【報告】4・12三里塚①~東峰現地行動
【報告】
4・12三里塚①~東峰現地行動
10月平行滑走路供用を許すな!
東峰住民の追い出しをやめろ!一坪共有地を堅持しよう!三里塚・東峰現地行動
4月10日、国土交通省・成田空港会社は3月23日のフェデラル・エクスプレス貨物機炎上死亡事故を利用して、来年3月の予定だった北伸B滑走路の供用開始を、今年10月に半年前倒し方針であることを明らかにした。5月にも工事を終え、7月に新誘導路、10月に北伸平行滑走路の供用を繰り上げる計画だ。
4月12日、「東峰住民の追い出しをやめろ!一坪共有地を堅持しよう!三里塚・東峰現地行動」が行われた。主催は三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会。
東峰共同出荷場での集会では、山崎さんが現地報告。
続いて、東峰部落の石井紀子さんが発言。
「10日朝の報道の後、空港会社専務が用地部職員を連れてやってきて、『出ちゃったが、決まったことではありません』と言った。そういいながら、『工事は順調に進んだので』と言っていた。事故という人の不幸に付け込んでいる。
十余三の畑に通っていると、工事がどんどん進んでいる。しかし、供用が三月から十月になるといわれてもぴんとこない。何ができてもここで生活してきた」
そして、出荷場を活用するための「東峰くらぶ」を提案。「東峰くらぶでは『東峰出荷場でごはんを食べる会』を立ち上げ、毎月第一土・日に出荷場で開く。ここに人が集う機会を。せっかく東峰に来てデモだけではもったいない」と参加を呼びかけた。
関西の渡辺さん、管制塔の中路さんの発言。大地共有委員会ニュースレターを見て参加したという共有者は「空港会社の手紙で共有者であることを思い出した頼りない共有者だが、意思は売り渡さない」と発言した。
らっきょう工場の平野さんは「3月の事故で空港会社は規則を破って、二分半・三分おきに離発着していた。気象条件が悪い時は空港を閉鎖すべきだ」
集会後、デモへ。北伸工事でジャンボ機運航が可能となるように、東峰の森の半分を破壊して新誘導路が東峰部落の東側に作られ、地区は完全に空港施設で取り囲まれている。大きく地形が変わった中を開拓道路までデモした。