▲瑞牆山【2,230m】2015.10.15<前篇> | ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。




瑞牆山と言ったら。。。の大ヤスリ岩!


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来年の夏山で行きたいお山を見据えて、岩場慣れをしておこう!と今まで避けていた瑞牆山へ行ってきました。
それなりに場数も踏んできたし、そろそろ大丈夫じゃない?とちょっと余裕こいてたのだけど、やっぱり下山で泣きをみた!
岩場コワイヨー( ;∀;)

なんて半泣きで下山していた瑞牆レポ。
さくっと1話でまとめようと思ったのに、結局写真が多すぎて前後編になってしまいましたが、さっそくはじめていきましょう♪


前日は『道の駅 にらさき』にて車中泊。
こじんまりした駐車場は車中泊でほぼ満車。
大型用の駐車場にも近いのでアイドリング音が心配でしたが、夜中はいなかったのか意外と静かでぐっすり眠れた夜でした。
国道沿いだったのに交通量もすくなかったみたい♪

翌日はそんな道の駅から約50分で、みずがき山荘の100mほど奥にある無料駐車場へ。
思ってたよりも空いていて、2割ほどの埋まり具合だったかな。



ちなみに駐車場内にはトイレはなく、みずがき山荘のとなりにあるトイレ▼を使うのがよろしいかと。


【みずがき山荘横トイレmemo】



使用していないので詳細は不明。
でも無料ではなく、外に料金箱(100円)がありました。



am7:15
それじゃ出発しましょう!
駐車場横にもゲートがあり、こっち?と若干迷いましたが、登山口はみずがき山荘方向へもどったところにあるようです。
気温5℃となかなかのひんやりした空気の中を、車道をてくてくと。


2~3分で、みずがき山荘のところにもどってきました。
この右角のところに登山口があるので、そこからクライムオーンしていくようです。




序盤は道幅広めな樹林帯を、ゆるゆると登っていきます。
しかし陽が当たらないので薄暗いうえに、クマ注意の看板が。。。
だんなさんにうるさいと言われようと、ここは熊鈴鳴らしていきましょう!




しばらく進んでいくと、ようやくしっかりした登りになってきました。
大きめな石や木の根で、ちょいと歩きにくいかんじ。
しかも踏み跡がいくつかあるような場所もあったので、ちょっと慎重になりながらも進んでいきます。




登りはじめから20分。
木の階段を登りきった先で、林道に出合いました。
林道を横切って、ふたたび樹林帯へと入っていきます。




さらに10分ほど進んでいくと、行く先が明るくなってきました!
お、稜線に出るのかしら。



am7:47
予想通り、稜線に出ました!
木々のあいだからは瑞牆山がお目見え♪



 
稜線に出たといっても、あいかわらず樹林帯はつづく。。。
10分ほど登ったところで、またも林道とつながった分岐に出ました。




林道のところには上にある山小屋の人の車が置いてありました。
タイヤがゴツイ~(゚д゚)!




林道との分岐を過ぎたあとは、踏み跡明瞭♪
勾配もそれほどキツくなく、サクサク歩けるゾーンです。




am8:03
水場への分岐にやってきました。
ちょうど先行していたおばちゃんが水汲みに行っていましたが、登山道からちょっと離れたところにありました。
テン泊の人もここに汲みに来るようですね。
豆粒ほどに写ってるおばちゃんがいるところが水場▼




水場からひと登りすると、木のあいだから小屋っぽい建物が見えてきました。




am8:05

『富士見平小屋』到着!



ここの山小屋。
昔ある事件があったので、そういう意味でも来るのに躊躇していたところ。
でも▼にもあるけれど、テン場も陽が射して明るいかんじだし、イメージとは全然ちがう印象でした。
小屋のスタッフの女のコも可愛らしかった♪


【富士見平小屋トイレmemo】




○男女別
○洋式(ボットン)1基のみ
○トレペ・手洗い水なし
○100円





意外とナナメってるけれど、気持ちよさそうな樹林のテントサイト▼




行動食のチョコバットで、しばし休憩♪



どうでもいい情報ですが、このチョコバットって浜松で作ってるんですよね。
以前バイトに行こうか迷ってやめたことを思い出します。


am8:15

さて、そろそろ出発しましょう。
小屋の脇から、また薄暗い樹林帯を進んでいくようです。







このへんは多少のアップダウンはあるものの、ほぼゆるゆるなトレイル。
いや待てよ、ちょっと下るような印象だった気が。。。




途中、木々のあいだからぽっかり見えた瑞牆山♪
さっきは檻の中から見てるようなかんじだったけど、ここからはよく見える!



