▲五色ヶ原【北アルプス】2023.09.25-26<前篇> | ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。

 

時すでに秋。

 

 

日時:2023年9月25日(月)~26日(火)
山名:五色ヶ原(北アルプス)

 

 

*****

 

 

激暑の裏銀座を終えて、次の夏山は♪と楽しみにしていたのに、またしてもことごとく天気に嫌われてしまった我が家。。。気付けば9月ももう終わりですよ。

しかも私、9月の後半は有休消化期間でけっこう休みがあったのに!ですよ。

ソロでのテン泊リベンジも行きたかったのに~!天気!悪い!フンガー!と憤っていたのでした。

今回は2日目のお天気がちょっとよろしくないのですが、せっかくの長期休みをどこにも行けないのはくやしすぎるので、雨に降られるかもなのは承知の上で行ってみることにしました!

 

せっかく時間があるので、立山駅までは下道にて。

途中ニゴウの実家で忘れ物を回収したりなんぞしながら、7時間(!)かけてやってまいりました。

立山駅は駐車場が整備されてゲートまでできており、今日はこちらで車中泊を。寝るギリギリで網戸を閉め、厚手の毛布&タオルケットでちょうど良く眠れたという気候。すっかり秋ですねぇ。

 

 

【千寿ヶ原駐車場】

 

 

〇無料

〇いくつかあるうち(全部で900台分)の一番近いところ(207台・ゲート有)

※立山駅まで100~200m

※到着時は7割ほど埋まっていて、翌日6:30ごろ満車になっていた

 

 

【℗トイレmemo】

 

〇男女別

〇洋式(便座冷たい)

〇トレペあり

〇洗面台(鏡付)

※電気点灯

※千寿ヶ原℗の向かいにある

 

 

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■1日目(9/25月)

天気:雲多めの晴れ

ルート:室堂→一ノ越→五色ヶ原

 

 

アルペンルートは事前にWEBきっぷで始発のケーブルカーを予約済。

始発(この日は7時)の60分前から発券できるそうなので、頃合いを見て立山駅へ。

2Fにある自動受取機で発券します。

 

 

 

利用時間の数分前でしたが、ふつうに買えました。もっと早くても買えたのかも。

しかしアルペンルートも高くなりましたね。立山⇔室堂の往復で7,380円ですよ。

 

 

。。。ちなみに、はじめて立山に行った10年前はいくらだったのか見てみたら、なんと!

3,780円!!!(JAFで1割引済)

ほぼ倍じゃないの!衝撃!!

あのときでさえ、アルペンルートって高いな~なんて思ってたけど、今思えば安いもんだわね。

 

 

さて、まずはケーブルカーに乗っていきます。

6時半過ぎには並んだのに、全体の真ん中くらいでした。

 

 

ケーブルカーは上段が降り口に近いので、なるべく上に乗るのが◎。

我が家はすっかり失念していてけっこう下の席に座ってしまったので、次回は忘れないようにのメモ。

7分の乗車時間を終えて、お次は美女平から高原バスに乗車。

室堂側に行くなら、左側が見どころ多くて良きです。

 

 

バスは45分くらいだったかな。

室堂に着いて、注意書きをチェック。。。熊、出会いませんように。

 

 

 

そしてようやく外へ!

室堂~。立山もキレイに見えてる!

 

 

 

出発する前に、玉殿の湧水で水を汲んでいきましょう。

今年は水不足なのでテン場の水が枯れてるとか出てるとか、調べてみてもイマイチよくわからないので念のため担いでいくことにします。

ワタシは3L、ニゴウは3.5L!あとでプラスされる重量ってやけに重いんですよね。

 

 

 

am8:20 @2,436m

それではようやく出発しましょう!

草紅葉が色づいておりますよ♪

 

 

 

秋の柔らかな色合いが良いですな。

 

 

でも思ったよりも色づきがイマイチで。。。

まだ暑い日が続いているので、最盛期はこれからなんでしょうかね。

 

 

10分で浄土山方面との分岐を通過して、一ノ越方面へと進みます。

時間的にはおなじくらいなんですが、浄土山への登りがちと苦手だった記憶で。。。

 

 

 

雷鳥沢キャンプ場がちいさく見えて。。。いる?いないかな?

