▲立山【北アルプス】2019.07.31-08.02 其の壱 | ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。

 

6年ぶりの地へ!

 

 

日時:2019年7月31日(水)~8月2日(金)

山名:奥大日岳 2,606m、立山&別山 3,015m(北アルプス)

目的:剱を間近で眺めたい&展望を眺めながらの稜線歩き

 

 

*****

 

 

ずっと再訪したいと思っていたのだけど、交通費やら時間やら懸念材料がなにかとありすぎてなかなか来られなかった立山。

この度ようやく行って参りました!

本当は立山三山巡って、翌日に大日三山歩きながら称名滝へと下山するっていうルートで行きたかったんですけどね。

称名滝に下りるトレイルで膝を泣かす人のレポを読んでいたら怯んでしまい、下りが苦手なワタシとしては大日三山は奥大日のみにして楽しむ方向で行くことにしました!

ここで無理したらこの夏が終わる予感だもの。。。

ということで、

 

1日目:奥大日岳

2日目:立山+別山

3日目:室堂展望台(天気次第)

 

という予定で行ってみることに。

ではいざ立山駅へ!

前回は高速を立山ICで下車したのですが、今回は飛騨清見ICで下車したのちR41にて北上するルートで行ってみました。こっちからだとちょっと時間はかかるけど距離は短いし、なんと言っても高速代が安くなるのがうれしい!

途中おかしな道をナビられつつも、23時過ぎに到着。

所要時間は約5時間でした。

 

 

【駐車場】

 

 

○無料(1,000台)

 

立山駅に一番近いところに停められましたが、おそらく2割ほど空いてたようす。

1段下がったところはもっと空いてたかな。

 

 

【立山駅24Hトイレmemo】

 

○男女別

○洋式(水洗)

○トレペ有

○洗面台(鏡付)有

※電気×、ランプ持参必須!(前回のレポでは点灯していたようだけど、今回はたまたま切れてたのかも?)

※駅の構内にあるトイレは夜使えるかは不明

 

 

■1日目(7/31)

天気:晴れときどきガス

ルート:室堂→雷鳥沢(テン泊)、設営後奥大日岳ピストンへ

 

来る前にネットで確認したのだけど、ケーブルカーの乗車時間を予約しておけるシステムは廃止されたようなので(平日は)、チケットを購入するために窓口に並びます。

チケットは6:20~販売開始。6時頃には並び始めたのだけど、始発(7時)の便がなんと残り4人分でした!ギリギリ!

立山駅⇔室堂の往復で4,310円/人也。

前回(4,190円)より若干値上がりしていますが、「手回り品きっぷ」(300円/片道)がなくなっていたので、荷物の多い山屋にとってはお得になっているのでは!

 

 

 

立山駅構内にあるライブ映像。

▼は弥陀ヶ原の映像ですが、室堂も曇りがちのお天気でした。

 

 

 

こちらも駅構内にある、富山もようのタペストリー。

このオレンジの雷鳥柄のがカワイイ♪

 

 

ちょうどお土産屋さんが開店準備をしていたので覗いたりおしゃべりしたり。

でも駅の構内はいくら立山駅とはいえども暑かった。。。

夏山必須アイテムの扇子でなんとか乗り切りましたが、早く涼しいところに行きたい!

 

 

そしてようやくケーブルカー乗り場へ移動です。

 

 

人がモリモリいたのでもちろん立ち乗り。

標高差500mの美女平へあっという間に到着。(乗車7分)

 

 

お次は高原バスに乗り換えて室堂へと向かいます。

前回は補助席に乗った記憶だったのですが、今回のは補助席すらない!

しかも各シートにはUSB電源が点いてたし!時代~。

 

 

 

途中下車をしない人たちの人数が集まったからなのか、バスが始発(8時)よりもずいぶん前に出発してくれました。おかげで8時ごろには室堂へ到着♪

相変わらず事故の多い山岳情報をチェックしつつ、建物の外へ。

 

 

 

はい、6年ぶりの立山でございます!

陽は射してるけど、薄曇り~。

 

 

玉殿湧水にて2日分の飲み水を汲むのを忘れずにっと。

雷鳥沢のテン場でも水場はあるんですが、最近胃腸が弱っている我が家としては煮沸推奨の水がちと心配で。。。

と思ってたけど、結局足りなくなってテン場の水飲んでたけどね!(とくに不調は出ず)

 

 

am8:15 @2,420m

それではテン場へ向かいましょう!

