今日、夫の元同僚(後輩)から電話があった。

「父親が脳出血で入院している。

転院先のリハビリ病院を検討したく、アドバイスが欲しい」とのこと。

夫がリハビリ病院の個室に入院していた時にお見舞いに来てくれことがあり、

「とてもきれいで快適そうだったから、

あそこも候補に入れているんです」と言われ、

夫がえらそーに

「あそこはいろんなリハビリ機器や施設もそろっているし、おススメだよ」と。

そのいろんな機器や施設をほとんど活用せず、

きれいな部屋で寝転がってスマホばかりいじってたあんたが言うな!と恥ずかしくなり、

電話を代わってもらい(私も夫と一緒にその方と2、3回飲みにいったことがある)

いろいろ説明してあげた。

 

 

 

夫は発症後、その後輩とは1回しか会ってないはずなので、

まず、「夫がいろいろ言っても基本的に信用しないでください。

障害のせいもあって適当なことばかり言うし、

自分がいた病院、受けたリハビリのことを

客観的に評価することなんて無理なので」と説明しておいた。

他のことなら夫とその友人のことに余計な口は挟まず知らん顔するけど、

大事なご家族の心身に関わる重要なことだけに、

無責任な情報を信じて参考にされたらまずいと思った。

 

夫の病院について「きれいな病院」という印象が強いようなので、

夫の場合は

きれいでしかも個室に入ってしまったがゆえに

部屋にこもって肝心なリハビリはさぼってばかりだった、

周りと遮断された快適すぎる部屋よりも、

個室にしろ大部屋にしろ、

他の患者がリハビリを頑張っている雰囲気が伝わってくるような、

開放性の高い構造の方が回復にはいい影響を及ぼす場合もあると思う、と説明。

 

その病院ともう一つを見学し、

医者との距離感やスタッフの親身さが結構違っていたこと、

(選ばなかったもう一つの方が、実は好感が持てた)

うちの場合はインフルエンザの流行期に入るタイミングで、

もう一つの病院は小学生以下の子どもの立ち入りは一切禁止というのがネックになり

「きれいな病院」を選択したことも伝えた。

 

「お父さんの性格や家族の要望、

何よりも、

職場復帰をめざすとか、すでにリタイアしていて日常生活の不便さえなくせばいいとか、

本人の年齢や状況にもよるし、

さまざまな基準がある中で

どれの優先順位を上げるのか明確にしたうえで

病院のケースワーカーに相談するといい」と、

まあ私もえらそうなこと言っちゃったわけだけど。

実際に、ケースワーカーから提示された5件の中から2つに絞って見学に行き、

スタッフと面談もしたうえで最終決定したのは夫ではなく私だし、

実際の入院生活を見ていていろいろ思うところもあったので、

まあ多少は参考にしてもらえるかなと。

 

最後に夫に電話を戻したら、

また、へらへらと「とにかくあの病院はおススメだよ。

看護師も素敵な女性が多いから、

●●君(後輩の名前)もお見舞いに行くのが楽しくなると思うよ」と

くだらなすぎることを言っていた。

●●君には、「私でお役に立つことがあればまた何でも聞いて」と言っておいたし、

まあ、真面目でまともな人だから

夫のアホな「アドバイス」に惑わされることもないでしょう。

 

夫が休日用のカジュアルなシャツを欲しがっていたので、

紳士服の量販店で値下げになっていたものを買ってきた。

シャツを買ったら、ボタンの掛け違えを防止するため、

その日のうちに、お約束の「赤い糸で×印付け」。ふぅ、面倒だなぁ。