格差と戦争にNO! -206ページ目

大阪府警による弾圧を許すな!

今年2月5日の行政代執行による長居公園野宿者強制排除に続き、今度は天皇出席の開会式前日に「微罪」での礼状逮捕弾圧がありました。
排除と弾圧と動員の上に成り立つ大規模イベントの政治性があらためて問い直されなければならないでしょう。
この露骨な政治的弾圧に抗議を!

(以下、転送歓迎)


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大阪府警による弾圧を許すな!
N君を今すぐ返せ!

大阪府警によるまたしてもとんでもない弾圧が起こりました。
8月24日午後1時ごろ釜パトのメンバーであるN君のアルバイト先や別のメンバー宅ともう1ヵ所が家宅捜査され、N君は逮捕されてしまいました。
逮捕理由は「道路運送車両法違反」という耳慣れない法律ですが、要するにN君が大阪市内では使用してはならないディーゼル車を昨年中に市内で運転したということです。しかしN君はこの車両を半年以上使っていません。
驚くべきことに、このような事例で逮捕されたのは日本で始めてということです。なぜそうまでして大阪府警はN君を逮捕する必要があったのか。

それはN君が長居公園の強制排除や住民票の強制削除など日雇・野宿労働者への攻撃に対しての抵抗を先頭で闘っていたからであり、だからこそ大阪府警は世界陸上開会式前日にN君をこのような「微罪」で逮捕したのです。
これは世界陸上開会式への抗議の声を圧殺しようとする予防拘禁に他なりません。私たちはこのような大阪府警の弾圧を絶対に許しません。

知っての通り、今年の2月5日大阪市はN君ら長居公園で生活していた野宿の仲間のテントや小屋を強制撤去しました。それは5000筆を越える強制撤去反対署名を無視し、ヤラセで「排除を求める地域の声」をつくりだし、多額の税金を投入して、野宿の仲間たちの要求や質問に何一つ答えることなく強行されたのでした。
なぜこのような暴挙を強行したのか、その理由は明らかに天皇出席の世界陸上のためです。
野宿者の強制排除と天皇制や国際的なイベントは決して無関係ではありません。これまで天皇や皇族が出席する式典のために、そして「国威」の発揚が迫られるオリンピックなど国際的なイベントのたびに、目障りとされた野宿者はまさに
「ゴミ」のように排除されてきました。昨年のうつぼ公園の代執行であり(世界バラ会議)、2005年名古屋白川公園の代執行であり(愛知万博)、長居公園でも97年なみはや国体、2002年サッカーW杯の時にも野宿者排除の嵐が吹き荒れました。
また大阪市は日雇・野宿労働者2088名もの住民票を強制削除し、高齢日雇労働者や野宿者の失対事業である「高齢者特別就労事業」(年間約3億円)を「予算がない」という理由で削減する計画を進めています。一方で世界陸上には40億もの税金を投入しながら!
大阪市は天皇出席の世界陸上を利用して「環境美化」「公園整備」の名目で野宿の仲間を排除し、仲間の生きる条件を次々と奪おうとしています。そしてその動きに呼応するかのように警察はN君を「微罪」で逮捕し、世界陸上開会式への抗議の声を圧殺しようとしたのです。今どきこんな無茶な手法を使って!

うつぼ・大阪城公園、長居公園の強制撤去、昨年の9・27弾圧(反排除を闘う5名の仲間の逮捕。今年8月9日には全員が執行猶予で釈放)、住民票の強制削除、特別就労事業削減計画、司法・行政が一体となって貧困者の生きる条件を次々に奪おうとしているのです。
貧困者への戦争、棄民化政策とも言える状況の中で行われる世界陸上、そして今回の弾圧を私たちは絶対に許せません。
ぜひとも多くの皆様が私たちと共に抗議の声をあげていただくように心から訴えたいと思います。

野宿者排除の世界陸上弾劾!
大阪府警はN君をすぐに返せ!
弾圧粉砕!闘争勝利!

釜ヶ崎パトロールの会
kamapat
infoseek.jp

大阪府警に抗議の声を!
大阪府警察本部
540-8540 大阪市中央区大手前三丁目111
TEL06-6943-1234

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(追記)

なお、逮捕されて二泊三日の昨日27日、N君に拘留延長がつきました。
まったく必然性のない不当な逮捕礼状と家宅捜査礼状を出し、拘留延長まで許可した裁判所も大阪府警と同罪だ。許せない。

大阪府警HP
http://www.police.pref.osaka.jp/
より、「ご意見・ご要望」の送信フォームから送ることが出来ます。




国家による「慰霊・追悼」に反対する8.15デモ・集会

「美しい国」の「美しい死者」はいらない
--国家による「慰霊・追悼」に反対する8.15集会とデモ








62年目の日本の敗戦記念日の8月15日、「美しい国」の「美しい死者」はいらない--国家による「慰霊・追悼」に反対する8.15集会とデモが都内で行われた。反天皇制・反靖国を闘う団体による実行委員会が主催した
 15日午後、150人の仲間が閣僚や国会議員らによる参拝が強行された靖国神社へ向けデモ。

 デモ隊に右翼が殴りかかってくるなど天皇主義右翼・警察による妨害を許さず、九段交差点前を通るデモを行い、靖国神社に抗議の声をたたきつけた。

 デモ後の屋内集会では、彦坂諦さん(作家)、東琢磨さん(音楽評論)が講演した。






「8・15」を問い続ける京都集会

第28回「8・15」を問い続ける京都集会
「安倍政権の行方と日本の歴史認識」

安倍が掲げた『戦後レジームからの脱却』路線の下、教育基本法の改悪、憲法改悪の為の国民投票法の制定と、着々と(と、いうより短期政権を見越しているのか、大慌てで)憲法改悪への地ならしが進められている。
そうした、末期的症状をきたす「日本」の現状を憂いつつ、今年の「8・15」集会は、一橋大学の鵜飼哲さんを招いて、「戦争する・美しい国」日本の現在を、戦争責任・戦後責任を絡めながら論じてもらい、憲法改悪阻止運動への新たな視座を提起できればと考える。

講師:鵜飼哲(うかい さとし)さん
一橋大学教員・「インパクション」編集委員
時:2007年8月15日(水)14時00分~
所:洛陽教会
主催:京都「天皇制を問う」講座実行委員会