10分弱でみくりが池を通過し、

 

 

 

地獄谷で硫黄臭を喰らい、

 

 

 

長い長い石畳をぐねぐねと。

 

 

 

お、テン場が見えてきましたぞ。

前回よりも多いけど、平日なだけあって空いてる♪

 

 

 

 

 

am9:11 @2,263m

雷鳥沢キャンプ場到着です。

 

 

 

【雷鳥沢キャンプ場memo】

 

○幕営料:1泊は500円/人、2泊以上は1,000円/人

○テン場:とにかく広い!ほぼ平坦だけど、水はけが悪いところもチラホラ。

○トイレ:男女別、和式(水洗)、トレペあり、洗面台(鏡付)あり、通過者は100円

※トレペ流せる!

○水場:テン場内と管理棟トイレ前の2か所

※どちらも塩素消毒しているけど、飲用する場合は煮沸推奨とのこと

○売店はないので、雷鳥沢ヒュッテかロッジ立山連峰へ

 

 

am10:15 @2,263m

管理棟で受付をして、テント設営したらお出かけです。

1日目は奥大日をピストンしに行きます!

コースタイムでは往復4時間半の予定であります。

 

 

 

そうそう!

ワタシこの山行から登山靴が新しくなりました!

 

 

っていっても、まったくおなじやつですけどね(笑)

レザーなのでお手入れが面倒といえば面倒ではある。

でも足のトラブルも全然なくて、それが一番楽だなと。

ということでLOWAのタホーさん、2代目がやってまいりました!

 

しかし靴紐の締め方が甘かったようで、このあと早々に違和感を感じて不穏な気持ちになってしまいまして。。。

でもちゃんと結び直したらノートラブル!さすが信頼のタホー♪となったのでした。

 

 

それでは先へ進みましょう。

まずは沢にかかる木道の橋を渡って行きます。

 

 

 

水がキレイだった~。

 

 

なんて余裕なかんじに書いてますが。

ここの橋、吊橋でもないくせにけっこう高さがあってコワかった!( ;∀;)

しかもこの山行中に何度も何度も渡ることになり、ホントに苦痛でしかなかった。。。

 

 

 

 

奥大日方面が見えております。

が、ピークは手前のお山に重なって見えておりません。

けっこう行くのですな。

 

 

 

am10:23

分岐でございます。

「ゴゼン」と書かれた方面のルートは、別山や剱へ向かうトレイル。

我が家は左側の大日方面へと進みます。

 

 

 

分岐を過ぎたあとは、しばらく木道歩き。

まわりにはコバイケイソウが咲き誇っておりました。

 

 

 

 

 

雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰が見えております。

 

 

そういえばロッジ立山連峰のほうは休館してたような。

Webサイトで確認したところ、2017-2018年の雪害などで本館の屋根が抜けてしまい、2019年のGWに本館が取り壊されたんだとか。

たしかに近くで見たとき、基礎だけになってるところがあったもんね。

でもお風呂の棟は残っているので、日帰り入浴だけは受付OKとのことでした。

 

 

 

木道を過ぎると、急に勾配がキツくなってきました。

急斜面なうえに崩れて歩きづらいところもあったりして、下りにまたここを通るかと思ってうんざりしていた記憶。

 

 

am10:51 @2,387m

新室堂乗越に到着です。

 

 

急登にやられてシャリバテ気味だったので、小休止しながらおにぎりをひとつむしゃむしゃ。

10分弱で出発です。

 

 

お天気はそれほど悪くはないものの、お山にはどきそうにないガスがどっしりと。

 

 

 

そんな展望を眺めつつ、新室堂乗越からはこんなかんじののんびりしたトレイルを歩いております。

 

 

 

進んで行くと、剱がチラリと見えてきてテンション上がる我が家。

くっそー、ガスがなければもっと見えるのに!

 

 

 

am11:14 @2,387m

剱をチラチラと眺めながら、室堂乗越を通過。

振り返れば、立山三山が見上げずとも見える位置に。

明日はここを右からずーっと歩いてきて、

 

 

 

別山まで!