 

 

 

一ノ越まではずーーっと石畳のトレイルを登っていきます。

前回は神の道を通って一ノ越へ行ったので、ここを歩くのは10年ぶり。

10年前は残雪がけっこうあって、ヒヤヒヤしながら歩いていたのが懐かしい。

 

 

 

am9:15 @2,705m

一ノ越到着です。(12℃)

 

 

 

正面には北アの山々が。

全然山座同定できないけど、おそらく針ノ木や鹿島槍あたりが見えてるんだと思われます。

 

 

 

am9:20 @2,705m

ひとしきり眺めたら、先へと進みましょう。

五色・浄土山方面へ!

 

 

 

なんだかかわいらしい山容!

そしてお天気が良いとそれだけでうれしい稜線歩きであります。

 

 

 

ゆるゆる登っていくと、東一ノ越へと向かうトレイルがよく見えてきました。

そしてあのお山は。。。わからない(笑)

たぶん針ノ木なのかなぁ。

 

 

 

中央やや右には富士山の頭だけこんにちは。

その右側でギザギザしているのは龍王岳。

 

 

 

すこし登った先からの雄山方面。

前回来た時も思ったけど、ここから見る雄山は鷲羽っぽいと思う。

 

 

 

am9:56 @2,839m

富山大学立山研究所がある分岐にやってきました。

ここを五色方面へと進みますと、

 

 

 

出ました!特徴的な台地!

近いように見えますが、あの台地に乗るまでにここからコースタイムで3時間半なのですよ。

さ~、がんばって今日はあちらまで行きますよ~。

 

 

 

10分ほど小休止したのち進みますと、まず見えてくるのがこの龍王岳▼

さっきもギザギザしているのが見えていたやつですよ。

右肩に向かってトレイルが伸びておりますが、我々は山頂は巻いていくので右側にトラバースして進んでゆきます。

 

 

 

岩ゴロ岩稜帯をトラバース。

 

 

 

15分ほどでザレた九十九折を下ります。

 

 

 

この下がザラ峠かと思ったけど、全然ちがうんですよね。

一度コルまで下りたら、左側をトラバースして登っていくルートが見えております。

 

 

 

30分ちょっとでコルまで下りてきました。

 

 

 

下りてきた方向を振り返って。

こっちから見ても、龍王岳のギザギザ感がすごいね。

 

 

 

そして只今、さっき九十九折から見えていたトラバースのあたりを歩いております。

龍王岳の下りより高度感はないので、わりとさくさくと。

 

 

 

コルから15分ほどで鬼岳東面に到着です。

。。。っていうか、ワタシの右足大丈夫?ぐんにゃりしすぎやん。

 

 

 

おそらく針ノ木と思われる稜線を眺めながら、先へと進みます。

 

 

 

ひとつめのハシゴを下りていきまして、

 

 

 

ザレノガレを下ります。

 

 

 

▲で見えてる左端まで来ると、お次に現れるのはこんなトレイル。

うむ、ゆるく登ってゆくのだね。

 

 

 

 

 

鬼岳東面から30分ほど進んだところで、木道が現れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お、眼下に黒部湖が見えてきましたよ。

 

 

 

pm12:01 @2,714m

そして獅子岳、到着でございます!

 

 

 

ここでちょっくらお昼休憩をしていきましょう。

今日は(も?)おにぎり~。

赤飯と梅とあさりしぐれをチョイス。このあさりしぐれがまた旨いのよ。

 

 

 

むしゃむしゃ。

 

 

 

そしておやつはうまい棒!

ハロウィンパッケージですが、何味だったかは記憶なし!

