のんびり稜線歩き。
■日時:2019年7月31日(水)~8月2日(金)
■山名:奥大日岳 2,606m、立山&別山 3,015m(北アルプス)
■目的:剱を間近で眺めたい&展望を眺めながらの稜線歩き
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そして再び剱がうっすらと見えてきました。
これはこれで幻想的だけれど、この景色はもっとクリアに見たかったなぁ。
am9:07
なんて思いながらも進んでいけば、あっというまに富士ノ折立の直下に来ました。
おぉ、岩々しいなぁ。
山頂を踏むにはこの岩稜帯をよじよじしていかねばならぬようです。
しかも行き止まりなので、また下りてこなきゃなんないってそりゃワタシにはムリだわ。
ってことで、ここも我が家はスルーです。
ちなみに立山とは、雄山・大汝山・富士ノ折立の3つの峰の総称。
厳密にはピークを踏んでいないけれど、我が家的には立山ゲットであります。
さてさて、この先は道標にあるようにロープに沿って下っていきます。
おばちゃんがひょいひょい登っていくのが見えたけど、すごいね。
岩場苦手なワタシは、見上げた迫力に圧倒されておりました。
富士ノ折立を過ぎて、しばらくはゆるめの下り。
歩くところの石が避けられているので、このへんはすごく歩きやすかったなぁ。
そしてだんだんと急な下りになってきたところで見えてきたのがこの景色!
足元が岩ゴロしていて下りにくかったけど、やっぱり稜線歩きって気持ちがいい!
みくりが池や地獄谷のあたりを見下ろす。
山を始めたころから、雑誌や人様のレポで見て憧れつづけたこの景色。
ようやく自分の目で見ることができました。
この日はけっこう全体的に霞があるうえに、晴れといえども雲も多くて。
ホントはあっちもこっちももっとクリアに見えてて欲しかったけど、それはまた次回のお楽しみってことかな。
そして、この景色は。。。どこでしょう(笑)?
時間が経ちすぎててイマイチわからないのですが、雄山方面に振り返ったあたり?
それでは先へと進みましょう。
正面には見えている雪渓は、2018年に氷河認定された内蔵助雪渓であります。
ところどころ残雪はあるけれど、ここの雪渓は大きかった~。
よーく見ていると、雪渓の先には旧内蔵助山荘跡地へと向かうようなルートが。
昔はここに道があったのかしら。
さらに下りていき、雪渓の間近まで来ました。
でっかいねぇ。
ちなみに下りてきたのはこんなトレイル。
いやー、今見てもなかなかに急だね!
事前に地図を見ていたときにもここの等高線の詰まり具合がちと心配だったのですよね。
でも見た目とはちがって、意外と歩きやすかった印象だったのでホッとしていたワタシ。
ちいさく九十九折になっていたのが良かったのかな。
我が家とは反対周りの縦走の人たちはここを登るのですよね。
ファイト~!と心の中で応援してみる。
さて、我が家はここから再び優雅な稜線歩きと行きましょう!
続いて目指すのは、奥に見えているたおやかな山容の真砂岳。
am9:53 @2,860m
ほどなくすると、大走りルートとの分岐が現れました。
道標にも内蔵助氷河が載っておる!
少々ガスりつつも進んで行くと、またも分岐が。
左側は山頂を巻くショートカットルートのようですが、我が家は山頂方面へと進みます。
am10:08 @2,861m
真砂岳到着!
ここでちょっくら小休止。
お昼用にと昨日作っておいた我が家の定番、いなり寿しをむしゃむしゃ。
しかしせっかくの山頂休憩なのに、たしかガスが沸いちゃってて展望は楽しめなかった記憶。
am10:21
おなかが落ち着いたところで出発しましょう。
お次は別山へと向かいたいと思います!
稜線歩きはまだまだ続きますよ♪
真砂岳を下りていくと、内蔵助山荘が間近に。(右の赤い屋根)
「寄る?」と話には出たのだけど、さっき休憩しちゃったとこだし、またの機会にすることに。
ここの小屋はいろいろと良い評判を聞くので、気になっているんですよね~。
ひたすらに稜線を歩くっていうと、我が家では白峰三山が思い出深いところ。
3,000m峰が連なる天空の稜線歩きは、南アルプスの奥深さに心が震えた最高の山行でした。
どこを歩いていくんだろうという期待や不安は変わらないのだけど、今回の立山はまたそれとはちがった印象で。
ほとんど常にテン場のあたりが見えているせいか、なんだか気楽さを感じていた気がします。
白峰三山のときは、この見えてる一帯には我が家以外いないんじゃ!という孤独感がハンパなかったもんね。
閑話休題。
さてさてそろそろ真砂乗越のあたりまでやってきました。
前方にはどこぞの山岳部の子たちがドラクエ山行しているのが見えます。
山頂はあのちょうどガスってるあたりでしょうか。
am10:57
別山の山頂を巻く分岐にやってきました。
残雪期は危険だそうなのですが、それ以外にも巻道のわりにはけっこう険しくて歩きづらいとかいうレポを見た気がしたなぁ。
ここも我が家は山頂へと向かいます!