スッキリ晴れてくれるとうれしいんだけどな~なんて思いながら歩く道のり。

 

 

 

新室堂乗越から奥大日までは高低差も少ないのでわりとゆるめなのですが、時々ぐっと登るところやこういう岩場を越えていくところがありました。

 

 

 

それ以外はのーんびり♪

いやー、気持ちいい道だわ。

 

 

 

 

 

なんて思っていると、いつのまにやら行く手もガスが。。。

そして足元には雪渓が現れました。

 

 

 

 

 

実はここにくるまでにすでに暑くて汗びっしょりのワタシ。

雪渓のひんやりが気持ち良くって、クールダウンにちょうどいい♪

 

 

 

そういえば道標がたくさんあったのだけど、こういう通行止めのやつがいくつもあったなぁ。

まちがえやすいのか、旧道なのか、なんでしょうね???

 

 

 

 

 

 

 

先がよく見えないので、そろそろか~?と思って歩いていると、トレイルのすぐ脇に池(地糖?)のあるところが。

こういうところって水が循環してないようなかんじなのに、めっちゃキレイなんですよね。不思議。

 

 

 

そうこうしていたら、大日小屋との分岐が現れました。

ここを山頂方面へと進むと、

 

 

 

pm12:39 @2,606m

すぐ脇に奥大日岳!

到着でございます!

 

 

。。。しかし白いね。

ここは展望がいいっていうから楽しみにしてたのに。。。

山と高原地図にも「剱岳大展望!」って書いてあったけど、白しか見えないじゃないか~!

しかもさっきまではなんとかうっすら展望あったのに、直前にガスって真っ白になったっていうね。

 

おにぎり食べながら晴れ待ちしてみたけど、なんの希望も見えてこず。

20分ほど大休止してもどることにしました。

 

 

立山方面もさっきよりガスが広がっていました。

 

 

 

室堂平にもガスが迫っていました。

高原バスの走る立山道路のうねうねっぷりがよく見える。

 

 

 

 

 

 

 

pm2:11

室堂乗越でちょっとだけ小休止。

お花は思ったよりもいろいろと咲いてました。

が、暑くてバテバテだったワタシは優雅に眺める余裕がなくて、さっと撮るのが精いっぱい。

 

 

 

pm2:31 @2,387m

新室堂乗越も通過しましたが、このあとはさっきの嫌な下りを下りて行かねばなりません。

 

 

 

慎重に下りて、木道まで来たらあと一息。

 

 

 

 

 

あぁそうだった。。。この橋もあったわー(´△`)

そろりそろりと進んでなんとかクリアしたら、

 

 

 

pm3:04 @2,263m

テン場にもどってきました!

それにしてもさすが雷鳥沢、タープを張ってる人が多かった!

 

 

 

そして我が家へと。

緑率の高いゾーンだな。

 

 

テン場にもどったら自由時間。

 

 

そしてあっというまに夕方になり、夜ごはんは塩ラーメンを。

トッピングにサラダチキン(ささみ)、ミニ青梗菜、わかめを乗せてみました。

 

 

 

日暮れ前には山のガスが取れてきました。

これはアーベントロートが見えるか?と期待しながら眺めるひととき。

別山▼

 

 

 

真砂岳▼

 

 

 

立山(富士ノ折立、大汝山、雄山)▼

 

 

思ったよりも全然焼けず、これが精いっぱいでした!

 

 

ちなみにその10分後くらいの大日岳方面▼

 

 

そんなところで1日目はこれにておしまい!

。。。と言いたいところなのですが、実はこの夜大迷惑なことがありまして。

 

翌日が早かった我が家は早寝をしたのですが、20時ごろにめちゃくちゃうるさい韓国人パーティーがやってきたのです。

まわりが静かなのに声の音量を抑えることもせず、シュラフマットを電動の空気入れで入れたり(掃除機かと思う騒音!)、しまいには大声出して遠くにいた仲間を呼んだりして!もーうるさすぎる!

いつもはそんなことしないニゴウが業を煮やして注意するも全然意味ないし。
ほかの人も注意してたようだけど意思の疎通がとれず、しまいには管理人さんがやってきて最後通告されてようやく終息したようすでした。
まわりに人がいっぱいいるのに配慮しないってなんなんですかね。
気を遣いたくないならもっと離れたところに行ってくれればいいのに。(それでも声がよく通っちゃうけど)
雷鳥沢のテン場って夜遅くまでうるさいとか、この夏も盗難事件があったりして治安が悪い印象があるのが残念極まりない。
せっかくいいところなのに、もっとお互い居心地良くできないんでしょうかね。
なんだかモヤモヤして眠りについた夜だったのでした。