トイレ内の通路は電気が自動点灯だった!
落ち着いたところで、小屋に受付へ行きましょう。
テン場から小屋までも、ずーっと木道を歩いていくようです。(行きはやや登り)
20分ほどで五色ヶ原山荘到着。
小屋で受付を済ませ、お楽しみの品をゲト。
はい~、冷え冷えのビールでございます♪
◎スーパードライ 700円
まったく合いませんが、つまみはどらやき。
行きに中津川の川上屋にて仕入れてきました。
読売新道に向かって歩く木道。
先月はあっち側からここを眺めていたんですよね。
あ、いや読売新道じゃなくて烏帽子小屋からだけどね。
15分でテン場にもどってきました。
お、テントが微妙に増えてるぞ。(結局この日は10張だった)
テントでのんびりしていると、立山方面に晴れ間が。
美しい。。。
反対側も照らされております。
右端に見えてるのは水晶でいいのかな。
それではそろそろ夕ご飯タイムを。
今日はスモールツイストの、八ヶ岳サーモンのココナッツリゾットでございます。
退職祝いにWANDERLUST EQUIPMENTのスタンドコジーをもらって、使うのを楽しみにしていたのだけれど、スモツイでは全然サイズが合わなかったの図。。。
尾西のアルファ米が入ってる写真があったから、スモツイでも大丈夫かと思ったんですけどねぇ。でもアルファ米でもけっこうムリヤリ感が否めませんが。。。
結局コジーなしでいただくリゾット。
行動食として持ってきていたミニトマトの残りがあったので、トッピングしたら美味しさ倍増!ココナッツの濃厚さとミニトマトの酸味がめっちゃ合う~。
夜がやってまいりました。
雲の向こうに広がる夕焼けショー。
ここから見る夕焼け、けっこう楽しみにしてたんだけどな。
そうそう。
2日目のヤマテンの予報が午後から雨だったのでのんびり出発するつもりだったのですが、予報が変わって朝6時くらいから雨マークに変わってしまい。。。
あんまり雨に降られたくないよねということで、出発を早めることにして1日目は終わっていったのでした。
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■2日目(9/26火)
天気:くもりのち雨
ルート:五色ヶ原→一ノ越→室堂
夜は寒かろうとシュラフにインナーシーツ+シュラフカバーまで持って行ったのに、全然寒く無くて拍子抜けでした。1日目の夕方もダウン着てちょうど良いくらいの寒さだったしね。
ちなみに起床時(3時)テント内で10℃でした。
am5:07
雨に降られるまえに出発しましょう。(8℃)
まだ雨は降っていないものの、霧が濃すぎて若干濡れる気がします。
am5:22 @2,461m
小屋との分岐を通過します。
五色の端っこまでやってきました。
さあザラ峠まで下ったら、また登り返しですよ!
夕焼け同様、朝焼けが雲の向こうでショータイム。
チラ見せしてくるなぁ。
am5:47 @2,348m
ザラ峠まで下りてきました。
5分ほど小休止していきます。
ガスを纏うのは烏帽子岳でしょうか。
ザラ峠にいるニゴウを振り返ったところ▼
獅子岳に登り返していると、雨がぽつぽつと。
どうしようかな~と思いながら歩いていると、わりかししっかりめに降ってきたので雨の支度をしていくことにします。
でも、せっかく雨支度をしたのに数分で止むっていうね。。。まぁあるあるだわね。
どうせこのあと降ってくるので着たまま行くことにしましょう。
しかしザックカバーするのなんてすごくひさしぶりだったなぁ。
いつぶり?と思って振り返ったら3年前の火打以来でしたが、たしかに雨だと山自体行かない選択になってたもんね。
雨はいやだけど、こういう美しさはピーカンの天気では味わえないご褒美。
ガスが薄くなってきて、裏銀座方面がうっすらと。
右の大きいのが薬師なんだと思うのだけど、存在感がすごい。
ニゴウがパノラマで撮ってたので、ちょいとぺたりとしておきます。
しかし独特な形をしとりますなぁ。
えっとこの写真はなんだ?
ハシゴを登ってきたところだったっけな?はて?