だんだんと勾配がキツくなるけれど、足元はわりと歩きやすかった記憶。
岩ゴロはしてたけどね。
振り返ると真砂岳の向こうはガスの中。
早めの時間に出発してよかった~。
am11:12 @2,874m
別山到着であります!
山頂からは剱が目の前に!。。。なんだけど、半分以上ガスがまとわっているという残念さ。
ガス待ちしようかどうしようか~としばし悩んだのですが、この先も剱を右手に見ながら歩けるトレイルだし、トイレも行きたかったので、晴れるのを祈りながら先へ進むことに。
am11:33
巻道と合流です。
別山山頂を振り返るとこんなかんじ。
地図ではここから剱沢キャンプ場に下りて行くルートがあるのですが、見つけれず。。。
等高線ギュウギュウの急な斜面だし、別ルートもあるからあんまり行く人がいないのかな。
そしてこのあたりでだんだんとガスが!
下のほうには剱沢キャンプ場も見えています。
いやー、この景色もずっと見てみたかったのですよね。
ホントはもっとクリアにって。。。いやいや、最高です!
am11:53
その後もチラチラと剱を眺めながら歩いて行くと、あっというまに剣御前小屋に到着。
これは裏側なので、小屋を回り込んでっと。
はい、こちらが正面でございます。
【剣御前小屋トイレmemo】
○男女別(女用は大便×、男用へとのこと)
○和式
○トレペ有
○手洗水×
○100円
小屋の前で腰を下ろして大休止。
真砂岳でも食べてたけど、ここでもいなり寿しをむしゃむしゃ。
そしてコーヒーとともにチーズケーキのおやつも堪能♪
そういえば近くにちびっこファミリーがいたのだけど、どうやら日帰りで来てるっぽくて。
子どものころからこういう遊びに連れてきてもらえるのっていいな~と思いながら眺めていました。
子どもたちは景色なんてぜーんぜん見てなかったようすだけどね!
pm12:28
そろそろ下山しましょう。
雷鳥坂は浮石が多いし急坂だというのがちと心配だったので、新室堂乗越まで遠回りして下りようかとも思っていたのですが、そちらのルートもなかなかしんどそうだったので、ここは予定通り雷鳥坂で下りたいと思います。
ちなみにニゴウの向こうに見えているのがトイレ棟であります。
そんな雷鳥坂ですが、足を置きやすい石が多くて思ったより下りやすかった印象でした。
浮石も思ったほどは多くなかったような。
下りは浮石よりも石車のほうが苦手なんですよね。。。
でも急坂なだけあって、登って来る人はしんどそう~。
振り返ってもこんな見上げるほどだし!
このへんまで来ると、テン場が近くなってきました。
木々も低いのでこの先の歩くルートもよく見える!
ふむふむ、あのへんから横に逸れて川に出るのだね。
ちなみに左手には、真砂岳の直下から伸びる大走りのルートが。
ちょうど真ん中あたりにちいさくジグザグしているのが見えております。
あっちは「足元悪し」って書いてあるから、もっと歩きづらいんでしょうね。
ほぼほぼテン場の高さまで下りてきました。
あとはあの木の橋を用心して渡るだけ!
pm1:48
新室堂乗越との分岐と合流しました!
あとは苦手な橋を渡っていけば、
pm1:54
無事帰還!
昨日騒がしかったパーティーのテントたちも撤収されていてホッと一息。
そういえば【其の壱】で出し忘れた管理棟とその横に隣接するトイレ▼
ひと息ついたところで、早速お風呂に行きましょう。
【其の壱】でも書いたのですが、2019年のロッジ立山は日帰り入浴のみの営業だったので、雷鳥沢ヒュッテに行くことに。
前回行かなかったので今回は外湯(源泉)に行ってみたのですが、めちゃんこ熱い!
こりゃ熱くて入っていられんぞってことで、すごすごと内湯(源泉ではない)に移動したワタシでした。
やっぱり汗かいたあとのお風呂は気持ちいいね~。
【雷鳥沢ヒュッテお風呂memo】
○外湯:源泉、熱すぎ、洗い場なし
○内湯:源泉ではない、シャワーなし、リンスインシャンプーとボディシャンプー有、ドライヤー2つ
※脱衣場に貴重品ロッカー(お金不要)があった!
そして風呂上りは、やっぱこれでしょ~!
いや~、つかれたカラダには沁みる!























































