▲伊豆山稜線歩道【東海】2023.04.13-14② | ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。

 

立派なブナの大木に出会う。

 

 

日時:2023年4月13日(水)~14日(木)
山名:伊豆稜線歩道(伊豆)
ルート:天城峠→修善寺の郷の北上ルート
 

 

*****

 

 

【其の壱はこちら】

 

 

三蓋山からのつづきであります。

ヤマザクラかな?と思ったのですが、おそらくマメザクラかと。

(マメザクラは下向きに咲くらしい)

 

 

山で咲いてるからヤマザクラではないのですね。

桜にもたくさん種類があるなぁ。

 

 

どうせ歩くなら、これが咲く時期に!と思っていたアセビ。

 

◎馬酔木(アセビ)

 

このトレイル上で至る所にこれでもか!というほど咲いていました。

ベストタイミングだったのでは?

 

 

なんて上に見とれて歩いていたら、さあ大変。

足元がけっこうえぐれて歩きづらいことになっております。

 

 

 

うわ~、これも立派ですねぇ。

と、また見上げて歩いてしまう。

 

 

 

 

 

このあたりは黄楊の峯ツゲの群生地らしく、『希少個体群保護林』という看板がありました。

 

 

 

肝心な峯ツゲとは、これのことかい?

調べてもなんだかちがうような気がするのだけど、このあたりも含めやたらとこれを見かけたのですよ。

 

 

 

こちらは両側にアセビの群生。

独特な甘い匂いがしております。

 

 

 

 

 

pm1:41 @960m

つげ峠にやってきました。

 

 

 

ここはこんなかんじで展望はないのですが、テーブルとベンチがあるので5分ほど小休止。

 

 

 

行動食のあげ潮(浜松の銘菓)とナッツをむしゃり。

 

 

 

さあ行きましょう。

このへんも木漏れ日が気持ち良い、木のトンネルトレイル。

 

 

 

 

 

 

 

またも立派な鉄橋。

ありがたや、ありがたや。

 

 

 

春なのにこの落ち葉の厚み。

秋になったらふくらはぎラッセルくらいまでなっちゃうんじゃないかしら。

 

 

 

大きなアップダウンはないとはいえ、ちいさなアップダウンはいくつもあるのでわりかし疲労感が。。。

最初は距離がわかるのがうれしいと思っていたのだけど、現実を突きつけられるのがだんだんと辛くなっていく1日目の午後。

 

 

 

とはいえ、危険な個所はないので、体力さえあれば楽しいトレイルではあるんですけどね。

 

 

 

おぉ、さっきまでとはちがう巨木が現れてきましたよ!

そういえばこのあたりでとても印象的な大木があったはずなんだけど~。

 

 

 

とキョロキョロしながら歩いていたら、つげ峠から30分ほど進んだところで見つけましたよ!

天城№1といわれるブナの大木。

 

 

いや、すごくない?樹齢何年くらいなんだろうか。

 

 

 

 

桜トレイル♪

 

 

 

pm2:42

猫越峠であります。

 

 

 

 

 

サルオガセ~。

 

 

サルオガセって言うときって、いつも「タケコプター」とおなじ言い方になっちゃうけど、ワタシだけかい?

 

 

 

 

 

 

 

 

山と高原地図上にはなかったけど、『水呑頭』というところを通過しました。

 

 

 

pm3:09 @1,034m

水吞頭から10分少々で、猫越岳に到着です。

ここが伊豆山稜線歩道の最高地点になるんだそう。

 

 

 

猫越岳から下っていくと、10分ほどで分岐が現れました。

片道0.3kmで『猫越岳山頂の池』に行けるようですが、もちろんこれは行きますよ!

ここは我が家が伊豆山稜線歩道を知るきっかけになった件のブロガーさんが、この池の雰囲気がとても良かったと書いていて、寄り道になるけどぜひとも行きたいと思っていた場所なんですよね。

 

 

そういえばニゴウが口をふさいでるのでわかるかと思いますが、このへんはちいさな虫がめちゃくちゃ多かった記憶。

池があるからかな。

 

 

ものの1~2分で池にやってきました。

 

 

。。。雰囲気はたしかにあるのだけど、思ってたのとなんかちがった。

たぶんあちらは朝だったから、その光具合なんかも合わさってよいかんじだったのかな?