20分で小川山との分岐を通過です。




そしてここからは、急に勾配のキツい下りに。




大きな石がゴロゴロゴロゴロ。
ストック出すか迷いましたが、ここはトレーニング!と思ってがんばって耐えていたワタシ。



振り返ってみればここはまだ序の口だったのですが、歩いてるときはイヤな汗がじんわりと。
あー、こういうところをサクサク下りてみたい!


am8:43
『天鳥川』の道標のところまでこれば、下りはおしまいε-(´∀`*)ホッ



沢を渡ったさきに、ちょっと広めで平坦なスペースがありました。
休憩するにはもってこいですが、『キャンプ禁止』の看板もしっかり設置。



うん、たしかにここはビバークポイントだもんね。


けっこう下ってきたあとだからまだ樹林帯の中なのだけど、ここは頭上だけぽっかりと空が開けていました。




そんなスペースのすぐ脇には、超巨大な岩が!
でーかーいー!



『縦に割れてる岩は雷が落ちた跡』というのを聞いたことがあるのだけど、これもそうなんでしょうかね。


今日はお天気がいいからそんなことに怯えることもなく、真横にある階段を登っていきます。
人がいるとより岩のデカさが際立ちますな。




ここからは大小さまざまな岩稜帯を、ひたすら登ることになります。






さっそく現れる鎖場。
そういえばこういう鎖場ってひさしぶり!



岩稜帯は大の苦手なワタシですが、実は鎖場はそこまでではなく。
まぁたしかにおっかなびっくりではありますが(笑)、進退窮まることもなく割とスムーズにクリア♪


▼で階段上ってるおっちゃんたちと、抜きつ抜かれつを繰り返し。




だんだんとキツくなる勾配に、紅葉を愛でながらときおり立ち休憩を。




そういえばこのケルンのあった先から、さらに勾配がキツくなってった記憶が。。。
そうとも知らない我々は、ただひたすらに伸びているトレイルを登っていくのみなのですが。






つづいて現れた鎖場も、それなりにスムーズにクリア♪




だんなさんは言うまでもなく、ちょちょいのちょいってな具合でしたけどね(´ε` )







ガレ場をひたすら登っていくと、またしても巨岩が現れました!


そこからさらに登ること10分。


am9:40
大ヤスリ岩の登場ですヽ(´ー`)ノ
下から見るとよけいにでっかーーーい!




そんな大ヤスリ岩を横目に、鎖場をよじよじ。




このへんは▼を見ればわかるように、勾配がきつーーーーい!



こっちからもあっちからも登れそうなところはあるのだけど、ルートを見誤ると段差がものすごくキツイところだったりして、なかなか難儀するようなところがつづきます。


木の根もすごいし!
こりゃ下山のときは、気をつけないと足ひっかけて滑落しちゃうんじゃ(((゚Д゚)))




下りのことを考えて憂鬱になっているところに、だんだんガスが沸いてきて、さらなる暗雲が。。。
こんなにがんばって登ってるのに、山頂でなんにも見えないなんて悲しすぎるよ?!



am10:04
弘法岩・黒森分岐を通過~。




分岐からすぐのところに、なんとも挑戦的な鎖のぶら下がっている岩々が現れました。
直登するのと左から回り込むのとで、ルートがふたつあるようです。




写真で見ると直登のが楽そうですが、ワタシはなぜか左から。。。
ゆえにこんな恐々な姿を激写されておりました。
ひーん、ここの鎖場が一番コワかったよー。゚(゚´Д`゚)゚。



。。。そうだよね、だって濡れてるしね。


鎖場が終わったあとも、ワタシの苦手なハシゴが登場。。。



たしかこのハシゴ、接続箇所が外れてガクガクしてたような( ̄Д ̄;;
なるべくがっしり持たないように、コワくないコワくない。。。


最後にひと登りして、



am10:09
瑞牆山山頂!



登りだけでもやっぱりコワかったー!
何度もヒヤヒヤしちゃったし(´;ω;`)
こんなんで下山も無事に下りれるか?!

後篇へつづく~。