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【報告】経産省前テントひろば撤去反対緊急抗議集会

1月27日

経産省前テントひろば撤去反対緊急抗議大集会



格差と戦争にNO!

【報告】2012年反対同盟旗開き

1月15日、三里塚芝山連合空港反対同盟の旗開きが横堀農業研修センターで行われた。

旗開きでは、三里塚闘争勝利に向けて乾杯が行われた。

あいさつした柳川秀夫さん(三里塚芝山連合空港反対同盟世話人)は「年は明けたが、あまりめでたくない。同盟的には裁判があり、昨年は負けたが、引き続き裁判でたたかっていく。空港を造る側はさらに空港を大きくしようとやっている。永遠と闘いが続くしかない。
 昨年起きた問題の原因には消費を目的とした社会活動があり、空港を巨大化しようとする空港問題と同じ。それを変えていくことが三里塚空港問題から見えてきた課題だ。
 みんな年をとったが、年を取れば取るほど、自分の経験を次の時代につなげるためにがんばらなければならない。
 三里塚でも土壌の放射能汚染を測定したが、山で数値が高いところで1100ベクレル、畑は160~200ベクレル。空港北側の駒井野の高速の落ち葉を払ったところでは8000ベクレルを超えた。常日頃、放射能の問題を考えている」

平野靖識さん(三里塚物産)は「冬は北風で、非常な低空で2分弱の間隔で次々と航空機が降りてくる。騒音がうるさい。三十万回になればどうなるのか。福島原発事故で三里塚物産も売り上げが落ちて、9~11月は前年の65%の売り上げ。農家に聞くともっと落ちている。三里塚から脱原発を発信していかないといけない」
 清井礼司弁護士は「去年は結果として一坪共有地と団結小屋の裁判に負けたが、今年は控訴審を奮闘しようと思っている。空港会社に名義を売らなかった人が多かったから、裁判を闘うことができた。遠ざかっていた人との距離を縮めることができた。距離は遠ざかっていても心は三里塚にあるという信頼関係の上に裁判闘争をやりつつ、三里塚に呼び戻す活動と結びつける。
 昔、三里塚の地下壕はベトナムに通じるといったが、原発、反戦、食ということを絡めてやっていきたい。新しい課題に取り組むとき、加齢は関係ない。今年一年、三里塚を楽しく闘っていきたい」
 そして、一坪共有地裁判と横堀・団結小屋裁判の控訴審への協力を呼びかけた。

続いて、高見圭司さん、管制塔の中川憲一さんなどが発言。

中川さんは「26年前の1月15日に甲府刑務所を出所した。空港廃港のために何でもするという思いは変わっていない」

 続・木の根物語プロジェクトの山脇さんは木の根ペンションの電気自給計画の呼びかけを行った。

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原勲さんの墓


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続いて、横堀大鉄塔へ。鉄塔へ行く途中の道は誘導路の改修のためか、迂回して去年付け替えられ、機動隊バスが通れる大きさのトンネルの長さも倍以上になった。
 原勲さんの墓に線香を供え、金城実さんの戦う農民像が立つ鉄塔中段から共有地など現地の状況を確認した。

【紹介】1/29「日本版『緑の党』を考える」(座標塾・京都)

<<グローカル座標塾 京都出張講座のご案内>>

<テーマ> 日本版『緑の党」を考える


第1部 日本版「緑の党」―なぜ必要? どう作る?
〈講師〉宮部 彰さん(「みどりの未来」副運営委員長) 
http://www.greens.gr.jp/


第2部 《自由討論》私はこう考える
脱原発/反格差/女性の立場、などから(発言歓迎)

(終了後、交流会を予定しています)


◇とき 2012年1月29日(日)午後2時~4時

◇ところ 喫茶うずら(黄色いビルの1F)
     京都市伏見区深草西浦町6-31
     電話 075-642-8876
     アクセス 京阪「藤森駅」下車 徒歩10分
     地図 
http://mamoru.fool.jp/blog/uzura.jpg

◇受講料 1,000円(コーヒー付き)

【主催/連絡先】京都工人社
        京都市伏見区納所星柳17-2 セントラルハイツ淀607 五十嵐気付
       電話・FAX 075-632-1389
       mamorukun@nike.eonet.ne.jp


チラシのPDFは下記に。
<案内状> http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/info/2012-zahyo-kyoto-2.pdf
<チラシ> http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/info/2012-zahyo-kyoto.pdf


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グローカル座標塾 京都出張講座のご案内


 みなさま、新しい年をどのようにお迎えでしょうか。
 前年との継続感が強いのは、福島原発の事故が収束せず、政治が人々の暮らしから一層遊離する方向に向かっている感覚があるからでしょうか。
 さて、下記にもありますように、今月の下旬に「日本版『緑の党』を考える」という集まりをもつことになりました。フクシマ事故以来、脱原発の方向にいち早く舵を切ったドイツが注目され、中でも政策転換を一貫して主導した「緑の党」への関心が高まっています。
 しかし「緑の党」への関心が多くの人たちに共有されながらも、その歴史や役割、日本での可能性などについて、オープンな場で検討し討論する機会は、京都ではありませんでした。
 そこで、本年夏に日本版「緑の党」を立ち上げようと準備をしている「みどりの未来」の副運営委員長、宮部彰さんをまねき、日本版「緑の党」について話していただくことにしました。
 話の後には、脱原発や反格差、あるいは女性の立場などから、日本版「緑の党」についてどう考えるのか、忌憚のないご意見を伺い、自由に討論したいと思います。 京都市長選、若狭の原発の再稼働を止める運動、そして、原発震災一年目を期した大集会の準備などでご多忙の時期とは思いますが、ぜひ御参加下さいますようお願い申しあげます。
2012年 正月

【宮部 彰】(みやべ・あきら)1953年、山口県生まれ。九州大(工)、熊本大(医)中退。学生時代から三里塚闘争などに参加。90年代以降「市民派・みどり派の政治勢力」作りに尽力。現在「みどりの未来」副運営委員長、「自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ蒼生」代表。著書に『市民派候補のための選挙必勝マニュアル』など。