 

 

 

うまい棒のうしろにも見えておりますが、ここは五色の展望が抜群に良いところでした。

てなわけで、ふたりでパチリ♪

 

 

そうそう、室堂で担いできた水ですが、ここで1.5Lほど捨てました(笑)

途中ですれちがったテン泊装備のかたが、テン場の水が出ているとの情報を教えてくださって。

それまでめっちゃ重くて下りのバランスが不安定だったのですが、水を捨てたことですごく楽になりました。やっぱり軽さは正義だわ。

 

 

pm12:37 @2,714m

さー、腹ごしらえも済ませてザックも軽くなったところで、もうひとがんばりしましょう。

左側にぐるりと回り込みながら下っていくようです。

 

 

 

途中、クサリ場がアリ。

これは使わなくても行けるくらいのやつでした。(たしかワタシは使ったけど!)

 

 

 

クサリ場をすぎても、ちと勾配のキツイところが続いております。

慎重に慎重に。

 

 

 

15分ほどでとりあえず岩ゴロ帯は終わったようです。

 

 

 

立山カルデラのあたりが見えてきました。

 

 

 

斜度がキツすぎてザラ峠が見えておりませんが、この九十九折を下ればザラ峠のはず。

おなじくらいの高さに五色ヶ原が広がっているので、下ったあとの登り返しがおそろしい。。。

 

 

 

 

 

再びのクサリ場。

そしてこの先には、

 

 

 

ハシゴを下っていくところが。

 

 

 

ここ以外にもたしかもう一か所ハシゴがあった記憶。

それを通過したら、さー今度こそあとは九十九折を下りていくだけ!

 

 

 

とはいえ、下りてきた斜度はこの角度!

しかも足元がザレていて、時折ずるっと滑るんですよね。歩きづらい~。

 

 

 

五色の左側には、読売新道やらお槍様、薬師や笠のあたりが見えてきました!

 

 

 

斜度がだんだんゆるやかになってきました。

上のほうが勾配キツめだったなぁ。

 

 

 

pm1:41 @2,348m

ようやく着きました!ザラ峠!

 

 

『ザラ峠』というと、厳冬期に佐々成正がここを越えて浜松まで歩いたという「さらさら越え」の伝説の場所。

ザラ峠と聞くと、こんなところを越えて我が浜松まで来るなんてどうかしてるぜ!と毎回思うのですよね。まあそれだけ必死だったってことでしょうけど。

 

 

そんなところでちと小休止を。

今回はめずらしくミニトマトを担いできました。

 

 

 

フレッシュな水分を補給したら、10分ほどで出発しましょう。

ここから五色の台地へ、登り返しのはじまりはじまり~。

 

 

 

下りが歩きづらかったので、登りもか!と覚悟していたのだけど、こちら側はわりと登りやすく。

 

 

 

ハイマツ帯を10分ほど登っていくと、開けたところに出ました。

五色の台地の端っこに乗っかったようです♪

 

 

 

地図に、『鳶山の大崩落地』と書かれているあたりでしょうか。

台地の端っこはすさまじいことになっておりますな。

 

 

 

そんな我々の歩くトレイルも、地図上に『崩落あり、歩行注意』と書かれておりますので、気を付けて進みましょう。

 

 

 

台地に乗っかったあと10分ほど進んで行くと、木道に変わりました。

あとはゆるゆる進むだけ♪

 

 

 

pm2:16 @2,416m

木道を5分ほど歩いていくと、小屋とテン場との分岐にやってきました。

受付はあとでも良いですよ~というのを書いてくれてあるので、先にテン場に行くことにします。

 

 

 

このあたりはわりと秋の色づきがキレイでした。

読売新道のあたりを眺めながら、テン場へと進んでいきます。

 

 

 

pm2:30

五色ヶ原のテント場、到着しました!

どのくらいいるのかなと思っていたのですが、先客はまさかの1張のみ!

 

 

いや~、こうも広くて人がいないと、ニゴウさんが場所決めに迷うんですよねぇ。

今日はスムーズに決めてくれるかしら。

 

というところで、あとは後篇につづきます!

 

 

<後篇へつづく>