韓国に行く前日、久々に元夫にショートメールを送りました。
「元気?」と。
連休や長期休暇になるといつも淋しくなります。
家族3人で旅行や帰省、長距離ドライブなど、楽しい思い出がいっぱいだから。
さわやかな気候のゴールデンウイークは特に。
企画するのはいつも元夫で、
任せておけば楽しいイベントや美味しいレストラン、素敵な宿が手配された。
空港で飛行機の離発着をのんびり眺めたり、
近くの公園でキャッチボールをしたりという地味なイベントもほのぼの楽しかった。
息子との初めての海外旅行を前にしてそんなことを思い出し、
元夫に申し訳ないような気もして、お土産を買ってこようかと考えながら「元気?」と。
そしたら、返信は何と
「まあまあや」
「婚約した」
どひゃ~~
上記のような気持ちで連絡した私に「婚約した」ですぜ(笑)
ドラマか?
私「え~おめでとう!。でもだまされてない?大丈夫なの?」
元夫「僕の方がだましてるんや」
「だまされる」とは、頭のイカれた元夫が離婚直前に次々と国際ロマンス詐欺の魔手にかかり、
私がモグラたたきのごとく潰していった過去があるから。
私「どうやって知り合ったの?」
元夫「〇〇さんの紹介でお見合いした」
〇〇さんとは、元夫(バツ2)が最初の独身時代から面倒みてもらってるお見合い斡旋婆。
私は以前からその人に(およそ筋違いな)憤りを感じています。
端的に言うなら、
元夫のことなんか実はちっとも考えてなくて
斡旋婆としての実績づくりのことで頭が一杯なんじゃないの?という憤り。
彼の障害についてちゃんと理解していれば
誰かに結婚相手として紹介などできないはずで、
彼に障害のことを口止めして引き会わせ、
魂胆がバレて「介護のための結婚をするつもりはない」とキレさせたことも。
頭がイカれてるがゆえにそんな婆に振り回される元夫を気の毒に思う。
元夫「〇〇さんの紹介でお見合いした」からのやり取りの続きです。
私「そうなの。じゃあまともな人だね。よかった」
(内心:ということはまた障害のことは内緒だね。
だから頭がイカれてるあなたが『婚約した』と妄想するような状況にあるわけね)
私「いつ結婚するの?何やってる人? 何歳?」←実は一つずつ分けて聞いた。
でないと読みとばして全部に答えてくれないから。
元夫「秋やな。ピアノの先生。51歳」←実際は一つずつ返信。
斡旋婆は音大出で、斡旋するのはそちら系の(元)お嬢様がほとんど。
私「いつ知り合ったの?」
元夫「去年の5月」
え…そんなに前ってことは…やっぱ妄想だわ。
去年の6月にも「年内に再婚するから戸建ての家を探している」と言ってたんです。
私「その人、去年一緒にUSJに行った人?」
…返信なし。
しばらくして再度同じ質問を投げてもスルー。
どうも、USJについては触れられたくない傷が残ってるらしい(笑)。
これまでの見合い相手が一体何人いるのか、
ここまでに私が引用したエピソードの人が全部同じなのか違うのか、
本人は恐らく隠すつもりもなく、自分でもよくわからなくなっているのだと推測。
いずれにしても、彼の「婚約」相手はこの地球上には実在せず、
「秋の結婚」は永遠にないー。そう確信しています。
「婚約した」に最初はちょっとドキっとしたけど、
すぐに「ほんとのことなら、心から安堵して喜ぶべきことだわ」と思い直したんです。
息子が近い将来にこんなアホおやじを背負わなくていいから。
息子の人生をダメにさせないために私が代わって担ぐ必要もない。
でも、そのことを強く考えるほどに、
「こんなのとわざわざ一緒になる人なんているわけない」と思い至る。
これから結婚しようって人が、
息子に足の裏の消毒をすすめるようなゴミための部屋に住んでるわけがない。
「私を縛って」系のエロDVDを通販で注文して、
宛名を間違えてわが子に送りつけるようなこともしない。
まともに歩けないような足になるまでぐうたら過ごすわけがない。
国際ロマンス詐欺の時と同じように「愛し合ってる」「結婚する」っていう妄想に陥ってるんだな。
かつて愛した人が「またフラれたかぁ」と傷つくことなく、
こんな時こそイカれた頭を生かして
何事もなかったかのように「次行ってみよ~」のノリで通り過ぎてほしい。
そんなことを考えつつ、ショートメッセージのやり取りでは
「明日から韓国に行くからお土産買ってこようと思ったんだけど
フィアンセの方に嫉妬させるとまずいからやめとくね」
(内心:こんなエロおやじに土産代100円だって使いたくないわ)
「婚約して今秋結婚するらしい」と息子が知ったら
私とは違う心の波風で、もっと嫌な、そして辛い気持ちになるだろうから黙っておくことにした。
いつもならこの手の話は互いにシェアして
「ほんと馬鹿のクズだよね」とディスり合うんだけど。
元夫は息子には絶対言わないと確信してるから、今に至るまで息子は何も知らない。
私もあんなアホのことはすっかり忘れ、
そして「息子が背負うかも」問題もしばし頭から追いやり
”2人家族”の楽しく忘れられない旅をしました。
韓国から戻った空港で元夫から
「韓国はカオルも一緒か?」とのメッセージ。
旅行中、息子が「おやじから何度かLINEが来てる」と言いつつスルーしてたせいでしょう。
(ゴールデンウイークに子どもを1人にして自分だけで旅行行くわけないっしょ。
女狂いのエロおやじじゃあるまいし)と思いつつ
私「そうだよ。今帰って来た。
韓国、すごく楽しくて美味しかったから新しい奥様と一緒にぜひ行ってください」
元夫「はい。ありがとう」だって。
ば~~か!!