我が家が訪れたときはすでに15時過ぎだし、太陽が隠れちゃってたのでちょっと残念なかんじでした。

ちらりと覗いたくらいで池をあとにして、ふたたびトレイルへ。

 

 

pm3:28

そこから5分足らずで展望への分岐にやってきました。(展望台は目と鼻の先)

たぶんかすんでいるでしょうけど、ちょっと行ってみましょう。

 

 

 

このあと歩くトレイルが見えているようです。

ベンチもあるし、無風で気持ちの良い場所だったので休憩していこうということに。

 

 

 

今回はなんと!ニゴウがこちらを担いでくれました!

先月、スイートグラスにキャンプへ行ったときに買っておいたクラフトザウルス♪

とジャックダニエル&コカ・コーラ!

 

 

 

クラフトザウルスは夕飯のときに吞むとして、ジャックダニエルを呑んじゃいましょう♪

お供は無印の「バナナとくるみのケーキ」。

 

 

15時過ぎてるのにこんなにのんびり休憩するなんて、普段なら絶対ないこと。

きちんとしたテン場がないので、予定しているポイントまで辿り着かなかったらそこでビバークしてもいいしね!なんて自由な山行を謳歌しておりました。

あ~、最高だわ。

 

 

pm3:54

展望台への分岐にもどってきました。

4月だからわりと陽も長いので、まだ先に進みたいと思います。

 

 

 

 

 

pm4:15 @994m

後藤山であります。

 

 

 

この後藤山を過ぎると、稜線を見渡しながら歩けるトレイルを進んでいくようです。

ここまでの樹林帯もブナがキレイでとてもよかったけど、この開放感もやっぱり良いよね~。

 

 

 

途中、牧場への道路を横切ります。

 

 

 

pm4:32

ピークかと思ったら、『仁科峠展望台』でした。

 

 

こじんまりとしたスペースがあって展望もいいし、ここでビバークでもいいよね~なんて言っていた記憶。

 

 

ここを下りたら仁科峠になるのだけど、1/3は過ぎたかんじですね。

 

 

 

展望台から下っていく景色がまた良き。

こういう風景がしばらく続くのだけど、これを見てこのロングトレイルを歩きたいと思ったのですよね。

 

 

 

時間が予定よりも押していたのでちょっぴり焦っていたのだけど、ここはのんびり歩くのが良いですね。

それでも開放的で気持ちが良い~。

 

 

 

pm4:39 @895m

仁科峠到着!

 

 

ここは車道脇にあるところなので、駐車スペースもありました。

展望台だけちょっこし行く人もいるんだろうな。

 

 

道路を渡って、トレイルへ。

 

 

 

 

 

笹原のゆるいアップダウンをいくつも繰り返していきます。

 

 

 

 

 

仁科峠から北側は、西伊豆スカイラインという車道とほぼ並走しながらトレイルがあるので、アルプスとも里山ともちがうこの景色がこのトレイルならではの印象でした。

 

 

 

pm5:05 @969m

風早峠!

 

 

 

もうここでビバークでも。。。とまたも思ったのだけど、予定していた宇久須峠まであと1kmということなので、先に進むことに。

 

 

 

 

 

夕陽のトレイルもまた良いですね。

普段ならこんな時間に歩くことはないので、なかなか味わえない光の移り変わりがまた印象的でした。

 

 

 

そしてついに!

本日の目的地が見えてまいりました。

先客がいるかな~と思ったけれど、どうやら今日は我が家の貸し切りのようす。

 

 

 

pm5:25 @853m

宇久須峠、到着でございます!

おつかれさまでしたー。

 

 

 

到着したときは3~4m/sほどの風がありました。

ピークではないけれど風をよけるところがなさそうので、東屋のすぐ前に設営することに。

夕陽がキレイ~。

 

 

 

夕食は味噌煮込みうどん。

具材は、しめじ・長ネギ・卵・黒はんぺん・カニカマですが、あふれんばかりになってしまったので、カニカマはつまみにしました。

 

 

 

夜の帳が下りました。

 

 

そうそう、この山行で新しいテントをシェイクダウンしました。

夏山山行で軽量化したい!というニゴウの希望を考慮しまして、NEMOのホーネットエリートオズモ2Pをチョイス。

ペグなしで779gという驚きの軽さであります。

メッシュだし居住空間はちょっと狭めなので、主に春夏用に。

そして今まで使ってたダガーストームは、そのほかのシーズンと居住性が欲しいときに使おうかと思っております。

 

 

と話は逸れましたが、夕食を食べたあとはクラフトザウルスで一杯呑んで。

 

 

20時ごろには就寝したのであります。

 

 

【其の参へつづく】