岩々したところを進んでいきます。
なんだか余裕そうに歩いているワタシですが▼
すぐさまヘタレ爆発▼
なんでしょうね(笑)
am7:15 @2,714m
獅子岳にやってきました。
10分弱の小休止ののち出発しまして、ふたたび岩々ゾーンを通過中でございます。
20分で木道エリアに突入。
そして岩稜帯エリアをのそのそと歩き、
獅子岳から30分ちょっとで、鬼岳東面と書かれたもうひとつの道標のところを通過します。
これは行きに見落としていたやつかな。なぜふたつあるんでしょ。
ガスがまとってると、すごいところを歩いているように見えますね。
ロードオブザリングでこういうところがあったような記憶。
ガスの中を歩いていると、なにやら鳴き声が聞こえてきました。
お、雷鳥さん発見♪
ガスったときの特権ですね。
ひとしきり撮影会をさせていただいたところで、ふたたびガレ場を進みます。
このへんは浮き石が多かったなぁ。
マーキングを見失わないように進んで、上に見えるハシゴを登っていきます。
登り切って見下ろしているところ▼
先ほどのとは別の鬼岩東面(行きにパチリとしていたところ)を通過しまして、
ようやく龍王岳が見えるところまでやってきました。
ここをトラバースしながら登っていけば、あともうすこしで一ノ越!
だんだんガスが濃くなってきました。
ヤバい~、雨降りそう~。
龍王岳の直下にある石垣▼
裏に回って見てみましたが、石垣があるだけだったので、風よけのためのものなのかな?
am9:09 @2,839m
富山大学立山研究所のある分岐のところまでやってきました。
先ほどの龍王岳の山頂との分岐から雨がパラパラしていたのですが、このあたりで本降りになってきました。
このあとの一ノ越まで行けば、室堂までは危険個所もないし、もうひとがんばりです。
雨がめちゃんこ降っていますが、どうも草紅葉の色づきがキレイなような。。。
この一日で紅葉が進んだのかしら。
そんなことを言いながら、一か所だけある岩稜帯を越えて。
am9:38 @2,696m
ようやく一ノ越に到着。
ここでひと息ついていこうと思っていたのですが、レインが雨を弾かないくらいにびしょびしょになってきたので、そのまま進むことにしました。
もうね、となりにいても大声張り上げないと聞こえないくらいの大雨だったのですよ。
それなのに、登ってくる人がいっぱいだった~。
そして濡れた石畳が滑りそうでちとコワい。。。
登山道脇の紅葉は、やっぱり行きよりキレイに色づいているかんじ。
こうやって枯れちゃってる(痛んでる?)のもあったけど。
たった一日でこんな変化があるのだなぁと、自然の移り変わりを感じながら歩いておりました。
am10:22 @2,436m
写真がありませんが、室堂無事到着!
あー、これでようやくびしょびしょのレインが脱げるぞっと。
身支度を整えたら、バスに乗る前に腹ごしらえをしていきましょう。
パパっと食べられるように、立ち食いそばで。
立山印のかまぼこ入り♪
●白えびかきあげそば 1,200円
帰りは11:20発の高原バスに乗り、
称名滝を眺め、
立山杉を愛で、
12:20発のケーブルカーへ。
くたべ、はじめて見たぞ。
そして立山駅へと到着しました!おつかれさまでしたー。
下界はまったく雨降ってません!
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駐車場にもどって靴を脱ぐと、くるぶしの内側が真っ赤でした。
実は調子良く履いていたアルトラのオールウェザーを、4月に行った伊豆山稜線歩道で穴をあけてしまいまして。。。
これでは雨が入ってきて、オールウェザーじゃなくなっちゃう!ということで、オールウェザー2を購入。それで8月の裏銀座に行ったのですが、このときもおなじところが痛くて。。。
うーん、形がおなじだろうからいいかと思ったけど、やっぱり物が変われば合わなくなるんですねぇ。。。こまったもんだ。
【ワタシのコースタイム】
●1日目
テン場まで:約6h(休1h含む)
小屋往復:36分
●2日目
5h15(休15分含む)
【下山後温泉】
ゆーランド立山吉峰温泉(立山グリーンパーク吉峰) 590円/人
※JAF割で1割引済
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前篇にも書きましたが、2日目の天気がイマイチなのはわかっていたけど決行したこの山行。
予報よりも悪いほうに変わって2日目にしっかり雨に降られてしまったけれど、1日目が楽しめたので行って良かったなと思います。
トレイルは噂通りアップダウンがすごくて、ザレた急な下りはコワかったですけどね。
でも。。。本来ならこの時期の立山は紅葉のピーク期。この2023年は9月に入っても残暑で暑くて全然色づいていませんでした。しかしこの数日後にぐっと寒くなり、1週間後には見頃に。そして初雪まで降って、三段紅葉が楽しめたとか。。。
せっかく見頃のタイミング♪と思って行ったのに~!紅葉の立山を眺めたかったよう!それが唯一の残念ポイントでした。
【おまけ】
帰りは早めに下山したので、またも下道にて帰宅。
途中、中津川で岐阜タンメンを喰らって帰りました♪
<完>