撤退前夜!派兵をとめろ9.11&10.8デモンストレーションへ
【日時】
第1弾●9月11日(火)6:30pm集合、7:30pmデモ出発
第2弾●10月8日(月・休)2:00pm集合、3:00pmデモ出発
【場所】
両日とも三条河川敷(地下鉄「京阪三条」駅または京阪「三条」駅下車徒歩1分、三条大橋の下)
【主催】
反戦と生活のための表現解放行動 http://d.hatena.ne.jp/posada/
【呼びかけ】
去る7月29日の参議院選挙において、自民党は大敗し民主党が躍進した。参院での与野党比率は逆転し、数の力にものを言わせて、えげつない法案を議論もせずに強行採決で成立させていく政府与党の手法にようやくストップがかけられるようになったのだ。
今秋の臨時国会で、政府与党は、なんとしてもアフガニスタンへの自衛隊出兵を継続するため、その法的根拠にあたる時限立法=テロ対策特措法の一年延長法案を提出するであろう。それにたいして民主党は現在のところ反対を表明している。衆議院で可決されたが参院で否決された法案は、もう一度衆院に戻し三分の二以上の再可決で成立に持ち込むことか、または、参議院で議決されず、時間切れ廃案になるということもありえる。とはいえ、民主党がこのまま反対を続けると期待してはならない。私たちが撤退への社会的な意思をつくりだすことではじめて、民主党はそれを与野党対立の争点にするのである。
9.11の報復として開始されたアメリカの「テロとの戦い」は、アフガニスタンの人々のうえに大量の爆弾を落とし続けているが、結局のところ何一つ問題を解決できておらず、これからもできないだろう。それにもかかわらず、海上自衛隊は今もインド洋で米軍のための「無料のガソリンスタンド」として戦争に参加しつづけているのである。このような米政府がおしすすめる「テロとの戦い」を、あくまでも支持/参戦していくという日本の戦争政策を、改めさせるチャンスである。海外へと進撃していった自衛隊を、世論の力で撤退させることが本当にできそうな、はじめての機会ではないだろうか?――――風が少しずつ吹きはじめている。戦争からの自由!
私たちは日本の戦争政策をとめるために、さらに追い討ちをかけなければならない。世界中の戦争被害者たちのうめき声が、当然の帰結としてそれを求めており、私たちを突き動かしてやまない。私たちは運動を盛り上げ、反戦世論の高揚を目指し、キャンペーンをはることにした。まずみなさんに呼びかけたいのが二回のデモンストレーションへの参加である。9月11日、そして10月8日は米英軍によるアフガン空爆開始の日からそれぞれ六ヶ年という日である。他にも11月1日までのあいだ、さまざまなアクションをおこすことを提起したい。一人一人の工夫と行動を持ち寄って、自衛隊撤退を実現しよう!
共に声をあげ戦争を終わらせよう!撤退前夜!みんな集まれ~!!
国家による「慰霊・追悼」に反対する8.15集会とデモへ参加を!
「美しい国」の「美しい死者」はいらない
--国家による「慰霊・追悼」に反対する8.15集会とデモ
【デモ】
日時:8月15日(水)14時集合
場所:西神田公園(JR「水道橋」駅/地下鉄「神保町」駅)
【集会】
講師●彦坂諦(作家)●東琢磨(音楽評論)
日時:8月15日(水)18時開場
場所:千駄ヶ谷区民会館(JR「原宿」駅8分)
*資料代500円
主催●「美しい国」の「美しい死者」はいらない8.15集会実行委員会
よびかけ●アジア連帯講座/国連・憲法問題研究会/昭和天皇記念館廃館準備委員会/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/靖国解体企画/連帯社/労働運動活動者評議会●連絡先●090-3438-0263
【呼びかけ文】
◆安倍政権下での参戦国家化は、かつての軍国主義日本によるアジア太平洋地域への侵略・植民地支配の過去を肯定し、歴史事実を改ざん、歪曲することともに進められています。アメリカ議会での決議をめぐってクローズアップされた、いわゆる「従軍慰安婦」の問題をめぐって、日本軍による強制連行を否定する安倍は、謝るべき相手である当の被害女性らの訴えには一顧だにしないにもかかわらず、無関係なブッシュ米大統領に向かっては、欺瞞的に「謝罪」の形だけを示して見せました。アメリカの顔色をうかがいながら進められる、こうした歴史の改ざん、歪曲は、靖国神社をめぐっても同様に展開されています。
◆この間、元宮内庁長官や元侍従の日記の存在が報じられ、昭和天皇裕仁がA級戦犯の靖国神社への合祀に「不快感」を抱いていたとのキャンペーンが改めて張られています。そこでは、裕仁は「平和主義者」だったということになっています。しかし、こうしたキャンペーンは、靖国神社が天皇の神社であったという歴然たる事実を完全に覆い隠しているのです。
安倍政権は、戦後の天皇制国家日本がウラの顔として抱き続けてきた神権天皇制の内実を、公然とオモテの顔として復権、浮上させようとしています。安倍が靖国神社へ「真榊(まさかき)」を奉納していたことも明らかになりました。
◆一方で、毎年8月15日には全国戦没者追悼式が行われます。天皇、皇后が出席する「最重要行事」としてのこの式典は、国家のために殉じることを国家として顕彰、称揚し、結果的に後に続けと民衆に対して命じるイデオロギー装置であり、この点では、靖国神社と共通した舞台装置といえます。安倍が靖国を参拝しようがしまいが、国家が民衆の死に意味を与える、そうした政治がこの8月15日を中心に繰り返されることに違いはありません。
◆現在進行形で進む戦後象徴天皇制の再編強化と日本国家の参戦国家化に、いかに対抗していくのか、その方策を、今回の8.15行動に取り組む中で、ともに考えていきたいと思います。ぜひ多くの方の参加を訴えます。