オリンピック終わりました。
この状況では日本でしか行い得なかったのではと思います。
楽しませてもらいました。選手、関係者のご苦労に感謝です
そんなちょっとロスで巣籠りなお盆休み序盤、
シリーズ2作目第1話で見切りをつけてしまったドラマ「パンドラ」、
本屋さんで暇つぶし中、手に取ったものの『家康さんはいいとして、秀吉、信長と来て、坂本龍馬まで来てはもう字面だけでお腹いっぱい』とページを繰ることさえしなかった「もしも徳川家康が総理大臣になったら」、
それぞれブログ記事で認識を改め、偶然同時に手に入ったので、交互に観て・読んでしてました。
家康内閣の顔ぶれを見て、『確かにJINで内野聖陽さんが演じたような坂本龍馬が官房長官じゃないとまとまらないなぁ』と思った所に・・・
「パンドラⅢ」では内野聖陽さんの官房長官が主役の一人
そして両作とも面白いし、日本の根本問題に迫る名作でした
食わず嫌いで終わらずに済むどころか、また良い巡り合わせになりました。感謝!
(以下ネタバレ含みます。そして長いですw)
家康内閣を改めて書き起こします。(2人目は副大臣)
総理 徳川家康
官房長官 坂本龍馬
経産 織田信長 大久保利通
財務 豊臣秀吉 石田三成
厚労 徳川綱吉 緒方洪庵
農水 徳川吉宗
外務 足利義満
総務 北条政子
法務 藤原頼長 江藤新平
防衛 北条時宗
文部 菅原道真 福沢諭吉
領土担当 楠木正成
IT担当 平賀源内
最初手に取った時に副・担当大臣まで見ていたらその時買ってました(笑)
なかなかの私好みでした。
お陰で緒方洪庵と楠木正成がどちらも武田鉄矢さんのイメージになり困りましたが
(豊臣秀吉は名古屋弁丸出しのハゲネズミとの描かれ方でしたので重ならなかったのは幸いでした(笑))
最初に一同そろった所で史実の因縁が語られます。
北条を倒した楠木、足利を倒した織田、その息子をあるいは自害に追い込み、あるいは臣下にした豊臣、その腹心の石田を合戦で破り、その息子を自害に追い込んだ徳川、その世を終わらせることに加担した坂本、大久保と江藤の対立・・・・・
思わずニヤリとする場面が多々ありました
ただ、桔梗紋に注目させたのなら坂本龍馬の明智氏末裔説を絡めて欲しいと思ったのです。
この場面ではスルーでしたが、終盤の謎に絡めて来ました
そして、現世の主要人物の女性キャスターとの関係が上手かったですね
おりょうさんの楢崎の可能性を序盤で消しておいて、終盤で千葉
「西村理沙」の名前から何かつながりが隠れているのはと考えたのですが、思い当たりらず関係なしと思ってしまってました。剣道で全国優勝の方にあったとは。まさに気持ち良く一本取られました
史実の記述も良かったです。
特に、徳川綱吉の名君ぶりと後世の対抗勢力によるネガティブキャンペーン。
私ら世代は義務教育で「犬公方」でそのまま教えられたのですから、正しく評価されるのに約300年もかかった訳です。”後世の評価”と言いますが難しいものです。後世の価値観も変わっていきますし。
そして、綱吉治世の勘定奉行・荻原重秀、初めて知りました。
まだまだ知らない歴史上の重要人物が居ます。
この作品の良い所は目先のコロナ対応で終わらない所です。第二部では日本の問題点を更に指摘します。特に、メディアでは批判に晒されることはない”国民”へ。
特に坂本龍馬の口を借りて述べられる2ヶ所を
ちぃとばかり・・・都合が良すぎる気がするのぅ
不安とは、何もせんもんがかかる病じゃ
とっても楽しくて、良い歴史エンタメでした
これだけの歴史上の人物が揃うと、北条政子の名演説(来年の大河の見所の1つです)とかまだまだ書きたいことがありますが、これぐらいにして、「パンドラⅢ」最終話観よう